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ZW-AUX-10 / 紫微斗数

鈴星:三つの組が戌から起こす

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鈴星は三つの組が戌から

鈴星は火星と同じ口訣を使いますが、三つの組で起点が戌です。環状図、鈴星の表、火鈴の四通りの間隔、火鈴が命宮を挟む条件から、位置の規則と、書がこの一対をどう呼ぶかを整理します。

要点を先に約6分で読めます

鈴星の口訣は火星と同じ一句ですが、四つの年支の組のうち三つで起点が戌なので、鈴星はほとんど時辰だけで決まります。火星との間隔は組によって変わります。

  • 寅午戌の年は鈴星が卯から、残る九つの年支は戌から始まります。寅午戌以外の人は、同じ時辰に生まれれば鈴星が同じ宮に入ります。
  • 火と鈴の間隔は時辰が変わっても動きません。四つの組で、一宮隔てる、八つ、七つ、隣り合うの四通りで、二つの星が同宮になることはありません。
  • 書にある火鈴が命を挟む形は、エンジンでは寅午戌の年の奇数の旧暦月にだけ現れ、各月に対応する二つの時辰でしか成り立ちません。
18秒で鈴星:四つの組の起点が戌に集まるさま、寅午戌の年に火鈴が命宮を挟む形、読む前の三つの問い。

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補佐星・煞星・雑曜はそれぞれ何をするのか ↗

鈴星の起点:四つの組のうち三つが戌

鈴星と火星は同じ口訣を使い、それぞれがその中の一字を取ります。子の時辰の位置で見ると、火星の四つの起点は丑・寅・卯・酉、鈴星の四つの起点は卯・戌・戌・戌です。

四段に重ねた対照。寅午戌の年は火星が丑、鈴星が卯から始まり二つ違い。申子辰の年は寅と戌で八つ、巳酉丑の年は卯と戌で七つ、亥卯未の年は酉と戌で一つ。三つの組の鈴星の起点は同じ戌。元の図を開いて拡大する

対照の図:各段が一つの年支の組で、子の時辰の火星の起点と鈴星の起点、その間隔を示す。起点はサイト内エンジンで十二の年支を一つずつ照合した。

図の四段は四つの年支の組で、子の時辰の火星の起点と鈴星の起点を並べています。寅午戌の年は丑から卯、申子辰の年は寅から戌、巳酉丑の年は卯から戌、亥卯未の年は酉から戌。四段のうち三段で鈴星は戌から始まり、卯から始まるのは寅午戌の組だけです。各段の二行目は火と鈴の間隔で、第三節で扱います。

鈴星はほぼ時辰だけで決まる

起点が同じで、その後の進め方も同じなので、十二の年支のうち寅・午・戌を除く九つは、鈴星の位置がまったく同じです。サイト内エンジンで十二の年支を一つずつ出しましたが、例外はありませんでした。

年支\時辰子丑寅卯辰巳午未申酉戌亥寅午戌の年卯辰巳午未申酉戌亥子丑寅残る九つの年支戌亥子丑寅卯辰巳午未申酉濃い緑:書が「廟」とする寅午戌 ・ 赤紫:「陷」とする子辰申
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年支\時辰子丑寅卯辰巳午未申酉戌亥寅午戌の年卯辰巳午未申酉戌亥子丑寅残る九つの年支戌亥子丑寅卯辰巳午未申酉濃い緑:書が「廟」とする寅午戌 ・ 赤紫:「陷」とする子辰申
寅午戌の年の鈴星は卯から始まって時辰の分だけ進み、残る九つの年支は戌から始まる。各マスは鈴星が入る支。

二行目が当てはまるのは、子・丑・卯・辰・巳・申・酉・亥・未の九つの年支です。子の時辰はいつも戌、丑の時辰はいつも亥で、以降は時辰ごとに一宮進みます。年支の違う二人でも、どちらも寅午戌の組でなければ、同じ時辰に生まれれば鈴星は同じ宮に入ります。鈴星の廟陷は火星とまったく同じで、巻三の「論格星数高下」は、鈴星についても火星と同じ形の一行を載せています。

火と鈴は何宮離れるか、組によって違う

二つの星は時辰が一つ進むたびに一宮ずつ進むので、同じ年支の組の中では間隔が変わりません。四つの組はそれぞれ違います。

寅午戌の年鈴は火の二つ先間に一宮を挟む火は丑、鈴は卯から一つの宮を挟める申子辰の年鈴は火の八つ先火は鈴の四つ先二つの宮は三合宮を挟まない巳酉丑の年鈴は火の七つ先火は鈴の五つ先三合でも隣でもない宮を挟まない亥卯未の年鈴は火の一つ先二つの宮は隣り合う火は酉、鈴は戌から宮を挟まない間隔は地支の順での数。十二の年支と十二の時辰をサイト内エンジンで照合した
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寅午戌の年鈴は火の二つ先間に一宮を挟む火は丑、鈴は卯から一つの宮を挟める申子辰の年鈴は火の八つ先火は鈴の四つ先二つの宮は三合宮を挟まない巳酉丑の年鈴は火の七つ先火は鈴の五つ先三合でも隣でもない宮を挟まない亥卯未の年鈴は火の一つ先二つの宮は隣り合う火は酉、鈴は戌から宮を挟まない間隔は地支の順での数。十二の年支と十二の時辰をサイト内エンジンで照合した
火鈴の間隔。寅午戌の年は鈴が火の二つ先、申子辰は八つ、巳酉丑は七つ、亥卯未は一つ。間隔は時辰で変わらず、二つの星が同宮になることはない。

