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ZW-HUA-02 / 紫微斗数

化権:十干と三つの出どころ

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権の星は、前の干の禄の星であることが多い

化権の列を一つ前の干の化禄の列と読み比べ、エンジンで求めた例の命盤で生年権・宮干権・自化権を示し、書の「巨門・武曲に会うのを喜ぶ」と表引きの化権を区別します。

要点を先に約6分で読めます

権の列を禄の列と一つずらして読み比べると、十干のうち七つが同じ星になります。化権は星に付く二つめの印で、書はこれを裁きを握る神として描きます。

  • 権の列を禄の列と干一つ分ずらして読むと、十干のうち七つが一致します。乙・壬・癸の三行は一致しません。
  • 書は化権が「巨門・武曲に会うのを喜ぶ」と言い、これは位置の関係です。表でこの二つの星に権を与える干は、癸と庚です。
  • 一つの宮の干は、禄・権・科・忌の四つを一度に出します。例の盤の命宮の干は甲で、権は福徳宮へ向かいます。
18秒で化権:権の列と前の干の禄の列の読み比べ、宮干が権を出す仕組み、読む前の三つの確認。

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生年四化の調べ方:年干と星名を順番に結ぶ ↗

権の列:十の星を、前の干の禄の星と読み比べる

化権は四つの印の二番目で、禄と同じく星に付きます。書はこれを、裁きを握る神として描きます(原文の句は第三節)。表を引くとき、権の列と化禄の列のあいだには、確認に便利な関係があります。

十行二列の対照表。十干それぞれの化権星(破軍・天梁・天機・天同・太陰・貪狼・武曲・太陽・紫微・巨門)と、一つ前の干の化禄星。乙・壬・癸の三行を除き、二つの列は同じ星になる。元の図を開いて拡大する

二つの列とも本サイトのエンジンの四化表(iztro の既定の表と全マス一致)。右の列は、その行の干の一つ前の干の禄の星で、甲の一つ前は癸とする。

左の列は十干それぞれの化権星です。右の列は「一つ前の干」の化禄星、つまり禄の列を一行下にずらしたもので、甲の一つ前は癸とします。十干は円環になっているからです。強調した七行では、二つの列が同じ星です。

七つの干で、同じ星が印を替える

七行のうち三つを並べると、どれも隣り合う二つの干のあいだで、同じ星が禄から権に替わっています。

丙の権乙の禄天機天機同じ星丙の権天機戊の権丁の禄太陰太陰同じ星戊の権太陰甲の権癸の禄破軍破軍同じ星甲の権破軍三行目は癸から甲へ一周して戻る
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丙の権乙の禄天機天機同じ星丙の権天機戊の権丁の禄太陰太陰同じ星戊の権太陰甲の権癸の禄破軍破軍同じ星甲の権破軍三行目は癸から甲へ一周して戻る
三つの例。乙の禄の天機は丙の権に、丁の禄の太陰は戊の権に、癸の禄の破軍は甲の権になる。

合わない三行は、乙(権は天梁、一つ前の甲の禄は廉貞)、壬(権は紫微、一つ前の辛の禄は巨門)、癸(権は巨門、一つ前の壬の禄は天梁)です。この三つは読み比べでは見つからず、直接引く必要があります。

書にある「権」:象と「会う」という字

化権の象は、『紫微斗数全書』の巻二に、星ごとの項目として載っています。

化権の星は木で、生き死にの裁きの権を握る神である。

巻二・化権星の項(本稿の訳)

書は化権を木に割り当て、決める権限を持つ神として描きます。星を五行に分けた表にも、次の一行があります。

化権は木に属し、巨門と武曲に会うのを喜ぶ。

巻二・星曜を五行に分ける表(本稿の訳)

これは「巨門と武曲が化権になる」と読まれがちですが、「会う」は位置の話です。化権のいる宮が、三方四正で巨門・武曲と出会う、ということです(三方四正とは何かを参照)。どの星が権を帯びるかは、別の問題です。

巨門・武曲に会うのを喜ぶ位置の関係化権はすでにある星に付いているその星のいる宮を見る巨門・武曲と三方四正で出会う根拠:盤の星の位置巨門・武曲が権を帯びる表引きの結果巨門:癸の干で化権武曲:庚の干で化権先に干があり、次に星根拠:四化表どちらにも「権」と「巨門」が出るが、一方は位置で読み、一方は干で引く
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巨門・武曲に会うのを喜ぶ位置の関係化権はすでにある星に付いているその星のいる宮を見る巨門・武曲と三方四正で出会う根拠:盤の星の位置巨門・武曲が権を帯びる表引きの結果巨門:癸の干で化権武曲:庚の干で化権先に干があり、次に星根拠:四化表どちらにも「権」と「巨門」が出るが、一方は位置で読み、一方は干で引く
二つの関係の比較。巨門・武曲に会うのを喜ぶのは化権のいる宮の話で、巨門・武曲が権を帯びるのは癸・庚の干の表引きの結果。

