四種類の原数値から振り返る
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節之坎の数列を再計算し、九を七と誤記した際の見落としを確認。再占の順序、未検証、修訂の根拠を別々に残します。
要点を先に約6分で読めます
下から9・7・8・8・7・8なら節之坎です。初9を7と誤記しても本卦の節は同じですが、唯一の動爻を失います。原数値、計算、当時の判断、後の情報を分け、修訂の証拠と時点を残します。
- 本卦の一致は陰陽の一致だけを示し、動静や原入力の一致までは証明しません。
- 転記、盤面計算、解釈、観察は証拠のある層で別々に更正します。
- 再占を同じ事件へ関連づけ、評価可能な部分と全台帳の分母を分けます。

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後から直した文を、最初の判断にしない
結果を知ってから解釈を修訂することはできます。しかし旧版を消すと、どの主張が結果の前に存在したのか分からなくなります。六爻の振り返りでは、原記録、計算した盤、当時の判断、後日の情報、更正を分けて残すことが出発点です。
この区分は本稿が提案する現代の記録方法であり、古典が同じ様式を定めていたという主張ではありません。計算できる部分と、解釈上の選択と、未確認の結果を混ぜないために用います。
原入力
計算した盤
原判断
後の情報
日付付き更正
同じ本卦でも、九と七は同じ入力ではない
教材の数値は6を老陰、7を少陽、8を少陰、9を老陽とします。初爻から上爻へ9、7、8、8、7、8を与えると、下三爻は陽陽陰の兌、上三爻は陰陽陰の坎です。本卦は水沢節になります。
動くのは初爻の9だけです。『増刪卜易』動変章の陽動が陰へ変わる規則によれば、下卦が坎になり、上卦はそのままなので、変卦は坎為水です。同書の八宮全図でも節と坎の形を確認できます。
| 下からの位置 | 原数値 | 元の性質 | 変化後の陰陽 |
|---|---|---|---|
| 初爻 | 9 | 陽動 | 陰 |
| 二爻 | 7 | 陽静 | 陽 |
| 三爻 | 8 | 陰静 | 陰 |
| 四爻 | 8 | 陰静 | 陰 |
| 五爻 | 7 | 陽静 | 陽 |
| 上爻 | 8 | 陰静 | 陰 |
これは本稿のために作った練習値で、古人の実際の投銭を復元したものではありません。年月日や現実の成否も与えていません。確認できるのは数列から卦を作り、動爻だけを変える構造です。
BaZiFlow作成の転記確認図。本卦の外形が一致しても、動静を含む入力は一致するとは限りません。
最初の9を7と誤記した場合、節の図は変わりませんが、唯一の動爻を失います。卦名だけの照合ではこの誤りを見落とします。陰陽二種類へ縮める前の四種類の値を保存する理由です。詳しくは動爻と変爻を参照できます。
節
坎
原資料から計算と解釈を分ける
原資料には問い、人物の役割、起卦方法、六回の順序と結果を残します。硬貨なら面の数値の約束も必要です。合計値だけが残っているとき、個々の硬貨の面を後から創作してはいけません。暦日、時差、換日基準も、不明なものは不明と記します。
計算欄は本卦・動爻・変卦と採用した排盤の基準を保存し、原資料からやり直せるようにします。判断欄には用神、典拠、適用条件、当時述べた内容を置きます。結果欄には、どの証拠でいつ結果を知ったかを記録します。
修訂には時点と理由を付けます。実際の結果に合わないからといって原数値を書き換えることは、更正ではありません。転記の根拠が見つかった場合と、解釈を後から変更した場合は区別して残します。
修訂する層
入力
- 根拠
- 原数値の記録
- 扱い
- 転記を訂正
計算
- 根拠
- 採用した規則
- 扱い
- 盤を再計算
解釈
- 根拠
- 当時の判断と後の変更
- 扱い
- 版と時点を分ける
再占のある古例を一回に縮めない
『増刪卜易』旬空章の辰月乙卯日の求財例は、家人之賁から再占の睽之損へ進み、二卦を合わせて判断した経緯を記します。最終の説明だけを抜き出すと、最初の疑いと再占の役割が見えなくなります。
この二回を独立した二事件の成功例として数えることもできません。同じ事件の記録として関連づけ、再占の理由と順番を残します。歴史的な方法を正確に読むことは、気に入る答えが出るまで無制限に占い直す勧めとは別です。
古例に現代的な連続登録や完全な時刻情報がないなら、それを補って実証資料のように扱いません。物語としての結果報告と、全試行を対象にした検証は資料の性質が異なります。
分母と未確認を残す練習
仮の台帳に初回の対象事件が20件あり、十分な追跡がある12件のうち7件が事前基準に合い、5件が合わなかったとします。残りは追跡なし5件、取消し3件です。7を12で割る約58.3%は、評価可能な部分だけの割合です。
7を20で割る35%は、台帳全体で確認済みの一致が占める割合です。残る13件が全て誤りという意味でも、全体の予測精度という意味でもありません。この数表は仮の計算練習で、六爻の実測成績ではありません。
無回答を的中に数えず、不一致を台帳から消さず、同一事件の再占を独立標本として増やさないことが必要です。共有版では個人名や連絡先を伏せ、計算に必要な構造と結果証拠の種類を示す方法もあります。
7 / 12
- 約58.3%:評価可能な部分
7 / 20
- 35%:全台帳の確認済み
誤りの場所に合った処置をする
九から七への転記誤りなら入力と計算、正しい盤への規則の誤適用なら解釈を見直します。目標のすり替えは問いの範囲、事後の期限延長は応期の不確実性の問題です。
追跡が足りない場合は説明を増やしても結果証拠にはなりません。旧版、修訂の根拠、再計算、残る未確定を並べることで、振り返りは過去の判断を飾る作業から、具体的な誤りを直す作業になります。
読んだあとの疑問
陰陽の図だけではなぜ振り返れませんか?
四値を二つの陰陽へ縮めると、6と8、7と9の差が消えます。その差が反転を決めるため、同じ本卦でも動位や変卦は異なり得ます。元の数値を残して初めて、その情報を再計算できます。
結果に合う卦へ数値を替えてもよいですか?
後の結果は転記誤りの証拠にはなりません。信頼できる元の記録で更正を裏づけ、その後に依存する計算を直します。解釈の誤りは別に修訂できますが、都合に合わせた投擲値を作りません。
二回の占いを二つの独立事件にできませんか?
同じ対象と一つの結果を追うなら事件を共有しています。判断の変化は分析できますが、事件数と起卦回数のどちらを数えるか明示します。都合のよい方を選んで重複計上すると測る対象が変わります。
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この記事を含む学習ルート
六爻:立卦から用神と動変へ · 公開中の 6 ステップのうち 6


