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TA-CARD-022 / タロット

世界:花輪の中の踊り手

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世界:先に「終わり」の基準を書く

世界は、楕円の花輪の中で二本の杖を持つ踊り手が立ち、四隅に像がある札です。ウェイトの原文から図像、語義の「成果」と「移動」の二組の語、踊り手への評を分け、周回ライドを例に「一周とは何をもって終えるか」を出発前に書く練習をします。

要点を先に約6分で読めます

世界は、花輪が踊り手を囲み、四隅に像がある、閉じた輪の札です。ウェイトは、図柄は変わらず、変えようもない、と言います。

  • 図像(RWS版):上下を赤い帯で結ぶ楕円の花輪、中で両手に杖を持つ踊り手、四隅に人、鷲、牛、獅子。ウェイトは図柄を「不変で変えようがない」と言う。
  • 語義の最初の二語は成果(確かな成功、報い)、あとの五語は移動(航海、道筋、移住、逃走、場所の変化)。逆位置は惰性、固定、停滞、永続。
  • 第2部は宇宙の完成と終わり、回復した世界と読む。踊り手の通説のうち、「術師の最高位」は最悪の説明の一つ、「絶対者」は馬鹿げているとする。
18秒で、花輪と四隅、語義の中の「動」と「静」、周回ライド前の三つの問いの順に見ます。

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花輪と四隅:図は閉じた輪

ウェイトは、大アルカナの最後のこの札は、図柄の点で変わらず、変えようもない、だからその深い意味はすでに一部語った、と言います。第2部は、絵を一つずつ描写し直しません。

世界:紫の背景に楕円の緑の花輪、上下に赤いリボン、輪の中で紫の服の踊り手が両手に杖を持ち赤い帯を巻き、四隅に丸い像:天使、鷲、牛、獅子。三つのラベルは「花輪と四隅」「ウェイト:宇宙の完成」「尋ねる問い」。元の図を開いて拡大する

BaZiFlowオリジナルの世界。花輪の中の踊り手。

RWS版の原画を見ると、札の上にXXI。緑の葉の楕円の花輪が、上と下で赤い帯を交差させて結ばれる。輪の中に、ほとんど裸の踊り手。紫のスカーフを身に巻き、片足を上げ、両手に短い白い杖を持つ。四隅にはそれぞれ雲があり、順に人の顔、鷲、牛、獅子がいます。

人鷲獅子牛踊り手花輪の中
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人鷲獅子牛踊り手花輪の中
花輪の四隅を左上から時計回りに:人、鷲、獅子、牛。輪の中に踊り手。

運命の輪の条でウェイトは、その札の四隅にはエゼキエルの見た四つの生き物がいる、と書いています。世界の条ではそれを繰り返していません。ここの四つの像を同じように読むのは、あの条の言い方を借りることです。

語義:成果の二語と、移動の五語

ウェイトの占断の語義は、確かな成功、報い、航海、道筋、移住、逃走、場所の変化。

確かな成功、報い、航海、道筋、移住、逃走、場所の変化。

『絵解きの鍵』「世界」(要約)

最初の二語は「何を得たか」を言い、あとの五語は「どこへ行くか」を言います。この分け方は本記事のもので、ウェイトは一続きに並べています。

成果確かな成功報い移動航海・道筋移住・逃走場所の変化
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成果確かな成功報い移動航海・道筋移住・逃走場所の変化
語義を二組に分けたもの:先に成果、続いて移動に関する語の列。

踊り手は誰か:ウェイトが評する四つの説

第2部はほとんどが意味の話です。ウェイトは、この札は宇宙の完成と終わり、宇宙が神のうちで自分を理解するときの歓喜を表し、また神の視覚の意識にある魂の状態でもある、と言います。これらは、物質の面について述べたことを妨げない。さらに、回復した世界の状態であり、おそらくは特に「過去の物語」、すべてが善と宣言された日、明けの星が共に歌い、神の子らが皆で喜びの声を上げた日のことだ、とも。

踊り手自身については、いくつかの説を挙げて一つずつ評します。

術師の頂点最悪の説明の一つ絶対者「馬鹿げている」真理第十七の札にこそ術師の冠最後にそう呼ばれる
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術師の頂点最悪の説明の一つ絶対者「馬鹿げている」真理第十七の札にこそ術師の冠最後にそう呼ばれる
ウェイトによる踊り手の四つの説への評:術師の頂点、絶対者、真理、術師の冠。

踊り手、花輪、札全体:ウェイトはどこまで語るか

踊り手
ウェイトは彼女に定まった正体を与えず、他人の説を評するだけ。「真理」については、第十七の札、つまり星にこそふさわしいと言う。
花輪と四隅
この条に逐一の説明はない。四隅の像は運命の輪の条で四つの生き物と呼ばれる。閉じた輪としての花輪は絵に見えるだけで、意味を与えるなら出どころを示す。
札全体
宇宙の完成と終わり、神の視覚にある魂、回復した世界、とりわけ過去の物語。これらは彼の解説で、物質の面を妨げないとも言う。

