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OR-003 / おみくじ・観音籤

霊籤の出所を記録する

コンテンツ版 · · 資料・出典

霊籤の出所を記録する

館蔵の籤番号と登録番号を比較し、原物・転記・修訂の保存を説明。目録作成日と製作日を分け、不明な欄も残します。

要点を先に約6分で読めます

読める番号があっても、作られた場所や年代まで分かるとは限りません。数字の前に欄名を確かめ、原資料と転記、新しい証拠による訂正を別々に追えるようにします。

  • 器物の176と登録番号末尾の0087は異なる役割です。
  • 目録作成日や閲覧日から製作年代を決めません。
  • 一部が読めた資料でも、残る不明欄はそのまま保存できます。
籤番号・管理番号・日付を分ける

先に読む

霊籤とは何か:番号・籤詩・物語題を分けて読む ↗

同じ籤番号で版が違う理由:字形・異文・編集を分ける ↗

不明と記録することは、失敗ではない

資料の一部が読めても、年代や場所まで分かるとは限りません。分かっている欄と未確認の欄を分ければ、後から何を調べるべきかが明確になります。空欄を埋めるための推測は、確認済みの情報まで曖昧にしてしまいます。

籤の出所を残すときも同じです。寺廟名、籤系、番号、文面、取得経路を、分かる範囲で保存します。友人から届いた写真なら、現地で自分が引いたと書かず、写真を受け取った経緯を残します。

分かる部分読める文字を残す不明な部分場所や年代を保留

分かる部分

  • 読める文字を残す

不明な部分

  • 場所や年代を保留
読める部分を記録しても、場所や年代の未確認が自動的に解消するわけではありません。

籤番号・管理番号・日付を分ける

欄名
籤番号、登録番号、目録作成日など、その値が何を示すかを表す名前。
取得経路
資料が手元に来るまでの道筋であり、製作地と同じとは限りません。

器物の176と、登録番号の0087を混ぜない

国立台湾歴史博物館の竹製第百七十六号籤支には、2003.001.0989.0087という登録番号が付いています。器物の籤番号は176で、0087は館蔵識別子の一部です。数字だけを写す前に、どの欄の値かを確認します。

同じ記録は歴史的な時期を不明とし、別に2018年10月1日の目録作成日を示します。目録作成日は製作日ではなく、登録番号冒頭の2003も製造年と決められません。ここでは公開された編目を読むのであって、実物の調査は行っていません。

記録する欄 値 区別する相手
器物の籤番号 百七十六、176 館蔵の管理番号
登録番号 2003.001.0989.0087 求めた籤の番号
目録作成日 2018-10-01 製作日
歴史的時期 不明 他の数字から作った推定年

この表は求籤体験の記録ではなく、現在の特定寺廟の使用本を同定したものでもありません。一つのページに複数の種類の情報が並ぶことを確認する教材です。

博物館の編目例で、器物の籤番号176、登録番号2003.001.0989.0087、製作年代不明をそれぞれ別の欄へ保存する図元の図を開いて拡大する

BaZiFlow作成の情報欄の図。公開編目を参照し、館蔵写真は複製していません。

値役割176器物の籤番号0087とは別2018-10-01目録作成日製作日ではない年代不明未確認の欄2003から補わない

176

値
器物の籤番号
役割
0087とは別

2018-10-01

値
目録作成日
役割
製作日ではない

年代不明

値
未確認の欄
役割
2003から補わない
176、目録作成日、年代不明を別の欄へ置き、数字の流用を防ぎます。

元の状態と読みやすくした文を分ける

紙が残っている場合、撮影が許される場所では表裏や余白の印記まで記録できます。禁止されている場所では撮影せず、転記であることを示します。ウェブはURLと閲覧日、刊物は題名・版や号・頁を残します。

転記には行の順番と読める文字を保ち、不鮮明な箇所は不鮮明と記します。簡繁変換や句読点の追加、現代語の説明は別に置きます。整理後の文を原物そのままの姿として見せないためです。

後でより鮮明な画像が得られたら、旧転記を残して補正の日付と根拠を追加します。別版の似た句から推測した字は、候補の読みにとどめます。同じ番号と異なる版を使って、異文と転記ミスを分けられます。

