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ZW-STAR-08 / 紫微斗数

太陰星:十二の格と日月の出会い

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太陰星:十二の格と日月の出会い

太陰は水に属し、天府系で天府のすぐ後ろに入る星です。書は太陽の「配」と呼びます。太陰の十二の格を環に並べ、日月の四つの出会い方を数え、四つの等級記録を一欄ずつ突き合わせます。

要点を先に約8分で読めます

太陰は天府系で天府の次に入る星で、酉から寅まで六つ続けて明るく、卯辰巳の三つが陷です。太陽とは盤の上で四通りにしか出会わず、書の四つの等級記録は午と未で最も食い違います。

  • 太陰の明暗は一続きになっています。酉戌亥子丑寅が明るく、卯辰巳が陷、午未は不、申は利です。
  • 一枚の盤で日と月が取れる関係は、同宮・対宮・三合・一宮空きの四つだけで、紫微の落点がどれかを決めます。
  • 「月落亥宮」などの格名は、まず紫微と命宮の位置に直すと、どんな盤なら成り立ちうるかが分かります。
18秒で太陰:日と月の四つの出会い方、未の欄がなぜ三つの答えになるか、読む前の三つの問い。

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紫微斗数の十四主星を、名前と配置から覚える ↗

月が一巡りする:太陰の十二の格

太陰は天府系八星のうち、天府の次に入る星です。エンジンの星曜表では水・陰で、書はこれを端的に太陽の「配」と呼びます。巻一で太陰が何を主るかと問われた答えは、次の一句で始まります。

太陰は水の精であり、田宅を主り、気は富に化し、太陽と配をなす。

『紫微斗数全書』巻一・太陰の項、答えの冒頭(訳は本稿)

十二の地支の環に太陰の等級を示す。子・丑・亥は廟、寅・酉・戌は旺、申は利、午・未は不、卯・辰・巳の三つが続けて陷。酉から寅までの六つが続けて廟か旺になる。元の図を開いて拡大する

環の図:太陰の等級は巻二の廟旺表に従う。酉の欄だけエンジンの星曜表では不で、ほかの十一欄は書と同じ。

図は、巻二の廟旺表から太陰の十二の格を環に並べたものです。子・丑・亥は廟、寅・酉・戌は旺、申は利、午・未は不、卯・辰・巳の三つは続けて陷です。環を回ると、酉から戌・亥・子・丑を経て寅まで六つ続けて旺以上、そのあと卯辰巳の三つが陷で、午未を経て申に戻ります。満ちて欠けてまた戻る月のようですが、これは図を読むための比喩で、書にはそう書かれていません。

「太陽の配」であることは、表にも表れています。太陽が旺か廟の寅・卯・辰・巳・午のうち、太陰は寅を除いて陷か不です。太陰が廟の亥・子・丑では、太陽が陷か不です。二星の明るい欄はおおむねずれていて、寅だけが両方旺です。太陽の十二の格は太陽星にあります。

書が太陰につける呼び名

水の精
五行は水。巻二の星曜の分属を記す段は「太陰は水、南北斗、化して富」と書き、エンジンの星曜表も水・陰です。
田宅の主
書は太陰を田宅宮に結びつけます。この組が同じ宮で出会うかどうかは、位置を数えなければ言えません。田宅宮の範囲は田宅宮にあります。
化気は富
化気は、書が星ごとに添える呼び名の欄です。盤から計算される結果ではありません。
母の星、妻の宿
巻二は父母宮を見るとき「太陽を父、太陰を母とする」と書きます。巻一は、男女とも母の星であり、男命では妻の宿にもなると書きます。

日と月:一枚の盤で出会い方は四つだけ

太陽は紫微から三つ戻り、太陰は天府から一つ進みます。二つの口訣は別々に走るのに、落点は紫微の位置で結びついています。紫微の十二の落点を一つずつ排すと、太陽と太陰の関係は四通りしか出ません。

同宮2通り紫微が辰:ともに丑紫微が戌:ともに未対宮2通り紫微が丑:日戌、月辰紫微が未:日辰、月戌三合4通り紫微が子:日酉、月巳紫微が寅:日亥、月卯紫微が午:日卯、月亥紫微が申:日巳、月酉一宮空き4通り紫微が卯:日子、月寅紫微が巳:日寅、月子紫微が酉:日午、月申紫微が亥:日申、月午一宮空き:日月が一つの宮を挟んで両側に立つ(卯・巳なら丑、酉・亥なら未が挟まれる)
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同宮2通り紫微が辰:ともに丑紫微が戌:ともに未対宮2通り紫微が丑:日戌、月辰紫微が未:日辰、月戌三合4通り紫微が子:日酉、月巳紫微が寅:日亥、月卯紫微が午:日卯、月亥紫微が申:日巳、月酉一宮空き4通り紫微が卯:日子、月寅紫微が巳:日寅、月子紫微が酉:日午、月申紫微が亥:日申、月午一宮空き:日月が一つの宮を挟んで両側に立つ(卯・巳なら丑、酉・亥なら未が挟まれる)
紫微の十二の落点で、太陽と太陰の関係は同宮2、対宮2、三合4、一宮空き4の四類に分かれる。

