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HEX-024 / 共通の方法

復卦:一陽来復、七日と十年

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復:七日、至日、十年

復は第二十四卦で、雷が地の中にあり、一本の陽爻が最下に還っています。卦辞は「七日」、大象は「至日」、上六は「十年」を数え、六つの爻辞は初九からの遠さに沿って、近い復から迷う復まで進みます。

要点を先に約7分で読めます

復の字面は還ること。最下に陽爻が一本還り、上には陰爻が五本あります。卦辞は「七日」、大象は「至日」、上六は「十年」を数え、六つの爻辞は、この陽爻からの遠さに沿って六通りの還り方を描きます。

  • 復は坤(地)が上、震(雷)が下で、一本の陽爻が最下に還り、上に陰爻が五本。彖伝は「剛が反る」「剛が伸びる」と言い、大象は「雷が地の中にある」と言う。
  • 卦辞は「その道を往き来して、七日で復る」。彖伝は「天の運行である」と続け、「復において、天地の心が見えるのではないか」という問いで結ぶ。大象は先王が至日に関所を閉ざす、と書く。
  • 六つの爻辞は、遠くない復・安らかな復・しきりの復・ひとりの復・厚い復・迷う復の順で、初九からいちばん遠い上六だけが迷う復で、最も長く、「十年に至っても征伐できない」まで続く。
18秒で、一陽が最下に還る形を見て、復卦の三つの時間を数え、復を読む前の三つの問いを持ち帰ります。

先に読む

六十四卦:上下の卦の組み合わせと、卦名の調べ方 ↗

卦辞と爻辞:全体の言葉か、一本の線の言葉か ↗

雷が地の中にある:一本の陽爻が最下に還る

復は第二十四卦で、下卦が震(雷)、上卦が坤(地)です。陽爻は最下の初九だけで、その上の五本はすべて陰爻。説卦伝では、震は動くことを、坤は従うことを表します。動きは下に、従うことは上にあり、雷はまだ地の中に潜んでいます。

復とその錯卦の姤を並べる:左は復で、陽爻はいちばん下の一本だけ、上の五本は陰爻、下卦は震(雷)、上卦は坤(地)。右は姤で、陰爻はいちばん下の一本だけ、上の五本は陽爻、下卦は巽(風)、上卦は乾(天)。どちらも一本だけ違う爻があり、それが最下位にある。線は下から数える。元の図を開いて拡大する

復と錯卦の姤:復は陽爻が最下に還り、姤は陰爻が最下に現れる。

上卦:坤(地)従う下卦:震(雷)動く
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上卦:坤(地)従う下卦:震(雷)動く
復は二層:上に坤(地)、下に震(雷)。雷が地の中にある。

復を読む前の三つの語

復
還ること。卦名は動詞で、還るのは最下に戻った一本の陽爻。
その道を往き来する
字面は、同じ道を行って戻ること。
七日
卦辞の時間を表す語。七日間なのか、短い周期の大まかな言い方なのか、昔から読みが分かれる。

上の図は、復をその錯卦の姤と並べています。姤は最下に陰爻が一本現れ、上に陽が五本。復は最下に陽爻が一本還り、上に陰が五本。どちらも一本だけ違う爻があり、その位置はどちらも最下です。

卦辞と彖伝:七日で復る、天地の心

復の卦辞は前の卦々より長く、いくつかの短い句があります。

亨る。出入りに災いなく、朋が来て咎なし。その道を往き来して、七日で復る。進み行くのによい。

卦辞・復(訳)

「出入りに災いなし」は、出るにも戻るにも障りがないこと。「朋が来て咎なし」は、仲間が来ても過ちがないこと。「その道を往き来して、七日で復る」は、同じ道を行き来し、七日で戻ること。最後に「進み行くのによい」と結びます。彖伝は句ごとに解説します。

復は亨る。剛が反り、動いて従順に進むので、出入りに災いなく、朋が来て咎がない。「その道を往き来して、七日で復る」とは、天の運行である。「進み行くのによい」とは、剛が伸びるからである。復において、天地の心が見えるのではないか。

彖伝・復(訳)

「剛が反る」は卦の形から読めます。剛、つまり陽爻が戻ってきたのです。「動いて従順に進む」は、下の震が動き、上の坤が従うこと。「七日で復る」の後に彖伝が足すのは三文字、「天の運行」だけで、剥卦の彖伝も「天の運行である」で終わります。「剛が伸びる」は陽爻が伸びていること。最後の一文は問いで、この還ってきた陽爻に、天地の「心」が見えるのではないか、と言います。

彖伝は卦の形を読む剛が反る陽爻が戻る動いて従う震が動き坤が従う剛が伸びる進むによい彖伝の結び往き来する同じ道を行き戻り七日時間の語天の運行天の動き天地の心結びの問い
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彖伝は卦の形を読む剛が反る陽爻が戻る動いて従う震が動き坤が従う剛が伸びる進むによい彖伝の結び往き来する同じ道を行き戻り七日時間の語天の運行天の動き天地の心結びの問い
彖伝を二度に分けて読む:最初は卦の形、剛が反り、動いて従い、伸びる。次に往き来と七日から天の運行を経て、天地の心という問いで終わる。

大象:至日に関所を閉ざし、君主は巡らない

復の大象は前後に分かれ、後半に主語が二つ出てきます。前半は象で、「雷が地の中にある。これが復」。震が坤の下にあり、雷はまだ地に潜っています。後半は行いで、まず先王が「至日」、伝統的には冬至と読まれる日に、関所を閉ざします。商人や旅人は動かず、そこで主語が替わって、君主は四方を見回りに出ません。

