夫妻宮:名前・問い方・天馬の位置
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夫妻宮は書では先に妻妾、女命では夫君、今は夫妻と呼ばれます。巻二の問い方、天馬が夫妻宮に入る小さな計算、男命と女命の見る順での位置を整理します。
要点を先に約6分で読めます
夫妻宮は宮順の三番目で、書では「妻妾」、女命の順では「夫君」、今は「夫妻」と呼びます。命宮が辰戌丑未にあるとき、夫妻宮は必ず寅申巳亥に落ち、そこが天馬の入りうる四か所です。
- 一つの枠に三つの名前があります。巻二の宮順では妻妾、巻三の女命の順では夫君、今は夫妻。対宮は官禄、三合は遷移と福徳です。
- 巻二「三妻妾」の条文は、結婚の早い遅い、年齢の上下、助け、和合という四つの問いに言葉が集まっていて、断語は星と明るさで変わります。
- 命宮が辰戌丑未なら夫妻宮は寅申巳亥。生まれ年の地支が命宮の地支と同じ三合の組にあるとき、天馬が夫妻宮に落ちます。

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一つの枠に、三つの名前
同じ一つの位置が、『紫微斗数全書』の中ではいくつかの名前で呼ばれています。今の通称は夫妻宮で、宮順の三番目、パートナーや親しい関係の話題を扱います。
示意図:強調した夫妻宮は中心をはさんで官禄宮と向かい合い、遷移・福徳と三角形を作る。環は時計回りに描いたが、実際の盤では宮名が地支を逆にたどるので、夫妻宮の地支は命宮より二つ前になる。
図では夫妻宮が宮順の三番目、つまり命宮の次の次にあります。両隣は兄弟宮と子女宮、真向かいが官禄宮、三合の残り二つが遷移宮と福徳宮です。一枚の盤でどう位置を決め、全体とどうつなげて読むかは、夫妻宮を盤全体の中で読むにあります。ここでは名前を見ます。
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「妻妾」には当時の婚姻制度が入っていて、今はそのまま使いません。十二宮の名前の更新については、十二宮の話題地図を参照してください。
巻二がこの宮に投げる四つの問い
巻二「三妻妾」の条文は、一行に星を一つずつ並べていて、使う言葉がとても絞られています。冒頭の一行が見本です。
紫微は遅く迎えて共に老い、気性は強い。天府と同宮なら共に老いる。天相と同宮なら若い。
「遅く迎える」は縁談が遅れること、「共に老いる」はなごやかさが続くこと、「若い」は配偶者が年下であることです。条文全体の言葉を分けると、おおむね四種類の問いになります。
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四種類の言葉は、星・明るさ・同宮の星で変わります。条文は部品の組み合わせで、人物への決まった判決文ではありません。今は夫妻宮をふつう関係の話題へ広げて読みますが、どこまで広げるかは方法を明示する必要があり、条文が問う「時期と年齢」とは別の話です。
天馬が夫妻宮に入る:どの生まれ年か
巻二には、夫妻宮だけにかかわる規則があり、天馬と夫妻宮を結びつけています。前半は位置だけの条件です。
命が辰・戌・丑・未にあって、寅・申・巳・亥の夫妻宮に天馬があれば……
命宮が辰戌丑未にあるとき、夫妻宮は命宮から逆に二つ先で、必ず寅申巳亥に落ちます。つまり「命が辰戌丑未」と「夫妻宮が寅申巳亥」は、実は同じ条件です。たとえば命宮が辰なら夫妻宮は寅です。残る問いは一つ、その枠に天馬がいるかどうかです。天馬は生まれ年の地支で決まります。巻二「安天馬星訣」は述べます。寅午戌の年は馬が申、申子辰の年は馬が寅、巳酉丑の年は馬が亥、亥卯未の年は馬が巳にいます。
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四つの命宮の地支を順に計算すると、小さな表ができます。
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男命と女命で、夫妻宮は何番目か
巻三「男女の命の同異を論ず」は、男命と女命に別々の見る順を示していて、同じ夫妻宮が二つの順で違う位置に置かれます。
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男命の順では、父母・夫妻・子女が最後に見る組です。女命の順では夫君が三番目で、福徳のすぐ後に来ます。女命の段は、こう始まります。
女命はまず身と命の吉凶を見る。……次に福徳宮の吉凶を見る。……三番目に夫君を見、四番目に子・財帛・田宅を見る。
同じ段の後ろには、「女は夫によって貴くなる」といった当時の社会の前提も書かれています。こうした言葉は当時の事情を映したものなので、引用するときは出典と時代を合わせて示し、今の読者についての結論として扱いません。
三つの手順:命宮の地支、夫妻宮、天馬
命宮の地支を書く
まず生まれ月と生まれ時から命宮の地支を出します。命宮の記事を参照してください。
逆に二つ数える
夫妻宮は命宮の次の次で、地支は命宮より二つ前です。
生年支の天馬を引く
寅午戌の年は申、申子辰の年は寅、巳酉丑の年は亥、亥卯未の年は巳です。夫妻宮の支と重なるか確かめます。
自分で試算する二問
命宮が戌で午の年生まれ。夫妻宮と天馬はそれぞれどの地支ですか。
夫妻宮は申。午は寅午戌の組で天馬も申にいます。二つが重なり、天馬は夫妻宮に落ちます。
命宮が丑で午の年生まれ。天馬は夫妻宮に落ちますか。
夫妻宮は亥ですが、午の年の天馬は申で、亥にはいません。命宮が丑なら、巳・酉・丑の年の生まれでなければなりません。
星そのものを知るには天馬:輔星の位置と作用を、前の枠は兄弟宮、次の枠は子女宮です。
読んだあとの疑問
夫妻宮は結婚している人だけの宮ですか。
十二の話題の位置の一つで、どの盤にもあり、結婚しているかどうかには関係しません。現代の入門書は、パートナーや親しい関係へ広げて読むことが多く、どこまで広げるかは使う方法を明示します。
書にある「女は夫によって貴くなる」のような言葉は、今も使えますか。
こうした言葉は当時の社会の事情を映していて、巻三でも男命と女命の見る順は分かれています。引用するときはその時代の書き方として出典を示し、今の読者にどう当てはまるかは別に説明します。
天馬が夫妻宮に入るには、命宮が辰戌丑未である必要がありますか。
巻二の規則では、それが前提です。サイトのエンジンで盤を一つずつ組んで確かめても同じで、残りの八つの命宮の地支では、天馬は夫妻宮に落ちません。
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