太微賦には、この二星だけを述べた一句があります。

日月は守るより、照らし合うほうがよい。

『全書』巻一・太微賦(訳は本稿)

「守る」は同宮、「照合」は対宮から照らすことと三合で会うことと読むのが一般的です。その読み方で数えると、十二の落点のうち守るのは二通り、照合は六通りで、残る四通りは一宮空き。この句が名指ししない第三の類です。ほかの箇所の「日月夹財」「日月夹命」は、まさにそれを指しています。

四つの記録を一欄ずつ突き合わせる

一つの星の等級が、書の中で一か所にしか書かれていないとは限りません。四つの記録とエンジンの星曜表を一枚に並べ、地支ごとに見ます。

地支巻二表巻二条目希夷歌訣エンジン子廟廟垣—廟丑廟廟垣—廟寅旺廟——旺卯陷陷陷—陷辰陷陷陷—陷巳陷陷陷—陷午不陷陷—不未不利陷—不申利利——利酉旺廟垣得不戌旺廟垣得旺亥廟廟垣得廟廟旺得利平不陷は廟・旺・得地・利益・平和・不得地・落陷。垣は得垣。紫:記録間で段が大きく違う欄
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地支巻二表巻二条目希夷歌訣エンジン子廟廟垣—廟丑廟廟垣—廟寅旺廟——旺卯陷陷陷—陷辰陷陷陷—陷巳陷陷陷—陷午不陷陷—不未不利陷—不申利利——利酉旺廟垣得不戌旺廟垣得旺亥廟廟垣得廟廟旺得利平不陷は廟・旺・得地・利益・平和・不得地・落陷。垣は得垣。紫:記録間で段が大きく違う欄
太陰の各地支の等級。巻二の廟旺表、巻二の条目、巻一の希夷先生、巻二の歌訣、エンジンの星曜表を欄ごとに並べると、午・未・酉で差が大きい。

四つの書き方はこうです。巻二の廟旺表は、一欄に一段を記す七段の表です。巻二の太陰の項の末尾は地支をまとめて書き、「子丑寅の宮は入廟」「卯辰巳の宮は陷地」「午の宮は陷、未申の宮は利益」「酉戌亥の宮は入廟」となります。巻一の希夷先生は、太陰を二つに分けるだけです。

卯・辰・巳・午・未を陷地とし、酉・戌・亥・子・丑を得垣とする。

『全書』巻一・太陰の項、希夷先生の言(訳は本稿)

四つめは、巻二の男命の詩にある「酉戌亥の垣は得地となす」の一句です。突き合わせの結果は次のとおりです。

  • 子・丑・卯・辰・巳・申・亥の七欄は、表と条目が一致します。
  • 寅・酉・戌の三欄は、表が旺で条目は廟です。酉と戌では歌訣が「得地」、希夷が「得垣」と書き、どちらも明るい側で、段の呼び方が違うだけです。
  • 午の欄は、表が不で、条目と希夷はどちらも陷です。
  • 未の欄は、表が不、条目が利、希夷が陷。三つの記録に三つの答えがあります。
  • エンジンが表と違うのは酉の一欄だけで、表は旺、エンジンは不です。

複数の記録が並ぶ星では、どの記録を引くのかを先に言うことが最初の一歩です。「未の太陰」は、不とも、利とも、陷とも書かれうるからです。

格名を位置に直す:月落亥宮・水澄桂萼・月生沧海

巻一は、いくつかの組み合わせに名前をつけています。「ある星がある宮である宮を守る」という形で、どれも位置の条件ですから、紫微と命宮がどこにあるかへ換算できます。

月落亥宮とは、月が亥にあって命を守ることをいい、月朗天門とも呼ぶ。月生滄海とは、月が子の宮にあって田宅を守ることをいう。

『全書』巻一・定貴局(訳は本稿)

太陰が子にあるのを、水澄桂萼と呼ぶ。

『全書』巻一・太微賦(訳は本稿)

