太陰星:十二の格と日月の出会い
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太陰は水に属し、天府系で天府のすぐ後ろに入る星です。書は太陽の「配」と呼びます。太陰の十二の格を環に並べ、日月の四つの出会い方を数え、四つの等級記録を一欄ずつ突き合わせます。
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太陰は天府系で天府の次に入る星で、酉から寅まで六つ続けて明るく、卯辰巳の三つが陷です。太陽とは盤の上で四通りにしか出会わず、書の四つの等級記録は午と未で最も食い違います。
- 太陰の明暗は一続きになっています。酉戌亥子丑寅が明るく、卯辰巳が陷、午未は不、申は利です。
- 一枚の盤で日と月が取れる関係は、同宮・対宮・三合・一宮空きの四つだけで、紫微の落点がどれかを決めます。
- 「月落亥宮」などの格名は、まず紫微と命宮の位置に直すと、どんな盤なら成り立ちうるかが分かります。

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月が一巡りする:太陰の十二の格
太陰は天府系八星のうち、天府の次に入る星です。エンジンの星曜表では水・陰で、書はこれを端的に太陽の「配」と呼びます。巻一で太陰が何を主るかと問われた答えは、次の一句で始まります。
太陰は水の精であり、田宅を主り、気は富に化し、太陽と配をなす。
環の図:太陰の等級は巻二の廟旺表に従う。酉の欄だけエンジンの星曜表では不で、ほかの十一欄は書と同じ。
図は、巻二の廟旺表から太陰の十二の格を環に並べたものです。子・丑・亥は廟、寅・酉・戌は旺、申は利、午・未は不、卯・辰・巳の三つは続けて陷です。環を回ると、酉から戌・亥・子・丑を経て寅まで六つ続けて旺以上、そのあと卯辰巳の三つが陷で、午未を経て申に戻ります。満ちて欠けてまた戻る月のようですが、これは図を読むための比喩で、書にはそう書かれていません。
「太陽の配」であることは、表にも表れています。太陽が旺か廟の寅・卯・辰・巳・午のうち、太陰は寅を除いて陷か不です。太陰が廟の亥・子・丑では、太陽が陷か不です。二星の明るい欄はおおむねずれていて、寅だけが両方旺です。太陽の十二の格は太陽星にあります。
書が太陰につける呼び名
- 水の精
- 五行は水。巻二の星曜の分属を記す段は「太陰は水、南北斗、化して富」と書き、エンジンの星曜表も水・陰です。
- 田宅の主
- 書は太陰を田宅宮に結びつけます。この組が同じ宮で出会うかどうかは、位置を数えなければ言えません。田宅宮の範囲は田宅宮にあります。
- 化気は富
- 化気は、書が星ごとに添える呼び名の欄です。盤から計算される結果ではありません。
- 母の星、妻の宿
- 巻二は父母宮を見るとき「太陽を父、太陰を母とする」と書きます。巻一は、男女とも母の星であり、男命では妻の宿にもなると書きます。
日と月:一枚の盤で出会い方は四つだけ
太陽は紫微から三つ戻り、太陰は天府から一つ進みます。二つの口訣は別々に走るのに、落点は紫微の位置で結びついています。紫微の十二の落点を一つずつ排すと、太陽と太陰の関係は四通りしか出ません。
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太微賦には、この二星だけを述べた一句があります。
日月は守るより、照らし合うほうがよい。
「守る」は同宮、「照合」は対宮から照らすことと三合で会うことと読むのが一般的です。その読み方で数えると、十二の落点のうち守るのは二通り、照合は六通りで、残る四通りは一宮空き。この句が名指ししない第三の類です。ほかの箇所の「日月夹財」「日月夹命」は、まさにそれを指しています。
四つの記録を一欄ずつ突き合わせる
一つの星の等級が、書の中で一か所にしか書かれていないとは限りません。四つの記録とエンジンの星曜表を一枚に並べ、地支ごとに見ます。
