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MH-007 / 梅花易数

内部の爻を取ることと一爻の変化

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内側を取る操作と、一爻を変える操作

既済から互体を取る操作と第三爻だけを変える操作を比べます。未済と屯の出所を調べ、乾坤についての別説も保ちます。

要点を先に約6分で読めます

既済の互卦は未済ですが、第三爻だけを替えた変卦は屯です。二つとも未変更の本卦から始めます。一方は内部の爻を重ねて取り、他方は一位の陰陽を替えるため、出所の番号から違いを確認できます。

  • 下互は本卦の二三四、上互は三四五です。三と四を二度ずつ使い、四本を二等分しません。
  • 既済は下から陽陰陽陰陽陰です。互体は未済になり、第三爻の陽だけを陰にすると屯になります。
  • 乾坤についての別説を残し、通常の抽出か変卦の互体か、対象と手順を明記します。
内部の爻を取ることと一爻の変化

先に読む

梅花易数の入口:八卦から六十四卦へ組み立てる ↗

動爻の定め方:下から数えて一つの位置を変える ↗

「未済があるから変卦」とは限りません

既済の隣に未済が描かれていても、それだけで変卦とは判断できません。本稿の例では、未済は内部の爻を取り出して作る互卦です。同じ既済の第三爻だけを変えた結果は屯になります。卦名の意味から筋書きを考える前に、どの操作でその図ができたかを確かめましょう。

本卦は、今回の作業の出発点となる六爻の図です。互卦では本卦の内側から重なり合う二組の三爻を取り、変卦では指定された動爻の陰陽を替えます。三枚を左から右へ並べても、その並びだけで過去・現在・未来を表すことにはなりません。上下の三爻の読み方は、八卦から六十四卦への組み合わせで確認できます。

本卦取互本卦変爻
本卦
取互
本卦
変爻
本卦から取互と変爻の二経路を分け、互卦を変卦の前段にしません。

位置の出所を六つ書いてみます

『梅花易数』巻一「互卦起例」は、初爻と第六爻を除き、間の四爻から二卦を取ると説明しています。一般的な位置の展開では、本卦の二・三・四を下互卦、三・四・五を上互卦とします。それぞれの三爻は、下から上へ読みます。

新しい図の下から順に出所を書けば、二、三、四、三、四、五です。第三爻と第四爻を二度ずつ使うため、四本の情報から六つの位置ができます。四本を二本ずつに分ける方法ではありません。また、上互卦を四・五・上とすると、除いたはずの上爻が入るので別の操作になります。

同節には、互卦では八卦を用い、六十四卦の名を取る必要はないという説明もあります。したがって、上下の互体を記すだけでも抽出結果を示せます。本稿で完全な卦名を添えるのは、卦の構造を別の本文と照合するためです。必ずその卦辞まで読むよう原文が要求している、と言い換えることはできません。

123下互234上互345

下互

1
2
2
3
3
4

上互

1
3
2
4
3
5
出所二三四三四五は重なりを保存し、元の三と四を二度使います。

水火既済から、二通りの結果を確認する

教材として既済の図を与えます。下卦は離、上卦は坎で、下から陽・陰・陽・陰・陽・陰です。『周易』既済の卦体表示と、初九から上六までの爻名を使って各位置を調べられます。特定の日時からこの卦が出たという設定は加えません。

作業 本卦の位置 読み取れる構造
下互を取る 二・三・四 陰陽陰で坎
上互を取る 三・四・五 陽陰陽で離
第三爻だけを変える 三の陽を陰へ 下震・上坎で屯

下互の坎と上互の離を合わせると火水未済です。『周易』未済には坎下離上とあり、図を確かめられます。一方、変爻の練習では元の既済に戻り、第三爻だけを陰にします。下の離が震になり、上の坎はそのままなので、水雷屯になります。『周易』屯の震下坎上という記載も一致します。

既済の二三四と三四五を取ると下坎上離の未済になります。別に本卦の第三爻だけを変えると下震上坎の屯になります元の図を開いて拡大する

BaZiFlowの構造学習図です。互卦と変卦はそれぞれ本卦から作り、第三爻動は練習の指定条件です。

第三爻を動かす理由は、この図だけからは求めません。ここでは位置を指定して変化の仕組みを検査しています。選び方を知りたい場合は動爻を定める手順を参照します。変卦の検算では、残りの五爻が本卦と一致することも確かめます。

