ペンタクルのペイジ:宙の貨幣
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ペンタクルのペイジは、青年が両手の上に浮かぶペンタクルを見つめる札です。ウェイトの原文から語義、「別の読み」、補足を分け、「見つめている一件」と「見えていない周囲」を二列に書く練習をします。
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ペンタクルのペイジがしているのは一つだけ、手の上の貨幣を見つめることです。語義は勉強と学識を巡り、同じ描写に、周囲に気づかないという一言が添えられています。
- ウェイトの描写は二文:若い人物が、掲げた両手の上に浮かぶペンタクルを見つめ、ゆっくり進み、周囲に気づいていない。
- 語義は専心・勉強・学識・思索が中心。「別の読み」は知らせと運ぶ人、統率と管理。逆位置は浪費・放縦・気前のよさ・贅沢、悪い知らせ。
- 問いに使うときは、「見つめている一件」と「視野の外の数件」を二列に書き、集中の利点と死角を一枚の紙に並べる。

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手の上に浮かぶ貨幣:視線は上へ、足取りはゆっくり
ペンタクルのペイジについて、ウェイトが画面に割いた言葉は二文だけです。若い人物が、掲げた両手の上に浮かぶペンタクルを一心に見つめている。ゆっくりと進み、周囲のものに気づいていない(insensible of that which is about him)。
ペンタクルのペイジ:手の上の貨幣
RWS版の絵では、青年は赤い帽子に緑の上着で、開けた草地に立ち、両手で貨幣を持って顔を上げています。足もとに小さな花、左に木立、右の遠くに淡い青の山があり、その手前に赤茶色の畝がひとすじ見えます。BaZiFlowのオリジナル札は構図が違い、両手を頭上に上げ、貨幣は手の上、背後に耕された畑と一本の木と太陽があります。
どちらの絵でも、貨幣は地面にも懐にもなく、手の上に浮かんでいます。「掲げて見るもの」です。図像を三つの層に分けます。
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原典の語義:勉強と学識、別の読みでは知らせと運ぶ人
ウェイトの占断の語義は並列の語です。専心(application)、勉強、学識、思索。続けて「別の読み」を引き、知らせ、伝言、それを運ぶ人、さらに統率と管理。
専心、勉強、学識、思索。別の読みでは、知らせ、伝言、それを運ぶ人。さらに、統率、管理。
ペイジ(page)はもともと宮廷の年若い侍従で、使いに出されることが多く、「知らせを運ぶ人」が語義に入るのは不自然ではありません。ウェイトはそれを「別の読み」に置き、勉強の語のあとに並べています。
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貨幣、視線、ゆっくりした足取り:ウェイトが書いたところまで
絵の中で一つずつ話す価値があるのは、貨幣、視線、足取りの三つです。ウェイトは三つとも見た目を述べるにとどめ、何の象徴かは語りません。
貨幣・視線・足取りの出どころ
- 貨幣
- ウェイトは掲げた両手の上に浮かぶと書くだけで、何を表すかは言いません。組全体については、ペンタクルのキングの項で、この組の印は五芒星を刻んだ貨幣として一貫して描かれると述べています。
- 視線
- 「一心に見つめる」(intently)はウェイト自身の言葉です。学ぶ者の姿勢と読むのは、語義の「勉強・学識」から連想したもので、ウェイトはそう書いていません。
- 足取り
- 「ゆっくり進み、周囲に気づかない」も明記されています。ウェイトは良し悪しを言わず、学習では集中の代償と読まれます。これは借用です。
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貨幣を「手元の一件」、足取りを「集中の代償」と読むのは現代の学習の借用で、役に立つのは、図像を次の節の二列の表に変えられることです。
読み方:「見つめている」ものと「見えていない」ものを二列に書く
この札自身の構造は二つの半分です。手の上の貨幣と、見落とされる周囲。ウェイトは二つを一文に並べました。一心に見つめ、気づかない。読み方もそれに合わせて二列に分けます。
手に貨幣を一枚だけ
今回気を入れることを一件に絞り、一文で書きます。「写真を学ぶ」は大きすぎます。「陶器のカップの明暗を正しく撮る」なら一枚の貨幣です。
顔を上げて見回す
いま視野の外にあるものを三つ書きます。時間、相手、場所、仲間、どれでも構いません。ウェイトは周囲に気づかないと書きました。この一覧が、周囲を視野に戻します。
顔を上げる時を決める
ゆっくりなのは構いませんが、固定の時点を決めます。たとえば一組撮り終えるごとに一覧を見直す。その時点がないと、ゆっくりは、どこまで来たか分からないことになります。
例を一つ。友人の手作りワークショップのポスター用に静物写真を撮る人が、一週間、陶器のカップの明暗を練習してきました。今回の二列はこう書けます。
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一枚の貨幣が与えられること、与えられないこと
与えられる
- ゆっくり学ぶ価値のある一件
- 集中そのもの(原典の語)
与えられない
- その学び方が正しいか
- 他の人がいま考えること
自分で足す
- 見回しの一覧を一枚書く
- 成果を誰かに見てもらう
逆位置と隣の札:浪費と気前のよさが並び、知らせは「悪い」ものに
ウェイトの逆位置は並列の語です。浪費、放縦、気前のよさ、贅沢、そして悪い知らせ。補足の逆位置は「堕落のこともあれば略奪のこともある」で、別の読み手の言葉を対比のために載せます。
浪費、放縦、気前のよさ、贅沢。悪い知らせ。
目に留まる点が二つあります。気前のよさと贅沢が浪費と並び、良し悪しの線が引かれていないこと。そして、正位置の「知らせ」が、逆位置では「悪い知らせ」になり、同じ話題が裏側に回ることです。
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同じ組の三枚、貨幣への向き合い方
雲から差し出された貨幣
語義は完全な満足、幸福、恍惚、速やかな理解、金。受け取ることです。ペイジは見つめることで、同じ一枚の貨幣が、一方では手の中、もう一方では目の中にあります。
石を刻む職人
石の職人が仕事をし、作品が戦利品のように並べられます。語義は仕事、雇用、依頼、手仕事、「おそらく準備の段階」。ペイジは貨幣を見つめ、8は貨幣を作ります。
貨幣を見せ、覗き込まない
ゆっくりした重い馬に乗り、印を見せるが、その中を覗かない。語義は有用・責任・廉直など、外側の層のことです。
読んだあとの疑問
ペンタクルのペイジは学生や勉強だけを表しますか。
ウェイトの語義は専心・勉強・学識が先ですが、同じ条に別の読みとして知らせと運ぶ人、統率と管理もあり、補足には若者、若い士官、子どもが出てきます。古い読みでは「学ぶ」ことも「伝える」ことも扱い、図は身分を決めていません。
ペンタクルのペイジの逆位置はどういう意味ですか。
ウェイトの逆位置は、浪費、放縦、気前のよさ、贅沢、そして悪い知らせ。補足には「堕落のこともあれば略奪のこともある」とあります。気前のよさや贅沢が浪費と並ぶので、語義は混ざっています。まず、何についての問いかを見ます。
「周囲に気づかない」は彼への批判ですか。
ウェイトは描写しているだけで、良し悪しの評価はありません。学習の場では集中の代償として読めます。一点を強く見れば、ほかは見えにくくなります。どう釣り合わせるかは、問う人が決めることです。
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