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四つの書き方はこうです。巻二の廟旺表は、一欄に一段を記す七段の表です。巻二の太陰の項の末尾は地支をまとめて書き、「子丑寅の宮は入廟」「卯辰巳の宮は陷地」「午の宮は陷、未申の宮は利益」「酉戌亥の宮は入廟」となります。巻一の希夷先生は、太陰を二つに分けるだけです。
卯・辰・巳・午・未を陷地とし、酉・戌・亥・子・丑を得垣とする。
四つめは、巻二の男命の詩にある「酉戌亥の垣は得地となす」の一句です。突き合わせの結果は次のとおりです。
- 子・丑・卯・辰・巳・申・亥の七欄は、表と条目が一致します。
- 寅・酉・戌の三欄は、表が旺で条目は廟です。酉と戌では歌訣が「得地」、希夷が「得垣」と書き、どちらも明るい側で、段の呼び方が違うだけです。
- 午の欄は、表が不で、条目と希夷はどちらも陷です。
- 未の欄は、表が不、条目が利、希夷が陷。三つの記録に三つの答えがあります。
- エンジンが表と違うのは酉の一欄だけで、表は旺、エンジンは不です。
複数の記録が並ぶ星では、どの記録を引くのかを先に言うことが最初の一歩です。「未の太陰」は、不とも、利とも、陷とも書かれうるからです。
格名を位置に直す:月落亥宮・水澄桂萼・月生沧海
巻一は、いくつかの組み合わせに名前をつけています。「ある星がある宮である宮を守る」という形で、どれも位置の条件ですから、紫微と命宮がどこにあるかへ換算できます。
月落亥宮とは、月が亥にあって命を守ることをいい、月朗天門とも呼ぶ。月生滄海とは、月が子の宮にあって田宅を守ることをいう。
太陰が子にあるのを、水澄桂萼と呼ぶ。
日月夹財とは、武曲が命を守り、日月がその両側から挟むことをいう。財帛宮でも同じ。
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最後の一行をもう少し見ておきます。紫微が巳の盤では、太陰が子に入り(水澄桂萼の位置)、武曲は丑に入って、子の太陰と寅の太陽に挟まれます(日月夹財の位置条件)。一枚の盤に二つの格名の位置が現れますが、「守る」宮が同じかどうかは別に確かめる必要があります。月生滄海は命宮が酉、日月夹財は命宮が丑を求めるので、二つが同時に成り立つことはありません。
太陰の後ろには貪狼、三合には天梁
太陰の隣は決まっています。前の一つは必ず天府、後ろの一つは必ず貪狼で、天梁は十二の紫微の落点のすべてで太陰の三合位にいます。さらに一つ先が巨門で、巻一はこれに触れています。
上弦であれ下弦であれ、やはり巨門に出会わないのがよい。
希夷先生も「巨曜がまとわりつくのを嫌う」と書きます。位置の上で巨門は貪狼の後ろ、つまり太陰から二つ先で、同宮にも対宮にも三合にもならず、間にいつも貪狼が挟まります。書の「逢う」「纏う」がどの関係を指すのかは原文に書かれておらず、エンジンにも換算はないので、ここでは位置を示すだけにとどめます。
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二つの照合問題
紫微が申のとき、太陽と太陰はどこにあるか。どの類の出会いか。表では太陰は何段か。
太陽は巳、太陰は酉で三合。表は旺、エンジンは不です。
太陰が未のとき、紫微はどこか。誰と同宮か。三つの記録は何と書くか。
紫微は戌。太陽と同宮です。表は不、条目は利、希夷は陷。
読んだあとの疑問
表で太陰は卯・辰・巳の三つとも「陷」ですが、この三つの位置はどれも悪いのですか。
「陷」は太陰がその三つの地支に入ったときの等級名で、星の位置での状態を述べています。同宮の星、対宮や三合の星、入る宮は別に見る必要があり、等級が盤全体の結論になるわけではありません。
自分の太陽と太陰が、同宮のときも対宮のときもあるのはなぜですか。
紫微の落点で決まります。紫微が辰か戌なら同宮、丑か未なら対宮、子・寅・午・申なら三合、卯・巳・酉・亥なら一宮空きです。第五の場合はありません。
サイトの排盤画面の太陰の等級は、書の廟旺表と同じですか。
十二欄のうち十一欄は同じで、違うのは酉だけです。書の表は旺、エンジンの星曜表は不です。等級を引用するときは、どちらを指すかを書き添えてください。
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