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TA-CARD-031 / タロット

ワンドの9:杖にもたれる人

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ワンドの9:まず背後の本数を数える

ワンドの9は、頭に布を巻いた人が杖にもたれて敵を待つような顔をし、背後に八本の杖が柵のように並ぶ札です。「対立の中の強さ」と「遅れ・中断」を読み、在庫を数えて「止める線」を引く練習をします。

要点を先に約6分で読めます

ワンドの9に衝突はなく、杖にもたれて待つ人と、背後に並ぶ杖の列だけがあります。ウェイトの主な意味は「対立の中の強さ」で、付随するのが遅れと中断です。読むときは、背後に何本立っているかを数え、何を待っているのかを尋ねます。

  • 絵に交戦はない。杖にもたれる人は待ち、待つ相手はまだ現れていない。襲われれば大胆に受けて立ち、体つきは手ごわい相手になり得る、とウェイトは言う。
  • 主な意味は対立の中の強さ。付随するのは遅れ、中断、休会で、どれも「しばらく脇に置く」意味の語。
  • 逆位置は障害、逆境、災難。補足の意味は「一般に悪い札」の一言だけで、本項とは向きが違う。
18秒で、杖にもたれる人と背後の柵、強さと中断の語義、在庫を数えて線を引く順に見ます。

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まず図像:杖にもたれる人、背後に並ぶ杖

ウェイトはこう書きます。人物は杖にもたれ、期待のこもった顔つきで、敵を待つかのよう。その背後には、ほかに八本の杖が直立し、整然と並んで柵のようだ。

ワンドの9:三日月と星の夜空の下、頭に白い布を巻いた人が葉のついた杖を握って立ち、背後に横木のある木の柵が並ぶ。三つのラベルは「頭に布を巻いた人」「柵のように並ぶ八本」「尋ねる一文」。元の図を開いて拡大する

ワンドの9:杖にもたれる人と背後の柵

RWS版の絵では、この人は頭に白い布を巻き、視線をわきへ向け、両手で杖を握っています。背後の杖は低い山を背にして並び、どの杖の頭にも小さな葉が芽吹いています。足もとは平らな灰色の地面です。杖は全部で九本、一本が手の中、八本が背中の側です。

表情期待、待つ顔手一本、もたれる背後八本、一列に
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表情期待、待つ顔手一本、もたれる背後八本、一列に
絵の三層:いちばん上に表情、手に一本の杖、背後に八本の立つ杖。

原典の語義:対立の中の強さ、そして遅れと中断

ウェイトの主な意味は「対立の中の強さ」です。襲われれば、この人は衝撃を大胆に受け止め、体つきからすると手ごわい相手になり得る。この主な意味に付随して、あらゆる可能な付随の意味、遅れ、中断、休会があります。

この札は対立の中の強さを表す。襲われれば、この人は衝撃を大胆に受け止め、その体つきは手ごわい相手になり得ることを示す。この主な意味に付随して、あらゆる可能な付随の意味がある。遅れ、中断、休会。

ウェイト「ワンドの9」(英文の要約訳)
襲われたら衝撃が来るすると大胆に受けるしかも手ごわい体付随の意味遅れと中断と休会
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襲われたら衝撃が来るすると大胆に受けるしかも手ごわい体付随の意味遅れと中断と休会
主な意味の中の二つの層:襲われたときの受け方と、それに添う三つの付随語。

もたれる姿、柵、頭の布:根拠は何か

絵の中で一つずつ分けて話したいのは、もたれて待つ姿勢、背後の杖の列、頭の白い布の三つです。ウェイトは最初の二つを書き、三つ目には触れていません。

姿勢・柵・頭の布の根拠

もたれる姿
ウェイトは、杖にもたれ期待の顔つきで「敵を待つかのよう」と書きます。敵が誰か、いつ来るかは書かず、この人が傷を負っているとも書きません。
背後の八本
ウェイトは「直立し、整然と並んで柵のよう」と書きます。「整然」と「柵のよう」は彼の比喩です。RWS版の絵では、低い山の手前に並び、頭に小さな葉をのせています。
頭の白い布
ウェイトは触れていませんが、RWS版の絵には見えます。「傷を負った人」と読む教え方もありますが、それは後から足された読みです。
原文にある杖にもたれ期待の顔敵を待つかのよう八本が直立し整然絵が足した頭に白い布杖の先に小さな葉低い山の前に立つ後の読み手が足した布=傷を負った柵=備えた後ろ盾
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原文にある杖にもたれ期待の顔敵を待つかのよう八本が直立し整然絵が足した頭に白い布杖の先に小さな葉低い山の前に立つ後の読み手が足した布=傷を負った柵=備えた後ろ盾
待つ人一人に三つの層:原文の言葉、絵が足した細部、後の読み手が重ねた読み。

柵を「すでに備えた後ろ盾」と読むのは、学習でいちばん使いやすい比喩です。杖は手の中ではなく背後に立ち、いつでも寄りかかれます。

読み方:立っている杖を数え、「止める線」を引く

ワンドの9では、「待つ」が「何もすることがない」と受け取られやすくなります。ウェイトの語義では、遅れ、中断、休会が「対立の中の強さ」と並んでいて、待つことそのものがこの札の姿勢です。九本の杖を一まとまりの在庫に移すと、動きは三つになります。

