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MH-001 / 梅花易数

八卦から六十四卦を組む

コンテンツ版 · · 資料・出典

上下を替えると、卦も変わります

否と泰の上下卦を手で確かめながら、八卦の組合せと取数表を学びます。図形、起卦の手順、解釈を分けて読むための入門です。

要点を先に約6分で読めます

一爻は陰陽の二形式、三爻では八通り、上下に二つ選ぶと六十四通りになります。否と泰は、同じ乾坤でも位置が違えば別の卦になる例です。四枠の組合せと16・17の余りを使い、卦画・取数・解釈の作業を分けて学びます。

  • 三位置に陰陽二択があるので八卦になります。上卦と下卦を独立に選ぶと、順序を含む六十四通りの組合せになります。
  • 初爻は最下部、下卦は初から三爻、上卦は四から上爻です。乾上坤下が否、坤上乾下が泰になります。
  • 乾一から坤八は取数の対応表で、六十四卦の篇順ではありません。16は坤、17は乾で、各々一つの三爻卦を求めます。
八卦から六十四卦を組む

卦を読む前に、上下を入れ替えてみます

上に三本の陽爻、下に三本の陰爻を置くと天地否になります。反対に、上を陰爻三本、下を陽爻三本にすると地天泰です。使った材料は乾と坤の二つで変わりません。それでも別の卦になるのは、上卦と下卦の位置が構造の一部だからです。梅花易数の入門では、このように自分で確かめられるところから始められます。

爻の番号は下から上へ数えます。最下段が初爻です。否では下卦が坤なので初爻は陰、泰では下卦が乾なので初爻は陽になります。画面を上から眺める順序と、爻位の番号を混同しないようにします。この練習では日時も出生情報も使いません。

乾を上、坤を下に置くと天地否、上下を交換すると地天泰になります。爻位は両方とも下から一〜六です元の図を開いて拡大する

BaZiFlowの学習図です。否と泰の上下卦を比較するもので、個人の占問結果ではありません。

四〜六爻:上卦卦画の上半分一〜三爻:下卦初爻は一番下

四〜六爻:上卦

卦画の上半分

一〜三爻:下卦

初爻は一番下

上卦は四〜六爻、下卦は一〜三爻で、画面を見る順に左右されません。

三爻の八通りと六爻の六十四通り

陽爻は一本の切れない線、陰爻は中央で分かれた線で表します。一つの位置には二つの選択があり、三つの位置なら2×2×2=8通りです。これが八卦の卦画です。上卦に八通り、下卦にも八通りを選べるので、六爻の構造は8×8=64通りになります。

この計算は図形の組合せを数えています。六十四種類の運命を数えているのではなく、各卦が必ず一つの出来事だけを指すという意味でもありません。同じ卦を異なる問いで読む場合には、問いと規則を別に記録する必要があります。

位置の確認 天地否 地天泰
下の初爻〜三爻 坤、陰爻三本 乾、陽爻三本
上の四爻〜上爻 乾、陽爻三本 坤、陰爻三本
下から全部読む順 陰陰陰陽陽陽 陽陽陽陰陰陰

『周易』の否と泰にはそれぞれ卦辞と爻辞があります。本記事では名前と配置の確認に用いています。「泰だから必ず良い」「否だからすべて悪い」とまとめるためではありません。まだ問いも動爻も定めていないため、図だけで占問の答えは作れません。

選択肢を乾と坤だけに減らし、四枠の表を作ります。上乾・下乾は純乾、上乾・下坤は否、上坤・下乾は泰、上坤・下坤は純坤です。2×2=4通りであり、乾坤の一組だけには数えません。同じ卦を重ねる二枠も含めます。それぞれの位置の選択肢を八種類に戻すと、8×8=64になります。

上卦は乾上卦は坤下卦は乾純乾泰下卦は坤否純坤

下卦は乾

上卦は乾
純乾
上卦は坤
泰

下卦は坤

上卦は乾
否
上卦は坤
純坤
乾坤だけでも四つの順序付き組合せがあります。同じ卦も重ね、上下の交換も区別します。

梅花易数は何を加えるのでしょうか

『梅花易数』巻一には、年月日時、物の数、音、物象などを入口にする起例が並んでいます。材料を規則に従って上卦・下卦・動爻へ結びつけ、体用や五行の生剋などを用いて読む伝統です。したがって、六十四卦の名前を覚えることだけでも、二つの数字を口にすることだけでも、梅花易数の全体を学んだことにはなりません。

