知識ライブラリー
ZW-AUX-13 / 紫微斗数

地空:亥宮から逆に数える補助星

コンテンツ版 · · 資料・出典

地空、亥宮から逆に数える

地空は生まれた刻だけで決まります。子の刻は亥宮、以後一刻ごとに一宮ずつ退きます。十二の刻の落ち先、書の「天空」と盤面の別の「天空」の区別、命宮との距離が生月だけで決まる理由を整理します。

要点を先に約5分で読めます

地空は、生まれた刻だけを見る補助星の一つです。子の刻は亥宮に入り、一刻遅くなるごとに一宮ずつ退きます。『全書』の安星訣ではこの星を「天空」と呼び、盤面にはもう一つ、生年で決まる同名の「天空」があります。

  • 十二の刻は十二の宮に一つずつ入り、重なりません。子は亥、午は巳、亥は子と、規則は一つだけです。
  • 訣の「天空」とサイトの「地空」は同じ安星の規則で、書の三つの例も排盤の結果と合います。サイト内のもう一つの「天空」は、生年の地支の次の位置に置く別の星です。
  • 命宮と地空は一刻ごとにどちらも一宮退くため、二つの距離は刻に左右されず、旧暦の生月だけで決まります。
18秒で地空:四つの刻の落ち先、命宮と地空が一緒に退く仕組み、読む前の三つの問い。

先に読む

補佐星・煞星・雑曜はそれぞれ何をするのか ↗

亥宮から出発して、一刻ごとに一宮退く

まず平易に言うと、地空は生まれた刻だけを見ます。年・月・日は関係しません。子の刻を亥宮に置き、そこから一刻遅くなるごとに一宮ずつ逆に退くと、十二の刻でちょうど一周します。

巻二には、この規則だけを述べた二句の訣があります。題は「天空地劫訣」で、「生まれた刻を論ず」と注記されています。

亥から子を起こして劫は順に置き、逆に回れば天空の郷である。

『全書』巻二、天空地劫訣(訳は本稿)

前の句が地劫を順に置く方法、後の句が本項の星を逆に置く方法です。

十二支の環。亥宮(子の刻)が起点で、反時計回りの三本の弧が、丑の刻は戌宮、寅の刻は酉宮、卯の刻は申宮に落ちることを示す。中央に地空。元の図を開いて拡大する

環の図:円は十二宮の地支、弧の文字は生まれた刻。規則は巻二の「天空地劫訣」に基づき、落ち先は iztro 2.6.0 の排盤結果と一致する。

図の円は十二宮の地支で、上から時計回りに子、丑、と亥まで並びます。茶色の円が起点の亥宮で、三本の弧に生まれた刻が書かれています。子の刻は亥、丑の刻は戌に退き、寅の刻は酉、卯の刻は申へと、反時計回りに進みます。十二の刻の全体は次の表のとおりで、晩子時は子の刻と同じ亥宮です。

生刻 地空 生刻 地空 生刻 地空
子 亥 辰 未 申 卯
丑 戌 巳 午 酉 寅
寅 酉 午 巳 戌 丑
卯 申 未 辰 亥 子

二つの「天空」と一つの「地空」

まず名前を整理します。巻二の訣にある「天空」は生まれた刻で置き、規則は前節とまったく同じです。サイトの盤面では、この星を「地空」と表示します。同じ盤には「天空」という名の雑曜がもう一つあり、こちらは生年の地支の次の位置に置くもので、生まれた刻とは関係がありません。

書の天空巻二の訣生刻で置く亥から子を起こし逆にサイトの地空十四補助星の一つ生刻で置く亥から子を起こし逆に訣と同じ規則サイトの天空雑曜の一つ生年の地支で置く年支の次の位置生刻は関係しない三つの名前に対して、安星の規則は二つ
図を拡大 · 横にスクロールして読む
書の天空巻二の訣生刻で置く亥から子を起こし逆にサイトの地空十四補助星の一つ生刻で置く亥から子を起こし逆に訣と同じ規則サイトの天空雑曜の一つ生年の地支で置く年支の次の位置生刻は関係しない三つの名前に対して、安星の規則は二つ
三つの名前の対照。書の天空は生刻で置き、サイトの地空も同じ規則。サイトの天空は生年の地支の次の位置に置く。

訣のすぐあとに、位置だけを述べた三つの例が続きます。

子の刻の生まれは、劫と空がともに亥宮にある。丑の刻の生まれは、劫は順に子宮へ進み、空は逆に戌宮へ退く。午の刻の生まれは、劫と空がともに巳に置かれる。

『全書』巻二、訣に付された例(訳は本稿)

三つの例で「空」が入るのは亥・戌・巳で、上の表とも、サイトのエンジンが出した盤とも合います。属性については、巻二で星の五行を並べた節が、天空と地劫をまとめて火に入れています。エンジンはこの星に廟旺の等級を付けていません。

