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TA-CARD-002 / タロット

魔術師:一方は天、一方は地

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魔術師:卓を数えてから始める

魔術師は、人物が杖を天に掲げ、もう一方の手で地を指し、卓に四つの組の象徴を並べた札です。ウェイトの原文から図像・語義・象徴を分け、「卓の棚卸し」で手作りの一品を整理する練習をします。

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魔術師は「手」の札です。一方は天へ、一方は地へ、その間に物の並ぶ卓があります。ウェイトの語義も二方向で、技と意志が先に、病と敵の罠が同じ一行に並びます。

  • ウェイトの描写:魔術師の長衣の青年、頭上に横向きの8、腰に蛇の帯。右手は杖を天へ、左手は地を指す。卓に四つの組の象徴、下にバラとユリ。
  • 占断の語義は一行に詰まり、力量と意志のほか、病・損失・敵の罠も並ぶ。逆位置の列も、腕のある役割と困りごとが同居する。ウェイトは一方の半分を正解として選んでいない。
  • 練習としては、作りたい物と卓にある物を分ける。完成形を一文で書き、手元の物を一つずつ数え、足りない一つを見つける。
18秒で、上下の二つの手、三組に分けた一行の語義、手を付ける前の三つの問いの順に見ます。

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まず図像:一方は天へ、一方は地へ、その間に卓

ウェイトは、第2部の細かな筆で魔術師を描きます。魔術師の長衣をまとった青年で、顔つきは神アポロンのよう、自信ある微笑みと輝く目を持ちます。頭上には、彼が聖霊の印、生命の印と呼ぶ、終わりのない紐のような横向きの「8」。腰には蛇の帯があり、蛇は自分の尾を飲み込むように見えます。右手の杖は天へ、左手は地を指します。前の卓には四つの組の象徴が並び、その下にバラとユリがあります。

魔術師:赤い衣の人物が星のついた杖を片手で掲げ、もう一方の手で前の卓を指し、頭上に横向きの8がある。卓に杯・貨幣・杖・剣、下に赤い花が咲く。元の図を開いて拡大する

魔術師:BaZiFlowオリジナルの札と三つの問い

RWS版の札では、これらの大半が見えます。上にローマ数字のI、黄色い地。赤い衣の下に白い服の人物が、一方の手で白い杖を高く掲げ、もう一方の手で下を指します。頭上に横向きの8。卓の上には杯、五芒星のある貨幣、剣。上から赤いバラの蔓が垂れ、足元の花々には赤いバラと白い花が見えます。図像を上から三層に分けます。頭上は「終わりのなさ」の印、中ほどは上下の二つの手、下は卓に並ぶ物です。

頭上横向きの8両手一方は天、一方は地卓四つの組の象徴
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頭上横向きの8両手一方は天、一方は地卓四つの組の象徴
上から三層:頭上の横向きの8、上下の二つの手、卓の上の四つの物。

原典の語義:力量と意志、同じ一行に病と罠

魔術師の占断の語義は一行で、語はいくつかの方向を向きます。技、外交、機敏、巧妙。病、苦痛、損失、災い、敵の罠。自信、意志。質問者が男性の場合は、その人自身を指す。逆位置の列は、医師、術士(Magus)、精神の病、不名誉、不安です。

技、外交、機敏、巧妙。病、苦痛、損失、災い、敵の罠。自信、意志……

ウェイト「魔術師」(英文の要約訳)
力量技・外交機敏・巧妙気力自信意志境遇病・苦痛損失・災い敵の罠
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力量技・外交機敏・巧妙気力自信意志境遇病・苦痛損失・災い敵の罠
一行の語義を意味で三組に分けたもの。分け方は本稿のもので、ウェイトは分けていません。

この一行には、どの語も「正解」とは指定されていません。技と災いが並び、自信と罠が並びます。逆位置の列も混ざっていて、医師と術士は腕のある役割なのに、精神の病や不名誉が同じ列にあります。

横向きの8、上下の手、卓の上:誰が何を言ったか

魔術師には象徴が多く、第2部は長い箇所を使って、それらを「霊の力と賜物」に結びつけています。ウェイトが明言したものと後から借りたものを分けると、見るべき組は三つです。

象徴の三組:言ったのは誰か

横向きの8と蛇の帯
ウェイトは横向きの8を終わりのない紐と呼びます。蛇が尾を飲む形はよく知られた永遠の印で、ここでは「霊における達成の永遠」を指すと言います。さらに、キリスト教グノーシス派は再生を「八」(オグドアド)への変化と言い、マルタン派は8をキリストの数とする、と補います。
一方は天、一方は地
ウェイトは、この二重の印は「非常に高い位階の秘儀団体」で知られ、恩寵・徳・光が上のものから下のものへ降りることを示す、と述べます。
卓の上の四つ
四つの組の象徴で、自然の生活の諸要素を表し、熟達者の前にチップのように置かれて、彼の意のままに組み替えられる、とウェイトは書きます。下のバラとユリは「庭の花に変えられた」野の花で、向上への願いも育てることで得られると示します。
象徴ウェイト通説現代の借用8終わりのない紐無限の記号地道な前進両手上から下へ上下は照応考えを実行へ卓四組の象徴杖・杯など手元の資源
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象徴ウェイト通説現代の借用8終わりのない紐無限の記号地道な前進両手上から下へ上下は照応考えを実行へ卓四組の象徴杖・杯など手元の資源
三つの象徴の三つの出どころ:ウェイトの明言、一般の通説、現代の学習の借用。

