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TA-CARD-067 / タロット

ペンタクルの3:台の上の彫刻家

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ペンタクルの3:作ったことを先に見る

ペンタクルの3は、修道院で彫刻家が仕事をする札です。ウェイトの原文で語義が技から名声へ移る様子を追い、ほぞの緩んだ古い食卓椅子で「作る人・照らし合わせる基準・確かめる人」を分ける練習をします。

要点を先に約5分で読めます

ペンタクルの3は、修道院で一人が石に向かって仕事をする札です。語義の前半は技、後半は名声と栄光へ移ります。

  • ウェイトの描写は一文だけ。修道院で彫刻家が仕事をしている。続けて、ペンタクルの8の図と見比べるよう促し、そこでは見習いか素人が報酬を受け、今は本気で働いているという。
  • 語義は技、職業、熟練の労働に始まり、高貴、貴族、名声、栄光へ転じる。後半が「通常の」読み方だと彼は言う。
  • 逆位置は凡庸、幼稚、些末、弱さで、「仕事でもそれ以外でも」。補足は長男の名声を挙げ、逆位置は「隣の札次第」とだけ言う。
18秒で、台の上の人、技から栄光へ移る語義、「作る・照らす・確かめる」の順に見ます。

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タロットの七十八枚を構成から確かめる ↗

台の上の彫刻家:修道院の仕事場

ウェイトはこの札に一文だけ書きます。修道院で彫刻家が仕事をしている。続けて、ペンタクルの8の図と見比べるよう促します。そこでは見習いか素人がすでに報酬を受け、いまは本気で働いている、と。

ペンタクルの3:木の台に立つ一人が槌を振り上げ、上に三枚の星印のコイン、下に二人が立ち、一人は図面を広げ、背後に石のアーチがある。三つのラベルは、台の上の彫刻家、技から栄光へ、尋ねる問い。元の図を開いて拡大する

ペンタクルの3:台の上で働く人

RWS版の図は、尖ったアーチの石の広間です。アーチの格子にペンタクルが三枚はめ込まれています。左では一人が木の台に立ち、こちらに背を向けて壁を刻んでいます。右には二人が並び、一人は暗い色の修道服、もう一人は赤い斑点のあるマントで、そばから見ています。サイトの原創カードでは、台の上の人が槌を振り上げ、下の二人のうち一人が図面を広げます。図面はRWS版の絵にもありますが、ウェイトの文にはありません。

アーチと三枚石の格子にはまる台の上の人立って石を刻む脇の人たち立って見ている
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アーチと三枚石の格子にはまる台の上の人立って石を刻む脇の人たち立って見ている
図を上から見ると:アーチの三枚のコイン、台の上で働く人、見守る人たち。

「熟練の労働」から「名声と栄光」へ:語義の前半と後半

ウェイトの占断の前半は、技、職業、熟練の労働。そこで向きが変わります。ただし通常は、高貴、貴族、名声、栄光の札と見なされる。

技、職業、熟練の労働。ただし通常は、高貴、貴族、名声、栄光の札と見なされる。

ペンタクルの3の項(ウェイト、意訳)
前半技職業熟練の労働後半高貴名声栄光
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前半技職業熟練の労働後半高貴名声栄光
一つの項の中で、前半は仕事そのもの、後半は評判を語る。

「ただし……通常は」の一言で立ち止まります。前半は図から直接読めます。彫刻家が働いている。後半はより一般的な読みですが、もう図を離れています。補足はもう一度向きを変え、「男性なら、長男の名声」と言います。1910年の言い方で、名声は別の人に落ちます。逆位置には語がなく、「隣の札次第」とあるだけです。

8との見比べ:見習いは報酬を受け、いまは本気で働く

ウェイトはこの札をペンタクルの8とともに読みます。8では、石の芸術家が仕事をし、その作品を戦利品の形で展示している。語義は仕事、雇用、注文、技、そして「おそらく準備段階」。

ペンタクルの8ウェイトの説明見習いか素人報酬を受けた語義に「準備段階」ペンタクルの3ウェイトの説明いまは本気で働く修道院の中語義は名声へ
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ペンタクルの8ウェイトの説明見習いか素人報酬を受けた語義に「準備段階」ペンタクルの3ウェイトの説明いまは本気で働く修道院の中語義は名声へ
ウェイト自身が二つの図を前後として結ぶ:先に準備、あとで本気の仕事。

彫刻家、修道院、アーチの中のコイン

彫刻家
ウェイトが名を挙げる唯一の人物。脇の二人が誰かは書いていません。
修道院
ウェイトは場所を述べるだけで説明しません。一般的な背景として、中世の修道院や教会の工事現場は石工や彫刻の大事な場だったので、仕事をここに置くのは唐突ではありません。
アーチの三枚
天井の格子にはまる、RWS版の絵の細部で、ウェイトは触れていません。「三」を三人の分担と見る学習者もいますが、後からの借用です。

