元の動位と変後資料を対応させる
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需変訟を9・7・9・6・7・6で表し、四つの動位と変後の納支を確認します。六親の基準と本位への生剋も分けます。
要点を先に約5分で読めます
需の9・7・9・6・7・6は初三四上だけを反転して訟になります。三位と四位の変支はどちらも午火でも、元は辰土と申金で回頭の関係が違います。元の値、番号、変支、六親の基準を別に保ちます。
- 動位は元の記録で決まり、需変訟の二五は陽静のままで、支名の変更だけでは動きません。
- 変後の内外卦で納支を求め、変爻の六親は今回の需の坤宮土を基準にします。
- 同じ午火でも三位の辰土へは生、四位の申金へは剋となり、元の爻と変爻の位置を示す必要があります。

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同じ午火へ変わっても、戻る相手の支が違う
需から訟への例では、三爻も四爻も変じた支が午火になります。しかし三爻の元は辰土、四爻の元は申金です。火は土を生じ、金を剋すため、同じ午火という表示でも本位への関係は異なります。まず位置の対応を残すことが、この例の中心です。
『増刪卜易』動変章の図を教材として使い、実際の個人占問とは扱いません。動爻は原卦で動く爻、変爻はその位置で変じた資料、変卦は六行全体の構造です。三つを一つの「変化」という言葉だけで済ませないようにします。
三位
四位
原図を9・7・9・6・7・6として読む
下から9、7、9、6、7、6という値を指定します。これは古書の図を現代の記録値で表した練習で、原典に六回の投擲実測があるという主張ではありません。9は動く陽、6は動く陰、7は静かな陽として読みます。
| 下からの位置 | 指定値 | 元の陰陽 | 変えた後 |
|---|---|---|---|
| 初爻1 | 9 | 陽・動 | 陰 |
| 二爻2 | 7 | 陽・静 | 陽 |
| 三爻3 | 9 | 陽・動 | 陰 |
| 四爻4 | 6 | 陰・動 | 陽 |
| 五爻5 | 7 | 陽・静 | 陽 |
| 上爻6 | 6 | 陰・動 | 陽 |
元の下三爻は乾、上三爻は坎で、水天需です。初・三・四・上の四か所だけを反転すると、下が坎、上が乾となり天水訟になります。『周易』の需は乾下坎上、訟は坎下乾上と記され、図を別に照合できます。
BaZiFlow作成の逐位確認図。数値は原典図の教材表現で、個人の投擲結果ではありません。
二爻と五爻の線は変わっていません。上下の三爻卦がどちらも別名になっても、各三本がすべて動いたことにはなりません。数値の保存については六回の銭法記録も参照できます。
需
訟
需111010の初三四上だけを替えて訟010111とし、二五は陽静を保ちます。
納支を変後の卦から求めても、動位は増えない
需の下乾は子・寅・辰、上坎は申・戌・子を納めます。変後の訟は下坎の寅・辰・午、上乾の午・申・戌です。完全な変卦表を表示すると、原爻が静だった位置でも支の表示が変わりますが、それを新しい動爻の証拠にはできません。
本例で実際に対応させる動位は、初の子水から寅木、三の辰土から午火、四の申金から午火、上の子水から戌土です。表を転記する時には位置番号を添え、同じ支があるという理由で別の行へ結び直さないようにします。
逆に陰陽の線だけを変え、納支をすべて元のままにしておくのも、この例の装卦には合いません。変後の内外卦に従って支を求めることと、本来の動静を保つことを同時に行います。右欄が全六行の配置なのか、動位の変爻だけなのかも明記すると読み違いを減らせます。
元の二位
- 寅木
- 7:陽静
完全な変卦表
- 辰土
- 陽を維持
変爻の六親は、需の宮を基準にする
需は坤宮の土に属します。動変章の説明では、変じた爻の六親も正卦を基準に求めます。したがって本例の寅木は土を剋して官鬼、午火は土を生じて父母、戌土は土と同類で兄弟となります。
訟を独立した本卦として引くなら離宮の火ですが、その別の基準をこの右欄へ黙って入れることはできません。訟の所属自体を変更するのではなく、どの記録の六親を計算しているかを区別しています。納甲と六親の説明に戻ると、この参照点を確認できます。
三・四爻の変後に午火が重なっても、二行を一つの爻にまとめません。元の支と位置が異なり、後の関係を判定する相手も異なるためです。変卦の名称だけでなく、対応表を残す理由がここにあります。
需の変化記録
- 本卦の土を参照
独立した訟
- 火を参照
回頭の関係を、全爻への作用へ広げない
『増刪卜易』動変生剋冲合章では、変爻が生剋などを行う相手を本位の動爻とします。本例なら四位の午火が元の申金を剋す関係、三位の午火が元の辰土を生じる関係をそれぞれ確認します。上位では戌土が元の子水を剋します。
これは当該文献の作用範囲を使った関係の照合です。一つの回頭生だけで現実の成功を保証したり、回頭剋だけで被害を認定したりはしません。また同章は日月が変爻に作用することも論じているので、本位という限定を「他の条件が一切ない」と読むのも誤りです。
日冲などから論じる暗動は、原投擲の動爻とは別に保存します。日月の作用を後から検討しても、元の7を9へ直して変卦を作り直すことはしません。四動二静、変後の上下卦、本位の組、原宮の参照が揃えば、この教材の構造部分を再計算できます。
作用の範囲
三位の変午火
- 原位置
- 三位の辰土
- この比較の相手
- 元の三位
四位の変午火
- 原位置
- 四位の申金
- この比較の相手
- 元の四位
静かな二・五位
- 原位置
- 動位ではない
- この比較の相手
- 回頭の対象を追加しない
読んだあとの疑問
変卦の第二行で支名が違えば動爻ですか?
違います。完全な変卦表は変後の内外卦で支を配るため、陽のままでも文字が変わります。元の動静は記録した操作に属する別欄で、左右の支名の違いからは決められません。
変後の午火二つを一つにまとめられますか?
共通する五行はまとめて説明できますが、位置記録は別に保ちます。元の辰土と申金という相手が違い、関係も異なるためです。片方の由来を削ると、本位の比較ができなくなります。
独立した訟の六親表を使わないのはなぜですか?
独立訟は離宮火を参照しますが、今回の変化記録は本卦の需の土宮で変出資料を説明します。独立表をコピーすると途中で基準が入れ替わります。どの記録を作るのか先に確定します。
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この記事を含む学習ルート
六爻:立卦から用神と動変へ · 公開中の 6 ステップのうち 5