最初に得た六爻の構造を本卦と呼びます。動爻は陰陽を変える位置で、そこを変えると変卦になります。互卦は本卦の内側の爻から別の構造を取り出すものです。体用は梅花の読みにおける役割であり、乾という名前だけを見て常に自分を表すと決められるものではありません。

これらは同じことの別名ではなく、別の作業を担います。記録に「泰を得た」とだけ書かれていても、どの入口を使い、どの材料から求め、どこを動かすのかは分かりません。動爻が示されていない図に、解釈の都合で一つ加えることもできません。

本卦初めに得た六爻の構造動爻と変卦指定位置の陰陽を変更互卦と体用内部構造/解釈上の役割

本卦

初めに得た六爻の構造

動爻と変卦

指定位置の陰陽を変更

互卦と体用

内部構造/解釈上の役割

本卦・動変・互卦・体用は、それぞれ別の構造や役割を扱います。

取数表と六十四卦の順番を区別します

巻一の「周易卦数」では乾一、兌二、離三、震四、巽五、坎六、艮七、坤八と対応づけています。これは三爻卦を求めるための一から八の数です。『周易』が乾・坤・屯・蒙と並ぶ六十四卦の篇目順でも、奇門の九宮番号でもありません。坎の数が六であることから、坎を第六番の卦とすることはできません。

同じ巻の「卦以八除」に従う簡単な計算では、17は8×2+1なので余り一の乾に対応します。16は8で割り切れるため八の坤として扱い、零番の卦は作りません。ここで得たのは一つの三爻卦だけです。残る卦の材料と動爻の総数は、採用した起例に従って別に示す必要があります。

八個の物、八回の音、口頭で示された八は、同じ数値でも由来が違います。先に欲しい卦を決め、その結果になる数を後から探した場合、割り算が正しくても材料選択の理由は失われています。どの資料を残すかについては、数字による起卦の取数源で詳しく扱います。

17 = 8×2 + 117余り1 → 乾16 = 8×2 + 016割切れは8 → 坤

17 = 8×2 + 1

17
余り1 → 乾

16 = 8×2 + 0

16
割切れは8 → 坤
余り一は乾、割切れは八の坤です。各行は一つの三爻卦だけを求めます。

伝本の物語と方法の範囲

伝本は邵雍と結びつけて伝えられ、巻一の観梅の話でも「康節先生」が登場します。ただし、物語にその呼び名があることだけで、現在の全文章が邵雍の自筆に由来すると確認できるわけではありません。作者や成立の層を論じるには版本研究が必要です。本記事では、伝本に示された方法を学ぶことと著者の確定を分けています。

巻一の中でも、年月日時による起例は時間の数を先に扱い、物卦の起例は対象と方位から卦を取ります。都合のよい部分を両方から選んで混ぜれば、どちらの手順にも一致しなくなることがあります。現代の報数法でも時数を加えるかどうかに違いが見られるため、実際に採用する一式の規則を明らかにします。

八卦の象は分類のための符号です。水が見えたから一つの結論しか許されない、というものではありません。線の配置を確かめた後は、八卦の取象と連想の限界へ進むと、どの象を選ぶかにも説明が必要なことが分かります。

時間の起例年支・月・日・時数総数の余りを取る物卦の起例対象と方位から卦を取る時数を加えて取爻

時間の起例

  • 年支・月・日・時数
  • 総数の余りを取る

物卦の起例

  • 対象と方位から卦を取る
  • 時数を加えて取爻
時間と物卦の入口は違い、都合のよい部分だけを混ぜると元の手順を再現できません。

読んだあとの疑問

八掛ける八に同じ卦を重ねる場合も含みますか?

上と下は独立した二つの位置なので、同じ三爻卦を選べます。乾坤だけに限定しても純乾・否・泰・純坤の四通りです。同じ卦を重ねた二枠や上下の順序を省きません。

否と泰の初爻の違いはどこで見ますか?

初爻は常に一番下です。否の下卦は坤で三爻とも陰なので初爻も陰、泰の下卦は乾で三爻とも陽なので初爻も陽です。画面を先に見る位置では爻番号は変わりません。

除八の余りが零なら卦はありませんか?

引用した対応では割り切れる場合を八の坤に対応させ、零番の卦は作りません。16は坤、17は余り一の乾です。一つの数を写す操作であり、全卦には他方の卦と動爻の資料も必要です。

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この記事を含む学習ルート

資料・出典

  1. 梅花易數・卷一:周易卦數、八卦象例、卦以八除及起例 ↗
  2. 周易・否 ↗
  3. 周易・泰 ↗

続けて読む

本卦・互卦・変卦:爻の出所から図を確かめる ↗