相位のオーブを数値と設定に分けて読む
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アスペクト表の読み方を、90度への偏差と許容幅から整理します。0度をまたぐ角距離、境界での丸め、入相と出相を見分ける時間情報を具体例で確認します。

角距離、偏差、設定を区別し、時間情報が必要な判断を見分けます。
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オーブ欄の3度は何を表しますか
アスペクト表に「3度」とあるとき、精確な角度から実際に3度ずれているのか、それとも最大3度まで認める設定なのかを確認します。どちらもオーブと呼ばれることがありますが、前者は測定値、後者は判定の約束です。ノートでは「実際の偏差」と「許容上限」を分けて書くと混乱を減らせます。
たとえばスクエアの精確な角度は90度です。実際の角距離が92度なら偏差は2度です。仮に上限を3度とし、境界も含めるなら採用します。94度なら偏差4度なので、この設定では採用しません。天体の位置を90度に書き換えるのではなく、90度付近の関係として扱うかどうかを決めています。
図の色帯を言葉で説明します
BaZiFlowオリジナル図解。±3度は判定を説明するための仮の設定です。
色帯は87度から93度です。中央の90度から左右へ3度ずつ広げた範囲であり、天体の実際の移動範囲ではありません。92度の印は帯内、94度の印は帯外にあります。同じ94度でも上限を4度へ変え、境界を含めるなら結果は変わります。変わったのは角度ではなく、採用条件です。
このように一つの図を説明できるか確かめると、線の色を吉凶そのものとして読む癖から離れやすくなります。線が消えた理由が設定なら、能力や可能性が消えたと解釈する必要はありません。線を増やすために上限を広げても、現実の根拠が増えるわけではありません。
TimePassagesの公式資料では、出生図やトランジットなど図の種類ごとに設定が示されています。ここで参照するのは「設定が方法によって異なる」という点です。同製品の値を占星術全体の共通基準とは扱いません。比較するときは図の種類、対象天体、採用するアスペクト、ソフトの版も記録します。
計算を逆向きにたどってみます
判定結果から元へ戻る順番で考えると、必要な情報が分かります。まず目標角度と偏差があり、その前に二点間の角距離があり、さらにその前に各点の黄経があります。最後の星座名だけでは、この流れを再現できません。
| 段階 | 例 | 確認すること |
|---|---|---|
| 元の位置 | 15度と107度 | 星座内度数ではなく全黄経か |
| 二点の角距離 | 92度 | 円周の短い側を使ったか |
| 目標からの偏差 | 90度から2度 | 何のアスペクトを検査しているか |
| 採用条件 | 上限3度、境界を含む | 設定を明記しているか |
0度をまたぐ別の例も確認しましょう。350度と10度の単純な差の絶対値は340度ですが、短い側は360−340=20度です。黄経差が180度を超える場合、360度から差を引きます。各サインは30度区間なので、サイン内の度数から始める場合は区間の開始角度を加え、完全な黄経に戻しておきます。黄道の起点の違いは、この前提を確認する別の問題です。
ここで求めるのは黄経の差です。黄緯も使う立体的な天空上の距離とは区別します。細かい数値が表示されていても、どの量を計算したかが違えばそのまま比較できません。また、表示上は3.00度でも内部の値は丸められている場合があり、境界付近では表示桁数だけで判定しないようにします。
歴史の定義と現在の一覧を分けます
プトレマイオスの『テトラビブロス』第一巻第十三章では、180度、120度、90度、60度の関係が述べられています。現代の一覧には通常0度のコンジャンクションもあり、さらに別の角度を採用する方式もあります。古典の記述は概念の来歴を知るための資料であり、現在の全ソフトに同じ設定を要求する仕様書ではありません。
特定の線がほしいから後から上限を調整すると、気に入った解釈に合わせて条件を変えることになります。別の方式を試すこと自体はできますが、設定の違う別結果として残し、他の線にも生じた変化を一緒に確認します。都合のよい一本だけを比較材料にしないことが大切です。
入相か出相かは次の情報が必要です
94→92→90度という時間順なら、90度からの偏差は4→2→0度で近づいています。90→92→94度なら0→2→4度で離れています。真ん中の92度だけを見ると両者は区別できません。入相と出相を判断するには、両方の天体の動きや順逆行を含む時間情報が必要です。停滞や方向転換があれば、単純な並びを遠い未来まで延長できません。
これは作図用の仮の系列で、実際の星暦ではありません。接近しているという計算から、特定の出来事が必ず起きるとは言えません。また、出生図内の二点なのか、トランジットと出生図なのか、二人の比較なのかで主語が変わります。角度が同じでも同じ主張にはなりません。数値を確認した後の読み方は、主要アスペクトを吉凶に直結させない理由で検討します。

