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LY-001 / 六爻

六爻(断易)とは?一つの問いが卦盤になるまで

コンテンツ版 · · 資料・出典

六爻(断易・五行易)の由来と手順を整理します。問いを一件に絞り、硬貨で立卦し、納甲・六親・六獣・世応を装い、用神を定めて判断するまでの流れと、各段階の参照記事を示します。

六爻(断易)とは?問いから卦盤まで

六爻は卦辞ではなく、六爻に配した干支と六親・六獣・世応で一つの問いに答える方法。手順を図解します。

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硬貨を振る前に決めること

「今週出した申請は通るだろうか」。六爻(日本では断易や五行易とも呼ばれます)では、硬貨を手に取る前に、この問いを一件の事柄、一つの期間、一人の当事者に絞ります。清代の『増刪卜易』巻一「八宮図第三」は「ただこの事のためにだけ占い、ほかの事を同時に占ってはならない」と戒めています。六爻は『周易』の卦辞・爻辞を読む占いではなく、六つの爻に十干十二支を配し、五行の生剋、六親、六獣(六神)、世爻と応爻によって一つの具体的な問いに答えます。本稿はこの方法の由来と手順の骨組みを扱うもので、誰かの問いに判断を下すものではありません。

筮竹から京房、そして三枚の硬貨へ

『周易』繫辞上伝が伝える立卦法は筮竹の操作で、「大衍の数は五十、その用は四十有九」とあり、分けて、掛けて、四つずつ数える手順を十八回繰り返して六爻を得ます。漢代の京房(前77年—前37年、焦延寿に学ぶ)の系統とされる『京氏易伝』は、六十四卦を八宮に分け、各卦に世と応の位置を定め、乾卦の条には「甲壬を外内の二象に配す」「甲子の水は乾の子孫」「壬午の火は乾の官鬼」と記します。後世に納甲・六親と呼ばれる仕組みの原形がここに見えます。ただし帰属には異論があり、八宮卦や納甲は荀爽・虞翻・干宝ら別系統の易学に由来し、のちに京房の名に結び付いたとする研究もあります。

硬貨で筮竹に代える記録は遅くとも唐代にあり、賈公彦の『儀礼』疏が銭で爻を記すことに触れ、『太平広記』は長慶年間の道士が占うと「三銭並び舞い、しばらくして定まり、六位みな重」になったと伝えます。宋代に広まった『火珠林』がこの方法を一冊にまとめ、陳振孫の『直斎書録解題』は「今の売卜者が銭を投げて卦を占うのは、みなこの書による」と述べます。朱熹は「今の人は三銭で揲蓍に代えるが、これは納甲を六爻に付けたにすぎず、納甲は漢の焦贛・京房の学である」と評しました。通行本は麻衣道者の著と題しますが、清代の刊本が元代の書を引用しているため、後人の付加と見る研究が多数です。明清の『易冒』『易林補遺』『易隠』『増刪卜易』『卜筮正宗』はいずれも火珠林の法を発展させたものです。したがって六爻・文王卦・文王課・納甲筮法・火珠林法・金銭卦は同じ方法の呼び名であり、「周の文王が創めた」というのは伝説です。

問いが卦盤になるまでの六段階

以下は現代の教え方で一般的な順序です。名称は流派で多少異なりますが、骨組みは共通しています。

段階 行うこと 得られるもの
問いを立てる 事柄を絞り、立卦する日の干支を記す 一問一卦の範囲
立卦 三枚の硬貨を六回投げ、初爻から上へ記録する 本卦・動爻・変卦(之卦)
装卦 納甲で干支を配し、卦宮で六親を、日干で六獣を、卦の序列で世応を定める 各爻に四層の情報
用神を選ぶ 問いの種類に応じて、問う事柄を表す爻を決める 用神と、それを生じる原神・剋す忌神
判断 月建・日辰に対する用神の旺衰を見て、動変・合冲・空亡を確かめる 判断と、その成立条件
記録 卦、日付、問い方、判断、後の結果を残す 振り返りができる事例

六爻の手順図:一つの問い→三枚の硬貨を六回投げて立卦→装卦(納甲・六親・六獣・世応)→問いに応じて用神を選ぶ→旺衰・動変・応期で判断→記録と振り返り。各段階に対応記事を記す。

BaZiFlowによる学習図。問いから卦盤までの手順の順序だけを示し、実際の卦例は含みません。

装卦は二つの記事に分けました。干支・六親・六獣の由来は納甲・六親・六獣、世応の位置の規則は世爻と応爻を参照してください。用神が問いによってどう変わるかは用神の決め方で扱います。

四層の情報はそれぞれ何に答えるか

納甲は「この爻はどの干支で、どの五行か」に答え、これがあって初めて立卦当日の月建・日辰と比べて旺衰を論じられます。六親は「この爻はこの事柄の中でどんな役割か」を示します。卦宮の五行を「我」とし、我を生じるものが父母、我が生じるものが子孫、我を剋すものが官鬼、我が剋すものが妻財、我と同じものが兄弟です。六獣は日干に従って初爻から順に青龍などを配し、事柄の性質を補います。世応は立場を示し、世爻は問う側、応爻は相手または問われている事柄に当たります。『増刪卜易』「八宮図第三」には、著者の野鶴老人が友人に「八卦各宮全図」を贈り、装卦を知らない人でも図を写せば「世応・五行・六親」を並べられたという話があります。装卦は機械的な手順であり、判断は用神を選ぶところから始まります。

限界とよくある誤読

六爻は命盤ではありません。出生データを使わず、一つの卦は一回の問いにだけ対応します。同じ人が別の事柄を問えば、別の卦です。梅花易数も卦を用いますが、立卦の方法が異なり、体用の生剋を中心に読みます。両者の違いは梅花易数と六爻の違いに譲ります。

流派の分かれ目は少なくとも三つあります。第一に六獣の重さで、『増刪卜易』「六神章第十八」は六獣を「附合の神」と呼び、吉卦が青龍に逢えばさらに吉、凶卦が白虎に逢えばさらに凶としますが、六獣は人事の性質を補うだけで吉凶の根拠にはならないとする見方もあります。第二に天干と納音で、天干・納音まで配さなければ完全ではないとする人もいれば、地支の五行だけで生剋を論じる方法もあります。第三に再占の可否で、野鶴老人は「一卦に現れなければもう一卦占う」ことを認めますが、それ以前の人々は再占を避けました。どの本を読む場合も、まずその本がどの約束事を採るかを確かめてください。

卦盤が答えられない部分は現実の情報で補います。締切、審査基準、相手が誰か、結果がいつ見えるか。判断が成り立つ条件を卦と一緒に書き残しておけば、後からどの段階が誤っていたかを調べられます。最初の実作業から始めるなら、硬貨による六回の結果の記録へ進んでください。

この記事を含む学習ルート

六爻:立卦から用神と動変へ · 公開中の 1 ステップのうち 1

資料・出典

  1. 文王卦 - 维基百科:起卦方式、判斷方式與源流 ↗
  2. 火珠林 - 维基百科:內容、考證與和周易的區別 ↗
  3. 增刪卜易・卷之一:八宮圖第三、用神章第八、六神章第十八 ↗
  4. 易傳・繫辭上:大衍之數五十 ↗

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