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QM-005 / 奇門遁甲

門・星・神を別欄で読む

コンテンツ版 · · 資料・出典

門・星・神は、別々の情報の層です

八門の本位、九星の成員、『統宗』の陽遁八神を別々に確認します。原位置と時局の位置、同名の値符、強い印象を与える名称を混同しないための入門です。

要点を先に約5分で読めます

本位で坎一に対応する天蓬と休門も、引用した陽一乙丑例では九宮と二宮へ分かれます。名簿、本位、当時の位置を分け、星層の当番と神層の値符にもそれぞれ層名を付けます。

  • 八門の外周本位と九星の宮番号順は別々の一覧です。
  • 本位の組が移動後も同宮とは限らず、合併表示でも成員は保持します。
  • 神名は版を明記し、値符は星層か神層かを区別します。
門・星・神を別欄で読む

先に読む

奇門遁甲の九宮を読む:数字と方位から盤面を確かめる ↗

三奇六儀と天地盤:同じ天干を層ごとに読み分ける ↗

本位の組合せが、その時刻も一緒とは限らない

天蓬と休門は本位の説明では坎一に対応します。九宮に天蓬、二宮に休門。この配置は、四庫本『遁甲演義』巻一が陽遁一局の乙丑時について示したものです。元の対応と、その時局での位置は異なる情報なのです。

この違いを手掛かりに、門・星・神を分けてみます。一つの宮に並ぶ複数の名前は、同じ内容を三回述べているわけではありません。別々の層を識別し、どの版の規則で配置したかを確認します。

本稿では『奇門遁甲統宗』巻二の名簿を中心に扱います。各層の役割を一行の標語で全流派へ共通化せず、まず名前と欄を照合できる状態にします。

天蓬本位 1当時 9休門本位 1当時 2引用した陽一乙丑例

天蓬

本位 1
当時 9

休門

本位 1
当時 2

引用した陽一乙丑例

天蓬と休門は本位一宮から、当時九宮と二宮へ分かれます。

八門は外周の本位から覚える

本位 門
坎一 休
艮八 生
震三 傷
巽四 杜
離九 景
坤二 死
兌七 驚
乾六 開

引用した表を外周順にたどると、休・生・傷・杜・景・死・驚・開です。中央五宮があるからといって、第九の門を追加しません。中心をどう処理するかは、採用する配置方式で調べます。

八門、九星、統宗の陽遁八神を三欄に分けて列挙した図。各欄は成員の一覧で、特定時刻にどの宮へ置くかは示していない。元の図を開いて拡大する

BaZiFlow独自の分類カード。『奇門遁甲統宗』巻二の名簿を用い、八神は当該版の名称を保持する。

この表は本位を知るためのものです。すべての時刻に門がそこへ留まる、という表ではありません。値符と値使の識別を読む際にも、役割の選定と最終位置を分けます。

死門という文字から死亡を、開門という文字から現実の施設の営業を、そのまま推定することはできません。門名が持つ印象と、実際に確認された出来事は別です。

183492765門なし外周の宮順です。門名は本位表の対応を参照します。
18349276

5 · 門なし

外周の宮順です。門名は本位表の対応を参照します。

外周の宮順です。門名は本位表の対応を参照します。

九星の成員数と、画面上の表示数

同じ資料では、一から九に天蓬、天芮、天沖、天輔、天禽、天心、天柱、天任、天英を対応させます。これは奇門の星名であり、図が現在の天体位置を観測しているという意味ではありません。

天禽は中五の本位を持ちますが、起局時に寄宮や合併の処理が入る場合があります。画面で二星が一緒に書かれていても、九星の一覧から一つ消えたわけではありません。成員の定義、計算上の扱い、表示を分けて見ます。

また、本位で対になる門を、その星の到着先へ無条件で写さないようにします。冒頭の天蓬九・休門二という例は、同じ時刻でも層ごとの位置が違うことを具体的に示しています。

数える対象成員表示九星9名天禽・天芮を同宮に置く方式がある表示枠宮ごとの枠一枠が一成員とは限らない

数える対象

九星

成員
9名
表示
天禽・天芮を同宮に置く方式がある

表示枠

成員
宮ごとの枠
表示
一枠が一成員とは限らない
九星の成員数と同宮表示の枠数を区別します。

八神の名前にも、出典を添える

『統宗』の陽遁条は、値符・騰蛇・太陰・六合・勾陳・朱雀・九地・九天を順に挙げます。陰遁条には朱雀の下に玄武、勾陳の下に白虎という注記もあります。本稿は、この版の名前をそのまま区別して紹介します。

現代の図で白虎・玄武が一覧に入っている場合は、その図の説明を調べます。第五、第六の名前を黙って交換し、古典も同じ一覧だったように書くことは避けます。名称が違うだけで誤りとも、似ているから同じ規則とも決められません。

神という語は、この伝統の記号層の呼び名です。超自然的な存在が確認されたことを意味せず、一つの名前から当人の隠し事や不誠実さを断定する根拠にもなりません。

資料の版成員名簿配置規則
資料の版
成員名簿
配置規則
神名の版と順序を一緒に保存します。

値符と書いたら、どの層かを添える

値符は特に混同しやすい語です。九星の中の当番を指す場合と、神層の名称を指す場合があります。名前が重なっていても、同じ種類の情報ではありません。

筆記では星層の値符、神層の値符などと区別します。そのうえで名称、落宮、対象時刻と設定を残します。一字ずつ検索しただけで同一対象と見なすと、盤面の異なる役割が混ざります。

転盤と飛盤の比較では、神の数や中心処理も確認します。未表示の層を別の時刻から補ったり、空欄を見栄えのために埋めたりせず、元の規則に沿って記録します。

こうして欄が整ってから、問いに対して何を選び、組合せをどう読むかを検討します。門・星・神の役割は、その具体的な方法の中で説明されるべきもので、名称だけが現実の答えを与えるわけではありません。

星層の値符天蓬神層の名称値符

星層の値符

  • 天蓬

神層の名称

  • 値符
星層の値符と神層の値符を別欄にします。

読んだあとの疑問

三層の記号は三つの独立した証明ですか?

同じ盤の手続きに基づく配置で、現実についての独立した三つの観察とは限りません。各層の事実を確認し、特定の方式がどう組み合わせ、何の条件を要するかを説明します。

禽芮の合併表示なら八星と数えますか?

成員は九星として保存し、表示上の共用位置を別に記します。要素数と使用枠数を分ければ、名前を消さずに画面の違いを説明できます。

神の名前が異なる二冊はどちらを直しますか?

まず両資料の名称、順序、陰陽遁の条件を残します。それぞれの出典を誤記していると確認した欄を直し、版の違いだけで片方の名簿を統一しません。

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資料・出典

  1. 《奇门遁甲统宗》卷二・九星八门八神 ↗
  2. 《遁甲演义》四库本卷一・八门九星逐时移宫诀 ↗

続けて読む

値符と値使の読み分け:旬の当番と時刻の位置 ↗

転盤と飛盤の違いを、経路と中宮の扱いから確認する ↗