化権:十干と三つの出どころ
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化権の列を一つ前の干の化禄の列と読み比べ、エンジンで求めた例の命盤で生年権・宮干権・自化権を示し、書の「巨門・武曲に会うのを喜ぶ」と表引きの化権を区別します。
要点を先に約6分で読めます
権の列を禄の列と一つずらして読み比べると、十干のうち七つが同じ星になります。化権は星に付く二つめの印で、書はこれを裁きを握る神として描きます。
- 権の列を禄の列と干一つ分ずらして読むと、十干のうち七つが一致します。乙・壬・癸の三行は一致しません。
- 書は化権が「巨門・武曲に会うのを喜ぶ」と言い、これは位置の関係です。表でこの二つの星に権を与える干は、癸と庚です。
- 一つの宮の干は、禄・権・科・忌の四つを一度に出します。例の盤の命宮の干は甲で、権は福徳宮へ向かいます。

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権の列:十の星を、前の干の禄の星と読み比べる
化権は四つの印の二番目で、禄と同じく星に付きます。書はこれを、裁きを握る神として描きます(原文の句は第三節)。表を引くとき、権の列と化禄の列のあいだには、確認に便利な関係があります。
二つの列とも本サイトのエンジンの四化表(iztro の既定の表と全マス一致)。右の列は、その行の干の一つ前の干の禄の星で、甲の一つ前は癸とする。
左の列は十干それぞれの化権星です。右の列は「一つ前の干」の化禄星、つまり禄の列を一行下にずらしたもので、甲の一つ前は癸とします。十干は円環になっているからです。強調した七行では、二つの列が同じ星です。
七つの干で、同じ星が印を替える
七行のうち三つを並べると、どれも隣り合う二つの干のあいだで、同じ星が禄から権に替わっています。
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合わない三行は、乙(権は天梁、一つ前の甲の禄は廉貞)、壬(権は紫微、一つ前の辛の禄は巨門)、癸(権は巨門、一つ前の壬の禄は天梁)です。この三つは読み比べでは見つからず、直接引く必要があります。
書にある「権」:象と「会う」という字
化権の象は、『紫微斗数全書』の巻二に、星ごとの項目として載っています。
化権の星は木で、生き死にの裁きの権を握る神である。
書は化権を木に割り当て、決める権限を持つ神として描きます。星を五行に分けた表にも、次の一行があります。
化権は木に属し、巨門と武曲に会うのを喜ぶ。
これは「巨門と武曲が化権になる」と読まれがちですが、「会う」は位置の話です。化権のいる宮が、三方四正で巨門・武曲と出会う、ということです(三方四正とは何かを参照)。どの星が権を帯びるかは、別の問題です。
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例の命盤:生年権と、一つの宮干が出す四つ
例には、計算に使うだけの命盤を取ります。西暦2003年5月18日卯の刻の男性で、旧暦は癸未の年。この日付は特定の人のものではありません。
生年権:年干の癸から権は巨門と分かり、巨門は疾厄宮(辛酉)にいます。「生年権・巨門・疾厄宮」と書きます。
宮干:命宮は寅の位置にあり、その干は甲です。甲を入口にすると、禄・権・科・忌の四つの列が同時に引け、四つを一度に出します。禄は廉貞で、命宮自身にいます。権は破軍で福徳宮、科は武曲で官禄宮、忌は太陽で交友宮にいます。
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ついでに分かることが二つあります。夫妻宮の干も甲なので、同じ四つを出します。子女宮の干は癸で年干と同じなので、出す四つはちょうど生年四化と同じですが、出どころはあくまで宮干です。
自化権:権が出した宮に戻る
自化権の検査は禄と同じです。その宮の干を取り、権の列が選ぶ星を調べ、その星がこの宮にいるかを見ます。例の盤の三つの宮は、結果がそれぞれ違います。
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最後の行を覚えておいてください。疾厄宮には、生年権を帯びた巨門が確かにいます。しかしそれは年干の癸が与えたものです。この宮自身の干は辛で、辛が選ぶのは太陽、太陽は交友宮にいるので、疾厄宮は交友宮へ権を出しており、自化ではありません。一つの宮に複数の出どころが同時に現れることがあり、それぞれ別に記録します。この語のほかの定義については、自化と流派の用語を見てください。
表を写したあとの三つの確認
権の列を禄の列と読み比べる
表を写したら、権の列を一つ前の干の禄の列と読み比べます。七行が一致し三行が違うので、ほかの箇所の食い違いは写し間違いの合図です。
星のいる宮は命盤で探す
表から分かるのは星の名前までです。その星がどの宮に入るかは命盤を見て決めます。疾厄宮の例のとおり、権を帯びることと権を発することは別です。
自化と飛入は分けて記す
星が発信元の宮に入っていれば自化、ほかの宮なら「その宮へ飛ぶ」と書きます。
読み比べの二問
庚の干で権を受ける星は? 一つ前の干の禄の星は?
庚の干は武曲に権を与え、一つ前の己の禄も武曲です。二つの列は一致します。
書は化権が巨門・武曲に会うのを喜ぶと言います。この二つの星はどの干で権を帯びますか。
巨門は癸、武曲は庚の干です。「会う」かどうかは、盤の三方四正で見ます。
権の次は、同じ表の三列目、化科です。
読んだあとの疑問
化権の星が、前の干の化禄の星と同じになることが多いのはなぜですか。
二つの列を並べて見えてくる現象で、書には書かれておらず、理由の説明もありません。乙・壬・癸の三行は合わないので、写した表の確認には使えても、表引きの代わりにはなりません。
書の「化権は巨門・武曲に会うのを喜ぶ」は、この二つの星が化権になるという意味ですか。
別のことです。「会う」は盤の三方四正での出会いで、化権がどの星に付くかは表引きの結果です。巨門は癸の干で、武曲は庚の干で化権を受けます。
宮に生年権があれば、その宮は自化権ですか。
いいえ。自化権は、その宮自身の干が選ぶ星が、その宮にいるかどうかを見ます。例の盤の疾厄宮には生年権がありますが、宮干が選ぶのは別の星です。
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