四つの数字に零はありません。どの年支の組、どの時辰でも、火星と鈴星が同じ宮に入ることはないのです。申子辰の年は二つの星が四つ離れ、ちょうど三合の位置関係になります。三合の意味は三方四正とは何かを参照してください。

火鈴が命を挟む形は、寅午戌の年にしか作れない

巻三には「火鈴夾命」を題にした項があり、位置の例が一つだけ示されます。

たとえば命を寅か申の宮に置き、火星が丑、鈴星が卯にあるとき。

巻三の火鈴夾命の項(筆者訳)

前節の間隔と照らすと、火が丑、鈴が卯というのは寅午戌の年の子の時辰の起点で、一宮を隔てて寅を挟んでいます。命宮をちょうどその挟まれた宮に置くには、かなり具体的な条件が要ります。サイト内エンジンで1986年丙寅の一年分(十二か月・十二の時辰の144枚)を出したところ、火が前、鈴が後ろで命宮を挟む盤は12枚だけで、すべて奇数の旧暦月に、各月でちょうど六時辰離れた二つの時辰にありました。

旧暦月・時辰命宮火星鈴星正月・子の時辰寅丑卯正月・午の時辰申未酉三月・丑の時辰卯寅辰三月・未の時辰酉申戌残る奇数月は五・七・九・十一月。ほかの三つの組は火鈴の間隔が八・七・一で、挟む形にならない
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旧暦月・時辰命宮火星鈴星正月・子の時辰寅丑卯正月・午の時辰申未酉三月・丑の時辰卯寅辰三月・未の時辰酉申戌残る奇数月は五・七・九・十一月。ほかの三つの組は火鈴の間隔が八・七・一で、挟む形にならない
寅午戌の年の火鈴夾命。正月子の時辰は命宮が寅で火が丑、鈴が卯。正月午の時辰は命宮が申で火が未、鈴が酉。三月の丑と未の時辰も同様。

書の例は「命を寅か申に置く」と書き、二つの支とも合います。寅は正月子の時辰の盤、申は正月午の時辰の盤です。後ろの「火星が丑、鈴星が卯」は、前の盤にだけ当てはまります。

書はこの一対をどう呼ぶか

火星と鈴星は対で扱われますが、書は二つに同じ語を使っていません。

巻一の問答火星・鈴星の二問火星:浮星鈴星:助星巻二の分属一覧南北斗への分属火星:助星鈴星:助星巻二の各星の条文各条文の冒頭火星:浮星鈴星:浮星三か所とも南斗。書は「浮星」と「助星」の違いを説明していない
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巻一の問答火星・鈴星の二問火星:浮星鈴星:助星巻二の分属一覧南北斗への分属火星:助星鈴星:助星巻二の各星の条文各条文の冒頭火星:浮星鈴星:浮星三か所とも南斗。書は「浮星」と「助星」の違いを説明していない
二つの星の呼び方。巻一の問答は火星が浮星、鈴星が助星。巻二の分属一覧は二つとも助星。巻二の各星の条文は二つとも浮星。

身主の欄では、書が二つの星を一つの名前に連ねています。巻二の身主の口訣は「子午の人は火玲星」とあり、サイト内エンジンはその火星の側を取ります。文中に「火鈴」と出てきたら、二つの星をまとめて指すのか、一方だけなのかをまず確かめます。

火鈴の二問

問一

巳酉丑の年、辰の時辰生まれで、火星と鈴星はどの宮ですか。

この組は火星が卯、鈴星が戌から。辰の時辰は五番目で、四つ進んで火星は未、鈴星は寅、七つ離れています。

問二

命宮が酉の盤で火鈴が命を挟むには、何が必要ですか。

寅午戌の年で、命宮が酉なら三月・未の時辰です。火星は申、鈴星は戌で、酉の宮を挟みます。

火星の位置と廟陷は火星に、羊陀が宮を間に置く形は擎羊にあります。挟む・向かい合う・会照する、という三つの関係の違いは対宮・夾宮・会照にまとめてあります。

読んだあとの疑問

鈴星と火星が同じ宮に入ることはありますか。

ありません。四つの組で二つの星は一・二・七・八つ離れていて、零がなく、間隔は時辰で変わらないので、月や時辰をどう変えても同宮になりません。

友人と私は年支が違うのに、鈴星が同じ宮なのはなぜですか。

二人とも年支が寅午戌の組に入らなければ、起点はどちらも戌で、あとは時辰だけです。同じ時辰に生まれれば鈴星は同じ宮に入ります。命宮と他の星は盤ごとに違います。

火星は浮星で、鈴星は助星なのですか。

書は統一していません。巻一の問答では火星が浮星、鈴星が助星、巻二の分属の一覧では二つとも助星、巻二の各星の条文では二つとも浮星です。呼び方の違いの説明はありません。

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資料・出典

  1. 維基文庫・紫微斗數全書・卷二:安火鈴二星訣、論諸星分屬南北斗、廟旺表 ↗
  2. 維基文庫・紫微斗數全書・卷三:論格星數高下(鈴星、火鈴夾命各條) ↗
  3. 維基文庫・紫微斗數全書・卷一:諸星問答論(問火星、鈴星所主若何) ↗
  4. iztro・星曜系统(十四主星名单与斗分) ↗

続けて読む

火星:生年支で起点を決め、時辰で一つずつ進める星 ↗

天魁:年干が決める一対の支と、命宮から両方が見える条件 ↗