  1. 数える:背後に何本あるか

    絵では一本が手の中、八本が背後で、それぞれが一本ずつです。在庫を数えるときも、「だいたい」ではなく実数を書き、一束を一本と数えません。

  2. 分ける:どれがすでに行き先を持つか

    ウェイトは杖が「整然と」並ぶと言います。整然とは、どれにも位置があるということです。どれが予約済みで、どれが常連向けで、どれが自由に動かせるか。

  3. 線を引く:何本まで減ったら止めるか

    遅れ、中断、休会は語義に入っているので、止めることに別の理由は要りません。「残りこれだけになったら新規は受けない」と先に書いておくほうが、最後の一つが売れるときに考えるより落ち着いて決められます。

例を一つ。金曜の夜、石けんの露店の店主が、週末のマルシェに向けて人気の一種類を数えます。全部で九箱、一箱が台の上、残りの八箱が車の荷室です。九箱を用途別に並べます。

台の上1箱、販売中予約済み3箱、取り置き常連向け2箱、約束済み自由枠3箱、売ってよい
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台の上1箱、販売中予約済み3箱、取り置き常連向け2箱、約束済み自由枠3箱、売ってよい
九箱の用途:台の上の一箱、予約済みの三箱、常連向けの二箱、自由に動かせる三箱。

九箱のうち、その場で売れるのは八箱ではなく三箱です。線はここに引けます。自由枠の三箱が残り一箱になったら、新しい予約は受けず、尋ねてきた人には前もってそう伝えます。

数えたあと

合っている

  • 実数で、「だいたい」ではない
  • どの一箱にも行き先がある

合っていない

  • 予約済みを自由枠に数える
  • 止める線がない

足す

  • 予約済みを別枠で表に出す
  • 何箱で止めるか書く

逆位置と隣の札:障害、逆境、そして「一般に悪い札」の一言

ウェイトが逆位置に挙げる語は三つだけです。障害、逆境、災難。説明は添えられていません。補足の意味にも一言あり、「一般に悪い札」。別の読み手のもので、本項の「対立の中の強さ」とは向きが違います。本項は持ちこたえる姿勢の描写、補足は総評です。引用するときは、どの層かを示します。

層書き方性質本項対立の中の強さ姿勢の描写本項の逆位置障害・逆境・災難三つの語補足一般に悪い札別の読み手の総評
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層書き方性質本項対立の中の強さ姿勢の描写本項の逆位置障害・逆境・災難三つの語補足一般に悪い札別の読み手の総評
三つの層:本項は姿勢を描写し、逆位置は三語を挙げ、補足は総評を一言添えます。

「守る」に触れる三枚、守る対象はそれぞれ違う

ペンタクルの4

手の中のものを抱える

ウェイトは、冠をかぶった人が一枚のペンタクルを抱え、頭の上に一枚、足の下に二枚を置くと書きます。語義は財の確かさ、持つものにしがみつくこと、贈り物と遺産。逆位置は宙づり、遅れ、反対。守るのは「すでにあるもの」で、9が守るのは一本の線です。

ワンドの7

同じく杖と向き合う人

7では六本の杖が彼に向けて掲げられ、彼は高みにいます。9では彼に向けられた杖はなく、ただ待っています。

ワンドの10

次の札:杖がすべて一人の背に

9では八本が背後に立ち、10ではそれが一人の肩にのしかかります。ウェイトは、その人が杖の重みに押しひしがれていると書きます。

読んだあとの疑問

ワンドの9は悪い札ですか。

ウェイトの本項は対立の中の強さで、襲われても大胆に受けて立つ人だと書きます。一方、補足の意味では別の読み手が「一般に悪い札」と書いています。本項と補足で評価が違うので、どの層を引くかを示します。

ワンドの9の逆位置はどういう意味ですか。

ウェイトの逆位置の語は障害、逆境、災難で、それ以上の説明はありません。補足の一覧にこの札の逆位置はありません。正位置の「遅れ、中断、休会」は本項の付随の意味で、逆位置の内容ではありません。

ワンドの9は、戦わなければならないという意味ですか。

絵に戦いはなく、あるのは待つ姿です。ウェイトは「敵を待つかのように」と書くだけで、敵が来たとも、結果とも書いていません。札から読めるのは守り、待つ姿勢で、相手が誰かは問いが補います。

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資料・出典

  1. The Pictorial Key to the Tarot, Part III §2: Nine of Wands (Waite, 1910) ↗
  2. The Pictorial Key to the Tarot, Part III §4: Some additional meanings of the Lesser Arcana ↗
  3. Rider–Waite–Smith Tarot, Nine of Wands, drawn by Pamela Colman Smith (Wikimedia Commons) ↗

続けて読む

ワンドの7:高みに立つ一本の杖、下から掲げられる六本の杖 ↗

逆位置を「悪い意味」に固定しないために ↗