先王は至日に関所を閉ざし……君主は四方を巡らなかった。

大象・復(訳・抜粋)

先に「先王」、次に「君主」と、一つの大象に主語が二つ現れています。

観:風が地の上を行く先王が四方を巡る出かけて、民を観る復:雷が地の中にある先王が関所を閉ざす君主は巡らない
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観:風が地の上を行く先王が四方を巡る出かけて、民を観る復:雷が地の中にある先王が関所を閉ざす君主は巡らない
二つの大象:観では先王が四方を見回り、復では関所が閉じて君主は見回りに出ない。

観卦の大象は「先王は四方を巡った」、復の大象は「君主は四方を巡らなかった」。同じ行いで、一方は出かけ、もう一方は出かけません。象も違います。風が地の上を行くのと、雷が地の中にあるのと。

六つの爻辞:「遠くない復」から「迷う復」まで

六つの爻辞のすべてに「復」の字があり、その前の語が替わります。六本の爻を初九からの遠さに沿って並べると、前につく語が「遠くない」から「迷う」へ移ります。

爻位爻辞小象初九遠くへ行かず復る、大吉身を修めるから六二安らかに復る、吉仁の下に身を置く六三しきりに復る、危うい道理として咎なし六四中ほどを行き、ひとり復る道に従うから六五厚く復る、悔いなし中にあり省みる上六迷って復る、凶、災い君主の道に背く
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爻位爻辞小象初九遠くへ行かず復る、大吉身を修めるから六二安らかに復る、吉仁の下に身を置く六三しきりに復る、危うい道理として咎なし六四中ほどを行き、ひとり復る道に従うから六五厚く復る、悔いなし中にあり省みる上六迷って復る、凶、災い君主の道に背く
復の六つの爻辞と小象:遠くない復、安らかな復、しきりの復、ひとりの復、厚い復、迷う復。

初九は、還ってきた陽爻そのものです。「遠くへ行かないうちに復る」、「大きな悔いはない」、「大いに吉」。小象は「身を修めるからである」と言います。六二の「安らかに復る」は、初九にぴたりと寄り添います。「安らか」は、よい状態を表す語。小象は「仁の下に身を置くからである」。六三の「しきりに復る」は、何度も戻ること。「危ういが咎なし」、小象は「道理として咎めはない」。

六四の「道の中ほどを行き、ひとり復る」は、五本の陰爻の真ん中を歩み、初九と応じるのはこの爻だけです。伝統的には、それが「ひとり」で復る理由と読まれます。小象は「道に従うから」。六五の「厚く復る」は、手厚く誠実な復で、「悔いなし」、小象は「中にあって、みずから省みる」。上六では修飾語が「迷う」に変わります。「迷って復る。凶、災いと過ちがある」、そのあと並ぶのは、軍を用いれば「最後には大敗する」こと、君主に「凶」があること、「十年に至っても征伐できない」こと。小象は「君主の道に背く」と言います。

復の隣の卦:剥・姤、そして序卦伝の「上から下へ」

復を上下逆にすると剥で、最上にあった陽爻が最下へ移ります。錯卦は姤で、最初の図で復と並べました。互卦は坤、描き方は六十四卦の構造で確かめられます。

序卦伝が復を剥の後に置く理由には、次の一句があります。

剥がれ尽くして最上に至り、下へ戻る

序卦伝(訳・抜粋)

剥がれる動きは無になるまで続かず、最上に行き着いたところで下から陽が戻る。だから復が来ます。復のすぐ後は無妄で、序卦伝の理由は、復ったなら、もう軽はずみには動かない、というものです。

剥最上まで剥がれる復最下に還る無妄軽はずみに動かず
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剥最上まで剥がれる復最下に還る無妄軽はずみに動かず
序卦伝の三つの卦:剥は最上まで剥がれ、復は最下から還り、復のあとは無妄が来る。

読んだあとの疑問

「七日で復る」は、七日間のことですか。

本文は言っておらず、昔から読みが分かれています。字面どおりに数える読みと、短い周期をおおまかに指すと読む説があり、彖伝が足すのは「天の運行である」だけです。引用するときは「七日」とそのまま書き、換算しないのが無難です。

彖伝はなぜ問いで終わるのですか。

結びの問いは、指し示すような語気です。この還ってきた陽爻に、天地の「心」が見えるではないか、と。復の彖伝の中で疑問で終わる文はこれだけなので、そこに目が留まります。

上六はなぜこんなに長いのですか。

上六は卦の中でいちばん長い爻辞で、「迷って復る。凶、災いと過ちがある」のあとに、軍を用いて大敗すること、君主に凶があること、十年間征伐できないことを並べます。復を「迷う」で修飾するのもこの爻だけで、結果をいちばん詳しく書いています。

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資料・出典

  1. 周易·復(Wikisource 中文版:卦辞、爻辞、彖、象) ↗
  2. 说卦传(Wikisource 中文版):震、动也;坤、顺也 ↗
  3. 序卦传(Wikisource 中文版) ↗

続けて読む

剥卦:山が地に付く、「寝台を脚から剥ぐ」から「大きな果実は食べられず」まで ↗

六十四卦:上下の卦の組み合わせと、卦名の調べ方 ↗

卦辞と爻辞:全体の言葉か、一本の線の言葉か ↗