悪魔:祭壇の前の二本の鎖
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悪魔は、祭壇の上の翼ある角の姿と、その前で鎖につながれた二人の札です。ウェイトの原文から図像、語義、彼自身の結論を分け、面接前の「環を探す」練習で一覧を整理します。
要点を先に約7分で読めます
悪魔は、祭壇の上の姿と、前で鎖につながれた二人の札です。ウェイトの語義は「力」と「宿命」を巡り、定まったことは悪ゆえではない、と添えるので、まず力と鎖を分けて読みます。
- ウェイトの描写:蝙蝠の翼の山羊の姿が祭壇に立ち、右手を挙げ、左手の松明は地へ向き、額に逆五芒星。祭壇の前の環から二本の鎖が男女の首へ延びる。
- 占断の語は力と宿命にかかわる語が並び、末尾に「定まっているが、それゆえ悪ではないもの」が付く。逆位置は悪い宿命、弱さ、狭さ、盲目。
- 彼はさらに、高みの姿は彼らの主人であり続けず、自らも奴隷で、奉仕の自由に盲目だと言う。練習:鎖を数え、環を探し、定めと掛けたものを分ける。

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まず図像:祭壇の上の姿、祭壇の前の二本の鎖
ウェイトはまず、この図の性質を述べます。第1部に挙げた幾つかの動機のあいだの折り合い、あるいは調和だ、と。続いて図像です。蝙蝠のような翼をもつ「メンデスの山羊」が祭壇の上に立ち、腹には水星の印があります。右手は挙げて伸ばし、法王(第五の札)の祝福の反対。左手には大きな燃える松明が地へ向けて逆さにあり、額には逆五芒星があります。
祭壇の前には環があり、そこから二本の鎖が男女二人の首へ延びています。この二人は第五の札の人物と呼応し、「堕落のあとのアダムとイブのよう」だと言い、一行を記します。ここに物質的な生の鎖と宿命がある、と。
BaZiFlowオリジナルの悪魔と三つの読み方
ページ冒頭の図はRWS版の複製ではなく、BaZiFlowが描き直したものです。角のある黒いシルエット、暗い祭壇、鎖を環へ延ばすフードの二人が描かれています。
RWSの原画では、角と蝙蝠の翼のある姿が黒い四角の祭壇にしゃがみ、額に逆五芒星、右手を挙げ、左手は下向きの松明を持ちます。祭壇の前に環があり、裸の女性と男性が両側に立ち、首の鎖の輪が環へ垂れています。男性の尾の先は炎、女性の尾の先は葡萄の房です。
上から順に、姿、環、人です。
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原典の語義:荒廃、暴力、激しさ、力、宿命、そして「それゆえ悪ではない」
ウェイトの占断の語は次のとおりです。
荒廃、暴力、激しさ、並外れた努力、力、宿命。定まっているが、それゆえ悪ではないもの。
初めの六語はどれも勢いと力を語ります。荒廃、暴力、激しさ、並外れた努力、力、そして宿命。語義に「誘惑」はなく、「依存」もありません。最後の句が限定で、定まっていることは、それゆえに悪とは限らない、というものです。
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鎖、環、尾:ウェイトが書いたこと、応じたこと、結論
ウェイトの象徴の描写は具体的で、意味を与えるのは数か所だけです。分けて読む価値があるのは三つ。逆五芒星と挙げた手、環と二本の鎖、尾と顔です。
図像の三つの要素と、ウェイトの言葉
- 五芒星と挙げた手
- ウェイト:額に逆五芒星。右手は挙げられ、法王の祝福の反対。左手の松明は地へ逆さ。見た目と対照を書くのみで、一つずつの説明はしない。
- 環と二本の鎖
- ウェイト:祭壇の前の環から二本の鎖が男女の首へ。「堕落のあとのアダムとイブのよう」で、ここに物質的な生の鎖と宿命がある。
- 尾と顔
- ウェイト:二人には尾があり動物的な性質を示すが、顔には人の知性がある。高みの者は彼らの主人であり続けない。
