節制:二つの杯のあいだの水
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節制は翼ある人物が二つの杯のあいだに水を注ぐ札ですが、語義は節約、節度、倹約、管理、調整です。ウェイトの原文から図像、語義、彼が置いた旧い読みを分け、愚痴を伝える練習をします。
要点を先に約7分で読めます
節制は、水が二つの杯のあいだを流れる札です。ウェイトの語義は暮らしを整える語ですが、図像の描写は生命の精髄に及ぶので、二つの層を並べて読みます。
- ウェイトの描写:翼ある人物が生命の精髄を杯から杯へ注ぎ、片足は大地、片足は水の上、直路が大きな光へ上る。人物は男でも女でもないと言う。
- 占断の語は節約、節度、倹約、管理、調整。第2部は慣用の象徴と意味を捨て、名を、心的と物質的の二つの性質を調え、結び、調和させるものと説明する。
- 逆位置の語は二つの並び:教会、宗教、宗派、聖職と、不和、不幸な組み合わせ、相争う利害。練習は杯のあいだの水から:地と水を分け、少しずつ注ぐ。

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まず図像:杯から杯への水、片足は地、片足は水
ウェイトの描写は、翼ある人物から始まります。額に太陽の印があり、胸に七元の方形と三角形があります。彼は男性形で呼ぶが、この姿は男でも女でもない、と断ります。人物は、二つの聖杯のあいだで生命の精髄を移し替えている、と見られています。
片足は大地に、片足は水の上にあり、それによって精髄の性質を示しています。直路が地平線のいくつかの高みへ上り、その上に大きな光があって、そこにかすかに冠が見えます。
BaZiFlowオリジナルの節制と三つの読み方
RWSの札を実際に見ると、金髪の人物の額に金の円があり、白い衣の胸に方形の中の三角があります。背後に大きな翼、その上に放射する光。二つの金の杯のあいだを水が流れ、片足は水の中、もう片足は岸の石の上。右に黄色いアヤメ、左に遠い山へ曲がる道があり、山あいに放射状の光があります。
上から順に、杯、足、道です。
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語義を読む:節約、節度、倹約、管理、調整。どれも暮らしの言葉
ウェイトの占断の語は五つです。
節約、節度、倹約、管理、調整。
五つを、使う量、止める所、整え方に寄せて読むこともできます。節約と倹約は「いくら使うか」、節度は「どこで止めるか」、管理と調整は「どう整えるか」。どれも日々の暮らしの語ですが、第2部が描くのは翼ある姿と生命の精髄で、二か所の調子は大きく離れています。
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杯、足、道と光:書かれたことと、置かれた旧い読み
ウェイトが書く象徴は三か所に集まります。杯と水、足、道と光。どれも見た目を述べ、意味を添えるのは一か所だけです。
三か所の象徴に、ウェイトは何を書いたか
- 二つの杯と水
- ウェイト:この姿は二つの聖杯のあいだで生命の精髄を移し替えていると見られる。動作を書くだけで、各杯が何を表すかは言わない。
- 片足は地、片足は水
- ウェイト:片足は大地、片足は水の上で、「それによって精髄の性質を示す」。彼が意味を添える唯一の箇所だが、性質が何かは続けない。
- 道と光
- ウェイト:直路が地平線の高みへ上り、その上に大きな光があり、そこにかすかに冠が見える。冠が何かは言わない。
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そのあとウェイトは、いくつかの旧い読みを退けます。ここでは慣用の象徴はすべて捨てられ、慣用の意味もそうだ、と言います。季節の移り変わり、生命の絶え間ない動き、観念の結合でさえ、これではありません。この姿を太陽の霊の象徴とするのも正しくない。ただし太陽の光の類比ではあり、人間の三重性の第三の部分で実現される、と加えます。
名もまた「風変わりに」付けられています。節制と呼ぶのは、その規則が私たちの意識で行われるとき、心的な性質と物質的な性質を調え、結び、調和させるからです。その規則のもとで、私たちの理性の部分は、自分がどこから来てどこへ行くかを少し知ります。
練習:一つの愚痴を、杯から杯へ注ぐ
絵の動作は「注ぐ」ことです。水が一方の杯から他方へ流れ、片足は地、片足は水の上、前には道があります。この動きを、職場で人の言葉を取り次ぐ場面に重ねると、三つに分けられます。絵は借り物で、手順はこちらで組んだものです。ウェイトの文にはありません。
片足は地、片足は水:先に分ける
取り次ぐ話を二種類に分けます。確かめられること(何日に、何が失敗し、ログに何があるか)と、移ろうこと(口調、感情、自分の憶測)。前者が足元の地、後者が水です。
杯から杯へ:少しずつ
杯を一度に傾けません。一つ伝え、相手が受け取ってから次を注ぎます。確かめられる杯を先に注ぎます。
前に道がある:次の一歩で結ぶ
小さな一杯ごとに、次に誰が何をし、いつ返事をするかを言います。水がどこへ流れても、受け止める次の一歩が要ります。
例を一つ。金曜に客先から強い口調のメールが来て、エクスポートの失敗が続くと訴えています。それを開発の同僚に伝えます。二つの杯のあいだの水は、次のように分けられます。
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一つの杯に入るもの
注ぎ入れるもの
- 確かめられる事実
- 相手にしてほしい一歩
杯の外に置くもの
- 相手の口調への憶測
- まだ分からない結論
注いだあとに
- 何が届いたかを尋ねる
- 誰がいつ返事か決める
逆位置と隣の札:教会、不和、相争う利害、そして隣の三枚
ウェイトの逆位置の語は二つの並びです。
教会、宗教、宗派、聖職に関すること。時には占う人の結婚を司る司祭まで。ほかに、不和、不幸な組み合わせ、相争う利害。
前の並びは宗教の事柄を指し、なぜかは書かれていません。後の並び、不和、不幸な組み合わせ、相争う利害は、「調え、結び、調和させる」ことがうまくいかなかったときの姿に似ています。「うまくいかなかった調和」と読むのは、読み手による語の仕分けで、原文にそう書いてあるわけではありません。
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隣の三枚
こちらも水を注ぐが、語義は遠い
ウェイトの星は、二つの大きな水差しから海と陸に水を注ぎます。語義は損失、盗難、欠乏、遺棄で、別の読みでは希望と明るい見通し。
二つの杯が二人の手に
カップの2では杯が一人に一つずつで、中央で触れ合います。節制では二つの杯が一人の手にあり、水が間を流れます。前者は「双方は何を言ったか」、後者は「どう注ぐか」を問います。
こちらも徳の名
ウェイトは第2部で力を「Fortitude」と呼び、語義は力、精力、行動、勇気、寛大。一方は力を出すほうへ、もう一方は配分のほうへ傾きます。
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読んだあとの疑問
節制は「ほどよさ、バランス」の札ですか。
語義に節度や管理はありますが、「バランス」は入っていません。ウェイトは、季節の移り変わり、生命の絶え間ない動き、観念の結合といった慣用の意味はここでは捨てられる、とも言います。「バランス」は後の学習の読み方なので、そう示して使います。
片足が地、片足が水とは、どういう意味ですか。
ウェイトは「この精髄の性質を示す」と言うだけで、その性質が何かは述べていません。水を感情、地を現実と読むのは、後の学習の借用です。
節制の逆位置は何を表しますか。
ウェイトの逆位置の語は二つの並びで、教会、宗教、宗派、聖職に関すること(「占う人の結婚を司る司祭」まで含む)と、不和、不幸な組み合わせ、相争う利害です。前の並びに説明はありません。
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