命宮も退く:距離は生月だけで決まる

命宮は、寅宮に正月を置いて生月の宮まで順に進み、そこに子の刻を当てて生まれた刻まで逆に戻る、という手順で決まります。刻が一つ遅くなるたびに命宮は一つ退き、その速さは地空とまったく同じです。

二つが同じ速さで同時に退くと、その間の距離から刻が消え、生月だけが残ります。

刻が一つ遅いと命宮一つ退く同時に地空一つ退くゆえに二つの距離刻が消える残る変数は旧暦の生月だけ
図を拡大 · 横にスクロールして読む
刻が一つ遅いと命宮一つ退く同時に地空一つ退くゆえに二つの距離刻が消える残る変数は旧暦の生月だけ
命宮と地空は一刻ごとにそれぞれ一つ退くので、二つの距離は刻に左右されず、旧暦の生月だけで決まる。

この距離を宮の名前にすると、命宮から宮の順に数えて、生まれた旧暦の月で地空の入る宮が決まります。

生月 地空が入る宮 生月 地空が入る宮
正月 子女宮 七月 田宅宮
二月 財帛宮 八月 福徳宮
三月 疾厄宮 九月 父母宮
四月 遷移宮 十月 命宮
五月 交友宮 十一月 兄弟宮
六月 官禄宮 十二月 夫妻宮

この表は iztro 2.6.0 で無作為に排した2500枚の盤と突き合わせ、宮の名前がすべて一致しました。旧暦の閏月に生まれた場合は、まず排盤の設定に従って月を換算します。詳しくは閏月・時刻・日の境を参照してください。

文昌のすぐ後ろの一つ

地空と文昌は同じ道を歩きます。文昌は子の刻を戌宮に置いて逆に数え、地空は子の刻を亥宮に置いて逆に数えます。起点が一つしか違わないので、どの刻でも地空は文昌の次の地支の位置に入ります。

生刻文昌地空間隔子戌亥一つ卯未申一つ午辰巳一つ酉丑寅一つどの刻を取っても結果は同じ
図を拡大 · 横にスクロールして読む
生刻文昌地空間隔子戌亥一つ卯未申一つ午辰巳一つ酉丑寅一つどの刻を取っても結果は同じ
子・卯・午・酉の四つの刻で、地空はいつも文昌の次の地支の位置に入る。

これは二つの規則から自然に出てくる位置関係で、二つの星が同じ宮に入るという意味ではありません。文昌自身の安星は文昌で確かめられます。

  1. 時計の時刻を刻に直す

    午後8時は戌の刻、午前10時は巳の刻です。境目の時刻は後ろの刻に数えます。

  2. 亥宮から子を起こし、逆に数える

    戌の刻は十一番目で地空は丑、巳の刻は六番目で地空は午です。

  3. 生月から宮の名前を引く

    旧暦三月の生まれなら、どの刻でも地空は疾厄宮です。

二つの換算

順に

旧暦三月、卯の刻の生まれ。地空はどの地支で、どの宮ですか。

卯の刻は申。三月は疾厄宮に当たります。

逆に

地空が午宮にあります。何の刻に生まれましたか。

午宮は亥宮から逆に数えて六番目で、巳の刻です。

地空には、同じく生まれた刻だけを見て順に進む相方の星がいます。地劫を読んでください。生年で決まるもう一つの「天空」は天空に、宮の名前と順序は紫微の十二宮にあります。

読んだあとの疑問

盤に「天空」と「地空」の両方がありますが、同じ星が二度出ているのですか。

二つの星です。地空は生まれた刻に従い、天空は生まれ年の地支に従います。ふつうは別の宮に入り、たまたま同じ宮に入っても二つの星のままです。

一刻ずれて生まれると、地空はどれだけ動きますか。

地支の位置で一つ動きます。ただし命宮も一つ動くので、地空が入る宮の名前は変わりません。変わるのは十二地支の中での位置です。

23時を過ぎて生まれた場合、地空はどう数えますか。

一刻は二時間で、子の刻は23時から翌1時までです。23時以降は晩子時で、地空は子の刻と同じ亥宮に入ります。日付が翌日に繰り上がるかどうかは、排盤の設定しだいです。

この記事は役に立ちましたか?

資料・出典

  1. 維基文庫・紫微斗數全書・卷二:天空地劫訣、論諸星分屬五行 ↗
  2. 維基文庫・紫微斗數全書・卷一 ↗
  3. iztro・星曜系统(十四主星名单与星曜亮度表) ↗

続けて読む

天鉞:同じ表が天乙貴人にもなる、丙丁の行の二つの書き方 ↗

地劫星:地空と同じ亥宮から出発して、前へ進む星の落ち先 ↗