数字と取数規則を一緒に残す
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丈尺占と尺寸占の二つの数例を計算し、単位と時数による違いを確かめます。元の数や音の区切りを残す理由も学びます。
要点を先に約5分で読めます
二と五は同じ上下卦を選んでも、動爻まで同じとは限りません。丈尺占と尺寸占では時数を加える条件が違います。元の単位と起例を先に残すことで、計算の差がどこから生じるかを追えます。
- 丈尺占は丈数と尺数を合わせて取爻し、尺寸占は尺数と寸数の和に時数を加えます。
- 両例とも上兌・下巽ですが、7は除六余り1、16は余り4で、動く位置が異なります。
- 2と10は除八余りが同じでも除六余りは異なります。元の数を先に省略しないことが大切です。

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「二と五」だけでは、何を数えたか分かりません
数字が二つ並んでいても、物の個数、口頭で示した数、長さの二つの欄では意味が違います。『梅花易数』巻一の丈尺占と尺寸占を比べると、この違いを具体的に確かめられます。同じ二と五から上下卦を取っても、動爻を求める総数には差が出ます。
丈尺占は丈の数を上卦、尺の数を下卦に使い、合わせて爻を取ります。一方、尺寸占は尺と寸を上下卦に使い、合計に時数を加えて爻を取ります。本記事は二つの独立した数例で手順を比較します。同じ物の単位換算ではなく、古代の尺度を現代のメートルへ換算することもしません。
丈数2
- 尺数5
尺数2
- 寸数5
二つの記録を計算する
第一の記録では、丈数を二、尺数を五と仮定します。上卦は兌、下卦は巽です。2+5=7で、6で割った余りは1なので初爻が動きます。原文は寸数を用いないとするため、説明なしに小さい単位の値を追加することはできません。
第二の記録では別に、尺数を二、寸数を五、時支の数を九と仮定します。上下卦はやはり兌と巽ですが、2+5+9=16となり、6で割った余りは4なので四爻が動きます。
BaZiFlowの学習図です。二つの独立した起例を比べ、同じ物の換算や個人の占問は行っていません。
| 記録の種類 | 上下卦の数 | 動爻の検算 |
|---|---|---|
| 二丈五尺を丈尺占で扱う | 上2、下5 | 7=6×1+1 |
| 二尺五寸と時数9を尺寸占で扱う | 上2、下5 | 16=6×2+4 |
「数字を使うなら必ず時数を加える」と教えると第一例を書き換えてしまい、「決して加えない」とすれば第二例から条件が落ちます。手順名と原資料を残せば、どちらの計算かを判断できます。
なお、巻一「爻以六除」の項には「取爻当以時加之」という一般的な記述がある一方、「丈尺占」の項は「丈尺の数を合わせて爻を取る」とだけ記し、時数には触れていません。本記事は項目ごとの起例に従い、両者の関係はここでは裁定しません。本記事では変卦や占断へ進まず、取爻の位置までを比較します。動爻の定め方では位置の扱いをさらに確認できます。
丈尺占
- 2 + 5 = 7
- 7 → 初爻
尺寸占
- 2 + 5 + 9 = 16
- 16 → 四爻
原数と余りを同じ欄にしない
原数は観察や約束から得た材料で、総数と余りは処理後の値、卦名は結果です。兌と巽だけを保存しても、元の数字や観察は復元できません。2と10は8で割るとどちらも余り2ですが、6で割るとそれぞれ余り2と4です。取卦の余りだけを残して後の計算に使えば、元の数を用いる手順とは違う結果になる場合があります。
この比較は余りの性質を示すもので、新たな起卦法ではありません。原文のある起例で「卦数」をどう解釈するかに違いがあるなら、採用する読み方を記録します。すべての教法が同じ意味で使っていると決めつけず、元の数を残すことで後から確認できるようにします。
『説卦』第二章の六画・六位は、六つの爻位という構造を理解する資料です。しかし、現代の報数に時数を加える公式をそこから直接読み取ることはできません。同じ六という数が出てくるだけで、別の計算方式に古典の権威を与えないようにします。
2
- 除8余り
- 2
- 除6余り
- 2
10
- 除8余り
- 2
- 除6余り
- 4
音の区切りも原資料です
二回の音、間を置いて五回の音という観察と、続けて七回という観察は同一ではありません。群ごとに取るのか合計を使うのかは、解釈前に示す必要があります。当時の間隔を記録していなければ「区切り不明」と残し、結果を見てから都合よく七回を分割し直しません。
口頭で数字を挙げる現代の練習でも、いくつ挙げるか、順序をどう上下卦に結びつけるか、動爻用に別の数を使うか、時数を加えるかを決めます。明確な練習規則として扱うことと、原書の唯一の手順と紹介することは別です。巻一に物数、声音、丈尺、尺寸が分けられている点を無視して、一つの式へまとめないことが大切です。
望む卦を得るために数字を替えると、入力が変わります。同一資料の再計算ではありません。授業で試すなら変更前後を両方保存できますが、前の結果を消すと、どこで選び直したかが見えなくなります。
二回|間|五回
- 2 + 5 = 7
連続七回
- 7
現代の数源にも説明を添える
画面の数字や券番号、文字を数にする方式では、どの部分を選んだか、先頭の零を扱ったか、なぜその部分を使ったかを記します。六爻図が作れたことだけで、その操作が古籍に明記された方法になるわけではありません。
二つの長さの例は、単位と方法名、時数の有無を一緒に保存する意味を示しています。数字だけでは役割を決められず、由来と起例が必要です。暦日を数源にする場合の追加条件は、時間起卦の暦の記録で確認できます。
読んだあとの疑問
同じ二と五から動爻が違うのはなぜですか?
独立した二つの記録が別の起例を使うためです。丈尺占は和7から初爻を取り、尺寸占は時数9を加えた16から四爻を取ります。同じ物の単位換算ではありません。
除八の余りが同じなら元の数を交換できますか?
そのまま交換はできません。2と10の除八余りは2ですが、除六余りは2と4です。先に卦数へ縮めると後の計算に必要な情報が失われるため、元の数も保存します。
音の総数が同じなら同じ観察ですか?
二回の後に間を置いて五回鳴る記録と、連続七回の記録では区切りが違います。群か総数かは先に決め、記録していない間隔を結果の後から補わないようにします。
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