読み方:ほぞの緩んだ古い椅子を、誰が「直った」と言うか

図の三人は、物事が仕上がるときの三つの役に対応させられます。作る人、照らし合わせる図、脇で確かめる人。語義の移り方も同じことを教えます。「何をしたか」と「どう評価されるか」は別で、順番を逆にしてはいけません。

  1. 作る人:手元の一歩

    実際にした手順を書きます。古い接着剤を削る、新しく塗る、クランプで一晩締める。前半の「熟練の労働」は、このように指させる仕事のことです。

  2. 照らし合わせるもの:何と比べるか

    札の上で図面にあたるのは、ほかの三本の脚のほぞです。新しいほぞはそれと同じ太さにそろえる。比べるものがなければ「よい」とは言えません。

  3. 確かめる人:誰が見るか

    台の脇の人は検査です。家族が椅子に座って揺らし、きしむ音がしないかを聞く。名声はこの三つのあとで、先回りして代弁してはいけません。

古い椅子作る人照らす図見る人誰直す本人他の脚のほぞ座る家族見る点接着剤を削れたかほぞは合うか座って揺れるか完了一晩締めたあと寸法が合ったあときしまないあと
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古い椅子作る人照らす図見る人誰直す本人他の脚のほぞ座る家族見る点接着剤を削れたかほぞは合うか座って揺れるか完了一晩締めたあと寸法が合ったあときしまないあと
一脚の椅子にある三つの役:作る、照らす、確かめる。三列がそろって初めて「直った」と言えます。

三つの役を分けると

わかる

  • どの手順で何と比べたか
  • 確認を誰がするか

わからない

  • 技の高さ
  • 他人が褒めること

次の一歩

  • 基準を先に書く
  • 一晩締めてから確かめる

逆位置と隣の札:凡庸、些末、「仕事でもそれ以外でも」

ウェイトの逆位置は、凡庸(仕事でも、ほかでも)、幼稚、些末、弱さ。「仕事でもそれ以外でも」の一言は、この一連の語が技だけでなく、ふるまいの狭さや浅さも指すことを示します。補足は逆位置に語を与えず、隣の札次第とだけ言います。

ウェイトの逆位置凡庸・些末幼稚・弱さ仕事でもそれ以外でも補足男性:長男の名声逆位置:隣の札
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ウェイトの逆位置凡庸・些末幼稚・弱さ仕事でもそれ以外でも補足男性:長男の名声逆位置:隣の札
逆位置には語の並びがあり、補足には「隣の札次第」だけが残る。

仕事を別の場所に置く三枚

ペンタクルの8

作品を並べる石工

ウェイトは作品を戦利品として展示すると書き、語義は仕事、注文、技、おそらく準備段階。

ワンドの3

海の船を見る人

ウェイトが書くのは、確立された力、事業、商い、そして「有能な協力」。

ペンタクルの10

アーチの向こうの屋敷

語義は利益、富、家族の事柄、家の住まい。そこでアーチが通じるのは一つの家です。

読んだあとの疑問

ペンタクルの3は「仕事運」の札ですか。

語義の前半は確かに技と仕事ですが、後半は名声と栄光へ移り、補足には長男の名声も出てきます。図にあるのは石に向かう一人と、見ている人たちです。尋ねている件で、「作ること」と「評価されること」が同じかどうかを先に見ます。

ペンタクルの3と8は何が違いますか。

ウェイト自身が二つの図を見比べさせています。8の見習いか素人は報酬を受け、3では本気で働いている。8の語義には「準備段階」の調子が残り、3は仕事そのものと、そこから来る評判に落ち着きます。

ペンタクルの3の逆位置はどう読みますか。

ウェイトの逆位置は凡庸、幼稚、些末、弱さで、「仕事でもそれ以外でも」と添えられます。補足には語がなく「隣の札次第」とあるだけなので、左右の札を先に見ます。

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資料・出典

  1. The Pictorial Key to the Tarot, Part III §2: Three of Pentacles (Waite, 1910) ↗
  2. The Pictorial Key to the Tarot, Part III §4: Some additional meanings of the Lesser Arcana ↗
  3. Rider–Waite–Smith Tarot, Three of Pentacles, drawn by Pamela Colman Smith (Wikimedia Commons) ↗

続けて読む

ペンタクルの2:二枚のコインと逆さの8。ウェイトは語義の両端を書いた ↗

ペンタクルの4:頭上に一枚、胸に一枚、足元に二枚。「持つものにしがみつく」 ↗

逆位置を「悪い意味」に固定しないために ↗