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彼は、ほかの二つの説に納得しません。レヴィについては、自らが敬うふりをした術への常にも増した嘲りをもって、バフォメット的な姿は秘教の科学と魔術だと断言する、と言います。別の評者の「神の世界ではそれは予定説を表す」という説には、その世界には、下の獣的なものに対応するものはない、と応じます。
彼自身の結論は、それが指すのは「敷居の住人」、つまり禁断の実を食べて神秘の園を追われた者たちに向き合う、園の外の存在だ、というものです。
練習:鎖を数え、環を探し、定めと掛けたものを分ける
図でいちばん目立つ線は、祭壇の前の環から、鎖が一本ずつ首へ延びる道筋です。この線をたどると、面接前の準備が三つの手順になります。線は図から、一覧はこちらで組んだもので、原文にこうした使い方はありません。
鎖を数える:「べき」を一本ずつ
面接の前に心にある「べき」を全部書き出します。問題集を全部覚えるべき、少しも緊張しないべき……。一行が一本の鎖で、まだ是非は問いません。
環を探す:各鎖はどこへ
それぞれの「べき」が何につながっているかを問います。募集要項の特定の要件か、ただ見劣りする不安か。要項につながるものは、環が見つかったものです。
分ける:定まったものと、掛けたもの
語義の「定まっているが、それゆえ悪ではない」を仕分けの規則として借ります。面接の日時や職務の要件は定まったもので、善悪はありません。環につながらない「べき」は掛けたもので、一目盛り緩めたらどうなるかを問えます。
例を一つ。来週水曜に面接があり、募集要項に能力が三つ挙がっています。心の「べき」を挙げ、鎖ごとに環を探します。
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鎖の表に書けるもの
書けるもの
- 「べき」の元の言葉
- それがつながる環
書けないもの
- 自分への断罪
- 他人の評価の予想
もう一問
- 緩めたらどうなるか
- 元から定まる物は何か
逆位置と隣の札:悪い宿命、弱さ、盲目、そして「鎖」と「崩れ」の三枚
ウェイトの逆位置の語は四つです。
悪い宿命、弱さ、狭さ、盲目。
正位置では「定まっているが、それゆえ悪ではない」と書かれた宿命が、逆位置では端的に「悪い宿命」になります。残る三語、弱さ、狭さ、盲目は、力が足りないか、見えていないかを語ります。「盲目」は第2部の「奉仕の自由に盲目」と並べて読めますが、この結びつきは読み手によるもので、原文が引いたものではありません。
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「鎖」と「崩れ」の三枚
第五の札、祝福の反対
ウェイトは、悪魔の挙げた右手を法王の祝福の反対と言い、鎖の二人は法王の前の人物と呼応する、と言います。法王の語義には結婚、同盟、囚われ、隷属があり、別説では慈悲と善良。
もう一組の男女
ウェイトは恋人の二人を「大地の身体の楽園に初めて住んだアダムとイブのよう」と書き、愛は粗い物質的欲望にまだ汚されていません。悪魔の項では、同じ型の二人が堕落のあとに立ちます。
次の札、この札の反射
ウェイトは塔の項で、その破局はある意味で前の札の反射だと言います。前の札は物質的で動物的な状態への堕落、塔は知性の側の破壊です。
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読んだあとの疑問
悪魔の札は「誘惑」や「依存」の札ですか。
ウェイトの語義にその二語はありません。語は力と宿命で、「定まっているが、それゆえ悪ではない」という限定が添えられます。鎖を誘惑や依存と読むのは後の学習の借用なので、そう示して使います。
鎖につながれた二人は誰ですか。
ウェイトは、第五の札(法王)の人物と呼応し、「堕落のあとのアダムとイブのよう」だと言います。尾があるのは動物的な性質を示すが、顔には人の知性があります。
悪魔の逆位置はどういう意味ですか。
ウェイトの逆位置の語は、悪い宿命、弱さ、狭さ、盲目です。正位置の「悪ゆえではない宿命」が、逆位置では端的に「悪い宿命」と書かれます。ほかの三語に説明はありません。
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