日月夹財とは、武曲が命を守り、日月がその両側から挟むことをいう。財帛宮でも同じ。

『全書』巻一・定富局(訳は本稿)
月落亥宮(月朗天門)太陰亥で命を守る要求紫微午であることゆえに位置が成立亥は廟水澄桂萼・月生滄海太陰子にある要求紫微巳であることさらに田宅が子命宮は酉ゆえに月生滄海位置が成立日月夹財武曲が命命宮は丑か未両側から日月が挟む両側に太陰と太陽要求紫微巳か亥田宅宮は命宮から三つ先の地支なので、田宅が子なら命宮は酉
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月落亥宮(月朗天門)太陰亥で命を守る要求紫微午であることゆえに位置が成立亥は廟水澄桂萼・月生滄海太陰子にある要求紫微巳であることさらに田宅が子命宮は酉ゆえに月生滄海位置が成立日月夹財武曲が命命宮は丑か未両側から日月が挟む両側に太陰と太陽要求紫微巳か亥田宅宮は命宮から三つ先の地支なので、田宅が子なら命宮は酉
月落亥宮は紫微が午、水澄桂萼は紫微が巳、月生滄海はさらに命宮が酉、日月夹財は紫微が巳か亥で武曲が命宮にあることが要る。

最後の一行をもう少し見ておきます。紫微が巳の盤では、太陰が子に入り(水澄桂萼の位置)、武曲は丑に入って、子の太陰と寅の太陽に挟まれます(日月夹財の位置条件)。一枚の盤に二つの格名の位置が現れますが、「守る」宮が同じかどうかは別に確かめる必要があります。月生滄海は命宮が酉、日月夹財は命宮が丑を求めるので、二つが同時に成り立つことはありません。

太陰の後ろには貪狼、三合には天梁

太陰の隣は決まっています。前の一つは必ず天府、後ろの一つは必ず貪狼で、天梁は十二の紫微の落点のすべてで太陰の三合位にいます。さらに一つ先が巨門で、巻一はこれに触れています。

上弦であれ下弦であれ、やはり巨門に出会わないのがよい。

『全書』巻一・太陰の項、答え(訳は本稿)

希夷先生も「巨曜がまとわりつくのを嫌う」と書きます。位置の上で巨門は貪狼の後ろ、つまり太陰から二つ先で、同宮にも対宮にも三合にもならず、間にいつも貪狼が挟まります。書の「逢う」「纏う」がどの関係を指すのかは原文に書かれておらず、エンジンにも換算はないので、ここでは位置を示すだけにとどめます。

前の一つ:天府どの盤でも太陰この記事の主役後ろの一つ:貪狼どの盤でもさらに先:巨門貪狼を挟み、同宮・対宮・三合にならない三合の位置:天梁十二の落点のすべてにいる「前後」は地支を順にたどる向き。天府系の相対位置は固定されている
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前の一つ:天府どの盤でも太陰この記事の主役後ろの一つ:貪狼どの盤でもさらに先:巨門貪狼を挟み、同宮・対宮・三合にならない三合の位置:天梁十二の落点のすべてにいる「前後」は地支を順にたどる向き。天府系の相対位置は固定されている
太陰の前は天府、後ろは貪狼、その先が巨門で、三合の位置にはいつも天梁がいる。

二つの照合問題

日月の問題

紫微が申のとき、太陽と太陰はどこにあるか。どの類の出会いか。表では太陰は何段か。

太陽は巳、太陰は酉で三合。表は旺、エンジンは不です。

照合の問題

太陰が未のとき、紫微はどこか。誰と同宮か。三つの記録は何と書くか。

紫微は戌。太陽と同宮です。表は不、条目は利、希夷は陷。

太陰の前は天府、後ろは貪狼です。等級という仕組み全体の読み方は廟旺利陷にあります。

読んだあとの疑問

表で太陰は卯・辰・巳の三つとも「陷」ですが、この三つの位置はどれも悪いのですか。

「陷」は太陰がその三つの地支に入ったときの等級名で、星の位置での状態を述べています。同宮の星、対宮や三合の星、入る宮は別に見る必要があり、等級が盤全体の結論になるわけではありません。

自分の太陽と太陰が、同宮のときも対宮のときもあるのはなぜですか。

紫微の落点で決まります。紫微が辰か戌なら同宮、丑か未なら対宮、子・寅・午・申なら三合、卯・巳・酉・亥なら一宮空きです。第五の場合はありません。

サイトの排盤画面の太陰の等級は、書の廟旺表と同じですか。

十二欄のうち十一欄は同じで、違うのは酉だけです。書の表は旺、エンジンの星曜表は不です。等級を引用するときは、どちらを指すかを書き添えてください。

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資料・出典

  1. 維基文庫・紫微斗數全書・卷一:太微賦、諸星問答論(問太陰星所主若何)、定富局與定貴局 ↗
  2. 維基文庫・紫微斗數全書・卷二:諸星分屬五行、庙旺表、太陰條與入男命吉凶訣 ↗
  3. iztro・星曜系统(十四主星名单与星曜亮度表) ↗

続けて読む

天府星:紫微の鏡像であり「補佐」。位置・対宮・二つの等級の読み方 ↗

貪狼星:十二の落点が紫微・武曲・廉貞に結ばれる仕組み、水か木か、命主の位置 ↗