化科:補助星と三つの出どころ
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化科の列では四つの干が文昌・右弼・文曲・左輔に印を渡します。エンジンで求めた例の命盤で、補助星が月と時でどう置かれるかを確かめ、生年科・宮干科・自化科を分けて記録します。
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科の列は前の二つの列と違い、本サイトのエンジンの表では文昌・文曲・左輔・右弼といった補助星に印を渡します。化科は星に付く三つめの印で、書は「試験・文章」の象を取ります。
- 本サイトのエンジンの表では、科の列の九つの名前のうち、文昌・右弼・文曲・左輔の四つが補助星で、丙・戊・辛・壬の四つの干が科を渡します。
- 補助星は生まれ月と時刻で置かれ、年干は関与しません。例の盤で三つの時刻を試すと、文昌の地支は毎回変わりますが宮名は変わらず、旧暦の月で決まります。
- 例の盤の財帛宮には科の記録が五件あり、出どころは三種類です。生年科が一件、宮干の飛入が三件、自化が一件です。

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科の列:九つの名前、うち四つは十四主星の外
化科は星に付く三つめの印で、書は「試験・文章」の象を取ります。科の列には、前の二つの列にはないことがあります。補助星に印を渡すのです。
化科星は本サイトのエンジンの四化表(iztro の既定の表と全マス一致)による。「補助星」は文昌・文曲・左輔・右弼。壬の一マスは『全書』の口訣と異なる(本文を参照)。
科の列は十干で名前が九つしかありません。太陰が庚と癸で二度出るからです。右の列は種類です。丙の文昌、戊の右弼、辛の文曲、壬の左輔は補助星で、残る六つの干は主星に落ちます。禄と権の列の二十か所はすべて主星で、補助星は科の列に四回、忌の列に二回(己の文曲、辛の文昌)現れます。
書は、化科の象を専用の項に書いています。
化科の星は水で、天上の試験の神であり、文章をつかさどる神である。
補助星の置き方:月と時で決まり、年干は関与しない
丙の干は科を文昌に渡しますが、文昌がどの宮にいるかは丙には言えません。文昌を置く口訣は、入力が生まれた時刻です。
文昌は戌から子の刻を起こし、そこに置く。丑の刻なら逆に酉へ進めて置く。
左輔と右弼の口訣は、入力が生まれ月に替わります。
左輔は正月に辰から起こり、順に進んで生まれ月に出会う位置が貴い方である。
丙子の年の日(西暦1996年3月9日、旧暦正月二十日)で試してみます。年も日も動かさず、時刻だけを替えると、文昌は毎回別の地支に落ちます。面白いのは宮名です。
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文昌は地支を逆に進み、命宮も逆に進むので、二つの相対位置は変わらず、文昌の宮名は時刻に従いません。文曲は順に進むので、一刻ごとに宮名が替わります。
生年科:丙の年の文昌は月で宮が決まる
例の命盤は、この日の卯の刻、男性とします。年干は丙で、科の列は文昌。文昌は財帛宮(乙未)にいます。記録は「生年科・文昌・財帛宮」です。
文昌の宮名は月だけで決まるので、丙の年の生年科がどの宮名に落ちるかは、旧暦の月から直接並べられます。エンジンで十二か月×十三の時刻枠をすべて試し、どの月も宮名が全時刻で変わらないことを確かめました。
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同じ問いを壬の年に移すと、向きが逆になります。左輔の宮名は時刻だけで決まり、月は関係しません。子の刻は福徳、丑の刻は田宅、寅の刻は官禄です。
宮干の科:一つの財帛宮に三つの飛入
例の盤では、三つの宮の干が出す科が財帛宮に向かいます。
- 子女宮(丙申):丙の科は文昌で、財帛にいます。干が年干と同じなので生年科と同じ星ですが、出どころは宮干です。
- 官禄宮(辛卯):辛の科は文曲で、財帛にいます。
- 福徳宮(辛丑):辛の科は同じく文曲で、財帛にいます。官禄と福徳は干が同じなので、同じ科を出します。
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自化科:三つの宮が自分に戻る
自化科は、その宮自身の干を見ます。例の盤では三つの宮が条件を満たします。
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二件が補助星に落ちています。交友の左輔と、兄弟の右弼です。壬の一マスはエンジンの表によります。『全書』の口訣の最後の句は「府」とあり、口訣どおり天府を取れば交友宮の一件は成り立ちません。二つのテキストのこの違いは生年四化で扱っています。
五件を財帛宮に戻すと、生年科が一件、宮干の飛入が三件、自化が一件です。出どころが違うので別々に記録し、「財帛宮に科がたくさんある」とは書きません。
表を引いたあとの三つの作業
補助星も調べる
印を帯びた星は、主星と文昌・文曲・左輔・右弼を合わせて探します。補助星の置き方には別の口訣があります(補助星・煞星・雑曜を参照)。
位置は月と時で出す
文昌の宮名は旧暦の月、左輔の宮名は時刻に従います。位置を年干から導かないでください。
出どころを分けて書く
生年科、ある宮干の飛入、自化をそれぞれ一行にし、その宮に現れた数だけ記録します。
月で一問、時で一問
丙の年、旧暦三月生まれ。生年科はどの宮名に落ちますか。
丙は科を文昌に渡し、三月の文昌は遷移宮にいます。時刻は宮名を変えません。
壬の年、子の刻生まれ。科を帯びた左輔はどの宮名にいますか(エンジンの表)。
壬の科は左輔で、子の刻の左輔は福徳宮にいます。生まれ月とは関係ありません。
科の次は第四の列で、最も読みすぎられやすい化忌です。
読んだあとの疑問
化科が補助星に落ちるのは、補助星が主星より重要という意味ですか。
表がその星に印を渡しているだけで、軽重の比較はありません。実務上の帰結は技術的なことで、印の付いた星を探すときは補助星も調べないと、四つの干の科を見落とします。
同じ丙の年でも、生まれた時刻が違うと化科の宮は変わりますか。
文昌の地支は変わりますが、例では宮名は変わりませんでした。命宮も一緒に動くからです。辛の年なら、文曲の宮名は時刻につれて変わるので、星ごとに調べる必要があります。
壬の年の化科は、天府ですか、左輔ですか。
本サイトのエンジンの表は左輔です。一方、『全書』の口訣の最後の句は「府」と書いています。メモにはどの表を使ったかを書き、二つの星を同時に科として記録しないでください。
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