読み方:周回ライド、輪を描き、四点を置き、「終わり」を書く

世界の絵は、四隅に定まった像のある閉じた輪です。この形を使って、日曜の湖一周ライドを組みます。一周およそ40キロ、東岸の駅を出て、また駅に戻ります。

  1. 閉じた輪を一つ描く

    一周を地図に描き、総延長とおおよその登りを書きます。出発点と到着点が同じで、はじめて輪が閉じます。

  2. 四隅に点を置く

    出発と到着、補給、休憩、引き返しの地点を、それぞれ場所と時刻を一つずつ書きます。四隅の像は絵に見えるもので、それを「四つの地点」と読むのは借りた学習上の使い方です。

  3. 何をもって終わりかを書く

    ウェイトの語義は「確かな成功」で始まります。出発前に書いた「成功」の定義を持ちます。たとえば、暗くなる前に出発点へ戻り、全体で八時間以内に収める。

湖一周場所書くこと出発東岸の駅8:00発、17:00までに戻る補給南岸の店約20キロ地点で給水休憩北岸の公園13:00ごろ昼休み引返し西岸の渡し場疲れたらここで戻る
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湖一周場所書くこと出発東岸の駅8:00発、17:00までに戻る補給南岸の店約20キロ地点で給水休憩北岸の公園13:00ごろ昼休み引返し西岸の渡し場疲れたらここで戻る
四つの地点の例(場所と数字は説明用):それぞれに書いた時刻か条件を付けます。

走り終えて、完了したか

前もって書いたもの

  • 17:00までに駅へ戻る
  • 全長およそ40キロ

後から決めたもの

  • 「だいたいで完走」
  • 「速く走れば成功」

出発前に足す

  • その日の日没時刻
  • 雨のときの引返し地点

逆位置と隣の札:惰性、固定、停滞、永続

ウェイトの逆位置は、惰性、固定、停滞、永続。四語を通して読むと、すべて「動かない」に落ち着き、正位置のあとの五つの移動の語とちょうど向き合います。

惰性、固定、停滞、永続。

『絵解きの鍵』「世界」逆位置(要約)
正位置の後半:移動航海・道筋移住・逃走場所の変化逆位置:静止惰性・固定停滞・永続
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正位置の後半:移動航海・道筋移住・逃走場所の変化逆位置:静止惰性・固定停滞・永続
正位置後半の五つの移動の語と、逆位置の四つの静止の語が、それぞれ一方に立ちます。

隣り合う三枚は、「一周」をどう書くか

愚者

序列の始まり、0番

こちらも旅を語ります。愚者の太陽は、彼が別の道で戻る方法を知っており、世界の語義は成果で始まります。一方は出発の前に、一方は輪が閉じたあとに立ちます。

運命の輪

もう一つの円

語義は天命、幸運、成功、昇進、至福。ウェイトはその条で、図柄の背後に偶然と宿命の否定があると言います。世界の「確かな成功」は、完成したほうの成功を言います。

審判

前の札:召されて起き上がる途中

審判は位置の変化と刷新を語り、号笛が鳴ったばかり。世界が語るのは、序列全体の完成です。

読んだあとの疑問

世界は「すべて完成」の札ですか。

本項の先頭は確かに「確かな成功」と「報い」ですが、続く五語はすべて移動です。航海、道筋、移住、逃走、場所の変化。第2部は、宇宙的な意味は物質の面を妨げないとも言います。成果と移動は一行に並び、どちらも他方を覆いません。

世界の逆位置はどういう意味ですか。

ウェイトの逆位置は四語、惰性、固定、停滞、永続。すべて「動かない」に落ち着き、正位置の五つの移動の語の向かい側にあります。二つの行を重ねて得た見立てで、原文がそう述べるわけではありません。

中央の踊り手は誰ですか。

ウェイトは彼女に定まった正体を与えていません。いくつかの通説を挙げて一つずつ評します。最高の入門に達した術師は最悪の説明の一つ、絶対者は馬鹿げている、真理は第十七の札にこそふさわしく、最後に「術師の冠」とも呼ばれる、と。

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資料・出典

  1. The Pictorial Key to the Tarot, Part III §3: The World, divinatory meanings (Waite, 1910) ↗
  2. The Pictorial Key to the Tarot, Part II: The World, card XXI (Waite, 1910) ↗
  3. Rider–Waite–Smith Tarot, The World, drawn by Pamela Colman Smith (Wikimedia Commons) ↗

続けて読む

太陽:白馬の子と赤い旗、ウェイトが「直接の光」と呼ぶもの ↗

審判:号笛が鳴り、棺の人が腕を上げる。ウェイトの「最後の審判」 ↗

逆位置を「悪い意味」に固定しないために ↗