例の命盤:生年権と、一つの宮干が出す四つ

例には、計算に使うだけの命盤を取ります。西暦2003年5月18日卯の刻の男性で、旧暦は癸未の年。この日付は特定の人のものではありません。

生年権:年干の癸から権は巨門と分かり、巨門は疾厄宮(辛酉)にいます。「生年権・巨門・疾厄宮」と書きます。

宮干:命宮は寅の位置にあり、その干は甲です。甲を入口にすると、禄・権・科・忌の四つの列が同時に引け、四つを一度に出します。禄は廉貞で、命宮自身にいます。権は破軍で福徳宮、科は武曲で官禄宮、忌は太陽で交友宮にいます。

命宮父母福徳田宅官禄交友遷移疾厄財帛子女夫妻兄弟権・破軍科・武曲忌・太陽命宮の干甲輪は寅の宮から宮の順に並べる。命宮が四つ出し、禄は命宮自身に戻る(弧は描かない)。疾厄宮は生年権の所在
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命宮父母福徳田宅官禄交友遷移疾厄財帛子女夫妻兄弟権・破軍科・武曲忌・太陽命宮の干甲輪は寅の宮から宮の順に並べる。命宮が四つ出し、禄は命宮自身に戻る(弧は描かない)。疾厄宮は生年権の所在
例の命盤で、命宮の干の甲が四つを一度に出す。権は福徳宮へ、科は官禄宮へ、忌は交友宮へ飛び、禄は命宮自身に戻る。

ついでに分かることが二つあります。夫妻宮の干も甲なので、同じ四つを出します。子女宮の干は癸で年干と同じなので、出す四つはちょうど生年四化と同じですが、出どころはあくまで宮干です。

自化権:権が出した宮に戻る

自化権の検査は禄と同じです。その宮の干を取り、権の列が選ぶ星を調べ、その星がこの宮にいるかを見ます。例の盤の三つの宮は、結果がそれぞれ違います。

宮宮干権の星星のいる宮記録田宅丁天同田宅自化権財帛壬紫微財帛自化権疾厄辛太陽交友交友へ飛ぶ疾厄宮には生年権(巨門)があるが、宮干が選ぶのは太陽
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宮宮干権の星星のいる宮記録田宅丁天同田宅自化権財帛壬紫微財帛自化権疾厄辛太陽交友交友へ飛ぶ疾厄宮には生年権(巨門)があるが、宮干が選ぶのは太陽
三つの宮の権。田宅の宮干の丁は天同を選び天同は田宅にいるので自化。財帛の壬は紫微を選び紫微は財帛にいるので自化。疾厄の辛は太陽を選び太陽は交友にいるので交友へ飛ぶ。

最後の行を覚えておいてください。疾厄宮には、生年権を帯びた巨門が確かにいます。しかしそれは年干の癸が与えたものです。この宮自身の干は辛で、辛が選ぶのは太陽、太陽は交友宮にいるので、疾厄宮は交友宮へ権を出しており、自化ではありません。一つの宮に複数の出どころが同時に現れることがあり、それぞれ別に記録します。この語のほかの定義については、自化と流派の用語を見てください。

表を写したあとの三つの確認

  1. 権の列を禄の列と読み比べる

    表を写したら、権の列を一つ前の干の禄の列と読み比べます。七行が一致し三行が違うので、ほかの箇所の食い違いは写し間違いの合図です。

  2. 星のいる宮は命盤で探す

    表から分かるのは星の名前までです。その星がどの宮に入るかは命盤を見て決めます。疾厄宮の例のとおり、権を帯びることと権を発することは別です。

  3. 自化と飛入は分けて記す

    星が発信元の宮に入っていれば自化、ほかの宮なら「その宮へ飛ぶ」と書きます。

読み比べの二問

練習一

庚の干で権を受ける星は? 一つ前の干の禄の星は?

庚の干は武曲に権を与え、一つ前の己の禄も武曲です。二つの列は一致します。

練習二

書は化権が巨門・武曲に会うのを喜ぶと言います。この二つの星はどの干で権を帯びますか。

巨門は癸、武曲は庚の干です。「会う」かどうかは、盤の三方四正で見ます。

権の次は、同じ表の三列目、化科です。

読んだあとの疑問

化権の星が、前の干の化禄の星と同じになることが多いのはなぜですか。

二つの列を並べて見えてくる現象で、書には書かれておらず、理由の説明もありません。乙・壬・癸の三行は合わないので、写した表の確認には使えても、表引きの代わりにはなりません。

書の「化権は巨門・武曲に会うのを喜ぶ」は、この二つの星が化権になるという意味ですか。

別のことです。「会う」は盤の三方四正での出会いで、化権がどの星に付くかは表引きの結果です。巨門は癸の干で、武曲は庚の干で化権を受けます。

宮に生年権があれば、その宮は自化権ですか。

いいえ。自化権は、その宮自身の干が選ぶ星が、その宮にいるかどうかを見ます。例の盤の疾厄宮には生年権がありますが、宮干が選ぶのは別の星です。

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資料・出典

  1. 維基文庫・紫微斗數全書・卷二:安祿權科忌四星變化訣、化權星條、諸星分屬五行 ↗
  2. iztro・紫微斗数四化(附着星曜、来源分类与十天干表) ↗
  3. iztro公开源代码・FunctionalPalace.ts・selfMutaged(取本宫干并检查本宫星曜) ↗

続けて読む

化禄:禄存との違いと、生年・宮干・自化の三つの出どころ ↗

化科:十干のうち四つが補助星に落ちる理由と、三つの出どころ ↗

宮干四化と生年四化:印の出発点を読み分ける ↗