卓の四つを「手元の道具と資源」、二つの手を「考えが現実に降りる」と読むのは現代の類比です。使いやすいものですが、ウェイトが書くのは霊的な賜物なので、使うときは借りたものだと示します。

読み方:掲げた手で完成形を書き、指す手で卓を数える

図像そのものが練習の型になっています。一方の手は上、一方の手は下、卓の物は並べて数えられ、使い方は本人が決めます。これを手作りの一品に移すと、三つの問いになります。

  1. 掲げた手:完成形は何か

    杖は天を指します。手を付ける前に、完成形とその用途を一文で書きます。誰に、どこに置いて、何に使うか。一文にならないなら、まだ決まっていません。

  2. 指す手:卓に今何があるか

    もう一方の手は卓を指します。材料、道具、実際にあけられる時間を、一つずつ卓に置きます。数えられる物だけが数に入り、「買う予定」の物は入りません。

  3. 卓の物で、何を転用できるか

    ウェイトは、彼がこれらを自分の意志で組み替えると書きます。数え終えたら、二点を見ます。少し直せば足りる物はどれか。本当に足りない物は何か、足すか人に尋ねます。

例を一つ。革のカードケースを手縫いで作り、週末までに友人に渡したいとします。三つの問いは、「作りたい」を確かめられる三行に分けます。

カードケース作りたい卓にある足りない革薄い柔らか革端革が一枚大きい一枚革道具手縫いのみ裁ち刃と目打ち菱目打ち時間日曜までに渡す二晩試し縫い
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カードケース作りたい卓にある足りない革薄い柔らか革端革が一枚大きい一枚革道具手縫いのみ裁ち刃と目打ち菱目打ち時間日曜までに渡す二晩試し縫い
「作りたい」は杖を掲げただけ。右の列が、手を付ける前に決める事柄です。

棚卸しのあと

書き出せること

  • 完成形の一文
  • 卓にある物の一覧

まだ分からないこと

  • 出来に満足するか
  • 友人の反応

次にすること

  • 足りない一つを足す
  • 端革で試し縫い

逆位置と隣の札:医師・術士、そして手を動かす三枚

逆位置の語は、正位置の一行のすぐ後に続きます。

医師、術士、精神の病、不名誉、不安。

ウェイト「魔術師」逆位置(要約訳)

この列に「乱用」や「欺き」という語はなく、それらは後の方法が加えたものです。

三枚の札は、「手」をどこに置くか

愚者

杖の先の袋

すぐ前の札。ウェイトは一方の手にバラ、もう一方に杖を持たせ、杖に刺繍の袋を下げます。物は袋に収まり、人は崖の縁で止まっています。

ペンタクルの8

作業台の職人

ウェイトは、石の職人が作業し、作品を並べて見せる図だと書きます。語義は仕事、雇用、注文、手仕事で、「おそらく準備段階」。ここでの手仕事は毎日の作業です。

ワンドのエース

雲から出た手が杖を握る

ウェイトは、雲から出た手が太い杖を握ると書きます。語義は創造、発明、事業、出発点。杖は手の中にあり、卓は図にありません。

完成形を一文で書くまず卓の物を数える次に足りない一つを足す
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完成形を一文で書くまず卓の物を数える次に足りない一つを足す
読み終えて手元に残るのは、完成形の一文、一覧、足すべき不足の一つです。

読んだあとの疑問

魔術師は「能力があって成し遂げる」札ですか。

よくある学習上のまとめですが、語義の一部しか拾っていません。ウェイトの一行では、技・自信・意志と、病・損失・敵の罠が並んでいて、どちらか半分を正解として選んではいません。

魔術師の逆位置はどういう意味ですか。

ウェイトの逆位置の語は、医師、術士、精神の病、不名誉、不安です。腕のある役割と困りごとが並びます。「力の乱用」「欺き」などは後の方法の言い方なので、誰の規則かを示して使います。

卓の上の四つは何を表しますか。

ウェイトが述べるのは、四つの組の象徴が自然の生活の諸要素を表し、熟達者の前に置かれている、という点だけです。道具・材料・時間などに当てはめるのは、現代の学習による借用です。

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資料・出典

  1. The Pictorial Key to the Tarot, Part III §3: The Magician, divinatory meanings (Waite, 1910) ↗
  2. The Pictorial Key to the Tarot, Part II: The Magician, card I (Waite, 1910) ↗
  3. Rider–Waite–Smith Tarot, The Magician, drawn by Pamela Colman Smith (Wikimedia Commons) ↗

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