元の画像照合の基準を保つ転記と整理不明字と変換を示す後の訂正新しい証拠と日付

元の画像

照合の基準を保つ

転記と整理

不明字と変換を示す

後の訂正

新しい証拠と日付

画像・転記・訂正を別層にして、何がいつ変わったか残します。

文字が失われた資料は、欠けたまま記述できる

同館の二首籤詩印版、登録番号2003.008.0759.0013の説明は、甲子・甲寅の見出しと、その下の削られて読めない文字を区別しています。全てが明らかでなくても、確認できる部分の記録は成立します。

個人の断片写真でも、出所不明のまま可読部分を保存できます。後から似たページが見つかっても、同定候補として付記し、証拠がそろう前に元の出所へ格上げしません。読めない行を別版で補って、完全な原文として出すことは避けます。

番号、詩、物語題、解説の役割は霊籤の入門で確認できます。一つの欄が見つかっても、他の全欄が埋まったとは限りません。

読める見出し確認した文字失われた部分未解決の欠落

読める見出し

  • 確認した文字

失われた部分

  • 未解決の欠落
見出しが読めても、失われた下の文字を創作せず欠落として記述できます。

受け取った日と作られた日を分ける

取得日は手元へ来た日、出版日は刊行情報、閲覧日はウェブを見た日です。保存したファイルの日付を、未知の出版日へ流用しません。同じ日付になることもあり得ますが、それぞれの意味を先に確かめます。

場所にも役割があります。現在の所蔵機関の所在地は、製作地の証明ではありません。別の町から郵送された紙も、その町で印刷されたとは限りません。入手経路と元の製作場所を別々に残します。

また、物語を歴史書で見つけても、その本が籤紙そのものの出所とは言えません。典故の由来を調べる作業は典故の出典確認で別に扱います。関連する二つの資料経路を、一つに縮めないことが必要です。

確認できること証明しないことある町から届く取得の経路そこでの製作今日ページを見る閲覧した日今日の刊行

ある町から届く

確認できること
取得の経路
証明しないこと
そこでの製作

今日ページを見る

確認できること
閲覧した日
証明しないこと
今日の刊行
郵送された町や閲覧日は、製作地や刊行日とは別の情報です。

公開用には照合に必要な情報を残す

他の人が版を確認するために、本人の住所、連絡先、私的な相談内容まで示す必要はありません。寺廟や資料の名称、番号、必要な文面、参照箇所を残し、個人の書き込みがある原本と共有用の写しを分けます。

ここでの提案は資料整理であって、新しい儀式や外部サービスへの送信を求めるものではありません。原物の情報、編目から得た説明、人から聞いた経路、自分の補正、未確認の欄が追えれば、次の読者は同じ場所から検討を始められます。

共有する情報不要な個人情報版の照合場所・文章・出典住所や連絡先別に原本保存照合に必要な情報私的な手書きの問い

版の照合

共有する情報
場所・文章・出典
不要な個人情報
住所や連絡先

別に原本保存

共有する情報
照合に必要な情報
不要な個人情報
私的な手書きの問い
版の照合に必要な情報を共有し、住所や私的な問いを不用意に付けません。
  1. 176の欄を確かめる

    公開編目の名称と説明を読み、器物の籤番号へ記します。管理番号の末尾を代用しません。

  2. 日付の役割を保つ

    2018-10-01は目録作成日として記し、歴史的時期は不明のまま残します。精密な数字でも別の年代へ流用しません。

  3. 訂正の証拠を示す

    新しい画像で一行が読めたら、画像の出所と補正日を残します。ほかの読めない箇所まで確定扱いにしません。

読んだあとの疑問

登録番号の年らしい数字を製造年にできますか。

その解釈を支える規則や年代情報が必要です。この例では歴史的時期が不明と記されています。

出所不明の断片も記録できますか。

可読部分、取得経路、日付を保存し、場所は未確認として残せます。

別版から不明字を補ってよいですか。

候補の読みとして出所を付けられますが、元の損傷箇所が読めたことにはなりません。

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資料・出典

  1. 國立臺灣歷史博物館・竹製第百七十六號籤支(2003.001.0989.0087) ↗
  2. 國立臺灣歷史博物館・二首籤詩印版(2003.008.0759.0013) ↗

続けて読む

籤詩・故事の題・解曰を分けて読む:根拠を残す ↗

籤の故事の出典を調べる:書名と細部を対応させる ↗