既済123456坎離屯123456坎震

既済

123456坎離

屯

123456坎震

丸で示す既済の第三爻だけを陰へ替えると屯となり、未済は別の抽出経路です。

丸で示す既済の第三爻だけを陰へ替えると屯となり、未済は別の抽出経路です。

乾坤についての別説を落とさない

「互卦起例」の末尾には「又云:乾坤無互,互其變卦」とあります。六陽の乾に位置だけの抽出を行えば六陽が残り、六陰の坤なら六陰が残ります。しかし、線の操作が可能なことと、伝本が別の扱いを記していることは両立します。計算できるからという理由で、末尾の記載を消すことはできません。

乾または坤を扱う記録では、通常の位置抽出を示すのか、この記載に従って変卦の互体を見るのかを明示します。後者では、先に変卦が定まっていなければなりません。動爻が不明なまま、都合のよい一爻を補うことはしません。「又云」という導入も保ち、すべての実践で一つの方法しかないとは述べません。

本卦の互卦と、変卦からさらに取った互卦は、入力となる図が違います。本例で第三爻を替えて屯にしてから互体を取るなら、それは屯を出発点とする別の記録です。元の既済の互卦を示す欄へ、その結果を入れないようにします。

通常の位置抽出乾は乾/坤は坤乾坤の別説変卦を先に定める

通常の位置抽出

  • 乾は乾/坤は坤

乾坤の別説

  • 変卦を先に定める
通常の位置抽出と乾坤の変卦から取る別説は、必要な条件ごと区別します。

BaZiFlowの梅花ツールは変卦から互卦を取る扱いを採用します。乾・坤に動爻がある場合、まず変卦を作り、その二・三・四爻と三・四・五爻を取り出します。変卦をそのまま互卦と呼ぶわけではありません。動爻のない乾・坤では互卦なしと表示します。卦の資料ページにある一般的な構造上の互卦とは、表示名を分けて読みます。

解釈を始める前に残す情報

既済と未済という名前だけから、完成した出来事が必ず崩れるとは言えません。今回の未済は互体であり、指定した変爻の結果は屯です。名前をつないだ説明がこの区別を失うと、図が正しくても説明の経路が間違ってしまいます。

原図の六爻、互体の出所となる番号、指定動爻を保存すれば、後から同じ作業を繰り返せます。一方、現実の何を表すか、いつ起こるかという判断には、追加の根拠と解釈の約束が必要です。構造の確認が終わったら、体と用を分ける考え方へ進み、図の操作と役割の指定を分けて学びます。

互卦の検査出所番号を確認変卦の検査指定一位だけが変化

互卦の検査

  • 出所番号を確認

変卦の検査

  • 指定一位だけが変化
互卦は出所番号、変卦は変わった一位を照合し、別々の検査を使います。

読んだあとの疑問

内部の四爻から六位を作れるのはなぜですか?

二組を重ねて使うためです。下互は二三四、上互は三四五で、元の三と四をそれぞれ二度使います。出所を下から並べると二三四三四五となり、四本を二等分する方法ではありません。

第三爻を替えてから既済の互卦を取れますか?

第三爻を替えた後の対象は屯です。その互体は屯から取ったもので、既済の互卦とは区別します。既済の互卦を求めるなら未変更の原図へ戻り、二つの操作を無断で連続させません。

乾坤の別説を記す必要はなぜありますか?

位置だけを取れば六陽や六陰は同じ形になりますが、伝本は変卦の互体を見る別の説明も残しています。採用する扱いを記し、後者では変卦が先に確定している必要があります。

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この記事を含む学習ルート

資料・出典

  1. 梅花易數・卷一:互卦起例 ↗
  2. 周易・既濟:卦體與爻位 ↗
  3. 周易・未濟:卦體與爻位 ↗
  4. 周易・屯:卦體與爻位 ↗

続けて読む

体と用の分け方:動爻の位置と役割を対応させる ↗