鈴星:三つの組が戌から起こす
コンテンツ版 · · 資料・出典
鈴星は火星と同じ口訣を使いますが、三つの組で起点が戌です。環状図、鈴星の表、火鈴の四通りの間隔、火鈴が命宮を挟む条件から、位置の規則と、書がこの一対をどう呼ぶかを整理します。
要点を先に約6分で読めます
鈴星の口訣は火星と同じ一句ですが、四つの年支の組のうち三つで起点が戌なので、鈴星はほとんど時辰だけで決まります。火星との間隔は組によって変わります。
- 寅午戌の年は鈴星が卯から、残る九つの年支は戌から始まります。寅午戌以外の人は、同じ時辰に生まれれば鈴星が同じ宮に入ります。
- 火と鈴の間隔は時辰が変わっても動きません。四つの組で、一宮隔てる、八つ、七つ、隣り合うの四通りで、二つの星が同宮になることはありません。
- 書にある火鈴が命を挟む形は、エンジンでは寅午戌の年の奇数の旧暦月にだけ現れ、各月に対応する二つの時辰でしか成り立ちません。

先に読む
鈴星の起点:四つの組のうち三つが戌
鈴星と火星は同じ口訣を使い、それぞれがその中の一字を取ります。子の時辰の位置で見ると、火星の四つの起点は丑・寅・卯・酉、鈴星の四つの起点は卯・戌・戌・戌です。
対照の図:各段が一つの年支の組で、子の時辰の火星の起点と鈴星の起点、その間隔を示す。起点はサイト内エンジンで十二の年支を一つずつ照合した。
図の四段は四つの年支の組で、子の時辰の火星の起点と鈴星の起点を並べています。寅午戌の年は丑から卯、申子辰の年は寅から戌、巳酉丑の年は卯から戌、亥卯未の年は酉から戌。四段のうち三段で鈴星は戌から始まり、卯から始まるのは寅午戌の組だけです。各段の二行目は火と鈴の間隔で、第三節で扱います。
鈴星はほぼ時辰だけで決まる
起点が同じで、その後の進め方も同じなので、十二の年支のうち寅・午・戌を除く九つは、鈴星の位置がまったく同じです。サイト内エンジンで十二の年支を一つずつ出しましたが、例外はありませんでした。
図を拡大 · 横にスクロールして読む
二行目が当てはまるのは、子・丑・卯・辰・巳・申・酉・亥・未の九つの年支です。子の時辰はいつも戌、丑の時辰はいつも亥で、以降は時辰ごとに一宮進みます。年支の違う二人でも、どちらも寅午戌の組でなければ、同じ時辰に生まれれば鈴星は同じ宮に入ります。鈴星の廟陷は火星とまったく同じで、巻三の「論格星数高下」は、鈴星についても火星と同じ形の一行を載せています。
火と鈴は何宮離れるか、組によって違う
二つの星は時辰が一つ進むたびに一宮ずつ進むので、同じ年支の組の中では間隔が変わりません。四つの組はそれぞれ違います。
図を拡大 · 横にスクロールして読む
四つの数字に零はありません。どの年支の組、どの時辰でも、火星と鈴星が同じ宮に入ることはないのです。申子辰の年は二つの星が四つ離れ、ちょうど三合の位置関係になります。三合の意味は三方四正とは何かを参照してください。
火鈴が命を挟む形は、寅午戌の年にしか作れない
巻三には「火鈴夾命」を題にした項があり、位置の例が一つだけ示されます。
たとえば命を寅か申の宮に置き、火星が丑、鈴星が卯にあるとき。
前節の間隔と照らすと、火が丑、鈴が卯というのは寅午戌の年の子の時辰の起点で、一宮を隔てて寅を挟んでいます。命宮をちょうどその挟まれた宮に置くには、かなり具体的な条件が要ります。サイト内エンジンで1986年丙寅の一年分(十二か月・十二の時辰の144枚)を出したところ、火が前、鈴が後ろで命宮を挟む盤は12枚だけで、すべて奇数の旧暦月に、各月でちょうど六時辰離れた二つの時辰にありました。
図を拡大 · 横にスクロールして読む
書の例は「命を寅か申に置く」と書き、二つの支とも合います。寅は正月子の時辰の盤、申は正月午の時辰の盤です。後ろの「火星が丑、鈴星が卯」は、前の盤にだけ当てはまります。
書はこの一対をどう呼ぶか
火星と鈴星は対で扱われますが、書は二つに同じ語を使っていません。
図を拡大 · 横にスクロールして読む
身主の欄では、書が二つの星を一つの名前に連ねています。巻二の身主の口訣は「子午の人は火玲星」とあり、サイト内エンジンはその火星の側を取ります。文中に「火鈴」と出てきたら、二つの星をまとめて指すのか、一方だけなのかをまず確かめます。
火鈴の二問
巳酉丑の年、辰の時辰生まれで、火星と鈴星はどの宮ですか。
この組は火星が卯、鈴星が戌から。辰の時辰は五番目で、四つ進んで火星は未、鈴星は寅、七つ離れています。
命宮が酉の盤で火鈴が命を挟むには、何が必要ですか。
寅午戌の年で、命宮が酉なら三月・未の時辰です。火星は申、鈴星は戌で、酉の宮を挟みます。
火星の位置と廟陷は火星に、羊陀が宮を間に置く形は擎羊にあります。挟む・向かい合う・会照する、という三つの関係の違いは対宮・夾宮・会照にまとめてあります。
読んだあとの疑問
鈴星と火星が同じ宮に入ることはありますか。
ありません。四つの組で二つの星は一・二・七・八つ離れていて、零がなく、間隔は時辰で変わらないので、月や時辰をどう変えても同宮になりません。
友人と私は年支が違うのに、鈴星が同じ宮なのはなぜですか。
二人とも年支が寅午戌の組に入らなければ、起点はどちらも戌で、あとは時辰だけです。同じ時辰に生まれれば鈴星は同じ宮に入ります。命宮と他の星は盤ごとに違います。
火星は浮星で、鈴星は助星なのですか。
書は統一していません。巻一の問答では火星が浮星、鈴星が助星、巻二の分属の一覧では二つとも助星、巻二の各星の条文では二つとも浮星です。呼び方の違いの説明はありません。
この記事は役に立ちましたか?


