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LY-002 / 六爻

六回それぞれの動静を保存

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六回を下から記し、動静も保存する

二面の値を先に決め、9・8・7・6・7・8を下から記録します。既済の初爻と四爻が変わって咸になる過程を確認します。

要点を先に約5分で読めます

9・8・7・6・7・8を下から置くと既済になり、初爻と四爻だけが変わると咸になります。陰陽を描くだけでなく、各回の面と合計、動静を残すことで、元の資料から変化を再計算できます。

  • 三枚を同時に投げた一回が一爻であり、六回の順序が下から六つの位置を定めます。
  • Aを2、Bを3とする値は、この練習で記録前に決めた約束で、途中で交換しません。
  • 本卦の既済だけでは変卦は復元できず、初爻9と四爻6という動位の資料も必要です。
六回それぞれの動静を保存

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六爻(断易)とは?一つの問いが卦盤になるまで ↗

三枚を一回投げて、一爻を記します

三枚の硬貨を同時に投げる一回分が、一つの爻になります。六回分を保存して初めて六爻の図ができます。三枚をそれぞれ別の爻としたり、一度に六枚を投げて六爻としたりする手順ではありません。

『古今図書集成』芸術典第五百四十四巻に収める『卜筮全書一』「以銭代蓍画法」は、下から上へ、まず三回で内卦を作り、さらに外卦の三爻を得ると説明します。本稿は六回の結果と変化の記録を扱い、個人の質問には当てはめません。六爻の基本の流れの中では、納甲などを加える前の段階です。

一〜三回下卦四〜六回上卦

一〜三回

  • 下卦

四〜六回

  • 上卦
初回は最下段、前三回は下卦、後三回は上卦になります。

表裏の名称を途中で替えない

原文は字と背の数から単・拆・重・交を分けます。現代の硬貨では両面に文字があることも多いため、二面をAとBのように区別し、どの図柄に対応するかを先に残します。本稿ではAを2、Bを3とし、Bを原文の背の数え方に対応させます。

これは検算用の数字の約束です。引用した古文がそのまま2と3を書いているとは述べません。一背が単、二背が拆、三背が重、すべて字なら交という対応を、次の表で数値化します。

三枚の面 合計 元の線と動静 変えた後
AAA 6 老陰、陰で動く 陽
Bが一枚、Aが二枚 7 少陽、陽で静か 陽のまま
Bが二枚、Aが一枚 8 少陰、陰で静か 陰のまま
BBB 9 老陽、陽で動く 陰

一回の中で三枚が並ぶ順は合計に影響しません。しかし、六回の記録順は変えられません。また、7と9はどちらも元は陽でも動静が異なり、6と8も同じ陰だからとまとめられません。陰陽だけを残すと、後で変卦を完全に復元できなくなります。

動く6:陰→陽9:陽→陰静か7:陽→陽8:陰→陰

動く

  • 6:陰→陽
  • 9:陽→陰

静か

  • 7:陽→陽
  • 8:陰→陰
7と9は陽でも9だけ反転し、6と8は陰でも6だけ反転します。

既済から咸になる六回の教材

投げた順をBBB、BBA、BAA、AAA、BAA、BBAと指定します。合計は9、8、7、6、7、8です。実際の人物の占問ではなく、構造を確認するために与えた練習用の結果です。

回数=下からの爻位 合計 本卦 変化後
1 9 陽、動爻 陰
2 8 陰、静爻 陰
3 7 陽、静爻 陽
4 6 陰、動爻 陽
5 7 陽、静爻 陽
6 8 陰、静爻 陰

下から陽陰陽が離、上の陰陽陰が坎となり、本卦は水火既済です。初爻と第四爻だけが変わると、下が陰陰陽の艮、上が陽陽陰の兌で沢山咸になります。『周易』の既済は離下坎上、咸は艮下兌上と記され、図の名前を照合できます。

下から9、8、7、6、7、8を記して既済を作ります。初爻と第四爻だけが変わり、下艮上兌の咸になります元の図を開いて拡大する

BaZiFlowの記録練習図です。Aを2、Bを3とする指定例で、実測の個人占問ではありません。

六つの合計をさらに足して六で割り、動爻を一つ選び直すことはしません。この方法では各回の6と9が、それぞれ対応する位置の動爻です。原文の重を拆へ、交を単へ替える説明も、動く陽と陰を反転する操作に対応します。

既済123456坎離咸123456兌艮

既済

123456坎離

咸

123456兌艮

既済の初爻と四爻を同時に替え、ほかの四爻を保つと咸になります。

既済の初爻と四爻を同時に替え、ほかの四爻を保つと咸になります。

表の一行目と卦図の最下段を結び付ける

一覧表は最初の投擲を上の行へ書くことが多い一方、卦図では初爻が最下段です。表から図へ移す際は番号を見て配置します。紙の一行目をそのまま最上爻にすると、六回の順序が逆転します。

保存する資料は、面の対応、各回の三面、六つの合計と動静です。日時と質問の範囲は、後の装卦や読解に用いるため別に記します。それらを変更しても、元の投擲結果まで書き換えません。別の道具へ移す時も、正面・裏面という言葉だけに頼らず、値の約束を照合します。

硬貨が立った、見えない所へ落ちた、一枚足りない場合には、その回を未判定として扱います。あらかじめ決めた方法で再記録するか、新しい一組を始め、理由を残します。これは現代の記録の約束で、古文がすべての例外を統一していると主張するものではありません。

初回=9番号一を保つ図の最下段
初回=9
番号一を保つ
図の最下段
表示順を変える時も番号と値を一組で移し、投げた順を逆にしません。

六回を残してから、次の層へ進む

6も9もなければ動爻のない記録となり、複数あれば全部を保存します。望ましい変卦を得るために9を7へ替えたり、二つ目の動爻を削ったりしません。本例なら変前後で初爻と四爻だけが違い、残り四爻は一致することを検算できます。

ここで得たのは本卦、動位、変卦までです。三枚の和だけで世応や用神まで決まったとは扱いません。納甲・六親・六神の配置へ進む際にも、元の六回を残したまま新しい情報を加えます。

六回の結果本卦と変卦納甲を加える
六回の結果
本卦と変卦
納甲を加える
本卦と変卦を作ってから納甲などを加え、合計を世応の代わりにしません。

読んだあとの疑問

7と9は同じ陽なのに区別が必要ですか?

実線が示すのは元の状態だけで、次に反転するかどうかは別の情報です。陰陽だけを保存する形式なら、動静を示す欄も設けないと変化を完全に再現できません。

三枚が左右に並ぶ順序で結果は変わりますか?

この合計の約束ではBAA・ABA・AABはいずれも7です。一回の中の左右順序は無関係ですが、六回を行った時間順は爻位を決めるため、入れ替えてはいけません。

動爻が二つなら一つになるまで投げ直しますか?

指定教材には二つの変化が記録されているので、再計算にも両方を残します。別の起法に合わせて一つを消せば資料自体が変わり、元の六回から得た変卦ではなくなります。

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この記事を含む学習ルート

六爻:立卦から用神と動変へ · 公開中の 2 ステップのうち 2

資料・出典

  1. 古今圖書集成・藝術典544卷:卜筮全書一・以錢代蓍畫法 ↗
  2. 周易・既濟:離下坎上 ↗
  3. 周易・咸:艮下兌上 ↗
  4. 周易・革:離下兌上 ↗

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