法王:足元の鍵と上げた手
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法王は二本の柱の間に座り、片手を上げ、足元に交差した鍵とひざまずく二人がいる札です。ウェイトの原文から図像・語義・象徴を分け、「記号と、それが指すもの」で引っ越し前の引き出し一杯の旧物を整理します。
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法王の図は二層です。座の上で一人が手を上げ、座の下で二人がひざまずき、足元に一対の鍵があります。ウェイトは、この札が「何でないか」の説明に多くの言葉を費やしています。
- ウェイトの描写:三重冠、二本の柱の間(女教皇の守る神殿の柱ではない)。左手に三重十字の杖、右手は明と隠を分ける印。足元に交差した鍵とひざまずく二人の聖職者。
- 本項の語は「絆」の組(結婚・同盟と、拘束・隷属)。別の説は慈悲・善良・霊感に向かう。ただ第2部は「霊感ではない」と断言するので、二か所は分けて引用する。
- 練習は、記号とそれが指すものを分け、種類ごとに鍵を一つだけ残すこと。引っ越し前の引き出し一杯の旧物に当てはめる。

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まず図像:座の上の印、座の下の鍵
ウェイトは法王を、冠と柱から語り始めます。彼は三重冠をかぶり、二本の柱の間に座りますが、それは女教皇の守る神殿を支える柱とは別のものです。左手には先が三重十字の杖、右手では、教義の明らかな部分と隠れた部分を分けるとして「秘教の印」と呼ばれる、よく知られた教会の手の印を結びます。足元には交差した鍵があり、白い長衣の聖職者二人が前にひざまずきます。また、彼はふつう「教皇」と呼ばれるが、それは彼が象徴するより一般的な職位の一つの適用にすぎない、と付け加えます。
法王:BaZiFlowオリジナルの札と三つの問い
RWS版の札で確かめられる点はこうです。上端にローマ数字のV、両側に灰色の柱。背の高い段のある冠、赤い衣、胸に十字のある白い長い帯。上げた手は印を結び、もう一方の手が三重十字の杖を持ちます。足元には金色の交差した鍵、背中を見せ頭頂を剃った二人が、模様のある衣で両側にひざまずきます。場面を分けるなら、座の上の冠と手、脇の杖と柱、足元の鍵とひざまずく人の三つです。
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原典の語義:絆の組、別の説では慈悲と霊感
法王の占断の語義は、結婚、同盟、拘束、隷属。別の説では慈悲と善良。霊感。質問者が頼る男性。逆位置は、社会、良い理解、協調、行き過ぎた親切、弱さです。
結婚、同盟、拘束、隷属。別の説:慈悲と善良。霊感。質問者が頼る男性。逆位置:社会、良い理解、協調、行き過ぎた親切、弱さ。
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本項の一行は、絆の組として読めます。結婚と同盟は結ばれること、拘束と隷属は縛られること。両端が同じ一行にあります。「別の説」は与える側へ向かい、逆位置の列はゆるむ側へ傾きます。社会、協調、和合ときて、「行き過ぎた親切」と「弱さ」では、ゆるみが過ぎます。この整理は本稿のもので、ウェイトはこう分けていません。
もう一点、並べて見たい箇所があります。第2部でウェイトは、法王は「霊感ではない」とはっきり言いますが、第3部の「別の説」の語には「霊感」があります。一方は象徴の定義、もう一方は占断の語の列挙なので、引用するときはどちらの箇所かを言います。
三重冠、印、鍵:ウェイトが引く境界
法王についての第2部は、ほぼ境界を引く作業です。彼は、この札の意味は「ほとんどすべての手によってひどく混ぜられた」と嘆き、論者グラン・オリエントが「鍵の力」、外的な正統教義、教義へ導く生活の外側と言うのを「正しい」と引き、別の論者の「秘教の君主」という説は明確に退けます。彼はむしろ、神学の総覧が表現の最も硬直した形に達したものですが、同時に、明らかな側のすべての正しく聖なるものを象徴し、自然の世界とは区別される制度の世界に属する恩寵の通路、人類全体の救いの導き手でもあります。
三組の象徴:由来を分ける
- 三重冠と三重十字の杖
- ウェイトは三重冠と、先が三重十字の杖を書き、「教皇」は彼が象徴する一般的な職位の一つの適用にすぎない、とします。三重冠が教皇のものであることは、よく知られています。
- 上げた手
- ウェイトはそれを、教義の明らかな部分と隠れた部分を分ける、よく知られた「秘教の印」と呼びます。同じ箇所で、女教皇は印を結ばないと指摘します。
- 交差した鍵とひざまずく二人
- ウェイトは鍵が足元にあり、二人の聖職者が前にひざまずくと書きます。「鍵の力」の語は、グラン・オリエントを引く箇所に出ます。教皇の紋章の交差した鍵は周知のことで、ここでの鍵が何を表すかは説明されません。
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鍵を「入り口」、ひざまずく二人を「伝統を受け取る人」とみなすのは、現代の学習が絵に貸したたとえで、ウェイトの本文にはありません。使うときは、その出どころを添えます。
読み方:記号と、それが指すもの、そして鍵を一つ
ウェイトは法王の項に、一つの注意を残しています。法王は、自分の象徴的な位置の意味を忘れ、自分の記号が表すものすべてを自分の枠内に含んでいるかのように振る舞うことがある、と。この一文がすでに練習の型です。記号は、指すものそのものではありません。引っ越し前に引き出し一杯の旧物を前にしたとき、次のように使えます。
これは記号、何を指すか
一つずつ、誰を、どの時期や出来事を指すかを書きます。指すものが書けないなら、場所をふさいでいるだけの物かもしれません。
指すものは、これがなくても残るか
「手放せば、その思い出も失う」と決めてかからないことです。写真、数行の文章、一本の電話など、ほかの方法で指す先を残せるか試します。
種類ごとに、どれが「鍵」か
鍵は足元に交差しています。学習ではこの像を借ります。種類ごとに、その記憶を最もよく「開ける」一つだけ残すのです。借りてきた比喩であり、ウェイトの本文にはありません。
例を一つ。引っ越し前に机の一番下の引き出しを片づけ、三つの旧物に三つの問いを当てます。
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引き出しを片づけたあと
できること
- 指すものを書く
- 種類ごとに鍵を一つ
決められないこと
- 手放して後悔するか
- 家族が残したいか
次にすること
- 先に撮影してから処分
- 残す物は一つの箱へ
逆位置と隣の札:協調と弱さ、そして「座」と「鍵」の三枚
逆位置の語は、本項の列挙が終わった直後に置かれています。
社会、良い理解、協調、行き過ぎた親切、弱さ。
前の三語は円満の側、後の二語は行き過ぎの側です。逆位置を取るなら、どちらの半分を指すのか先に決めておきます。
隣り合う三枚は、「座」をどう置くか
この世の力
一つ前の札です。皇帝は「この世の力」、法王は「外なる宗教の支配的な力」と、ウェイトは別々の語で呼びます。どちらも座に着きますが、皇帝の重心は執行と実現、法王の重心は承認された秩序にあります。
内側のもう一方の端
ウェイトは二枚を対にします。法王は外なる宗教を治める力、女教皇は内なる、退いた力の主導的な精神。一方は外へ印を結び、もう一方は結びません。
もう一つの「結婚」
次の札。ウェイトは恋人を「人間の愛」の札とし、語義は魅力、愛、美、試練の克服です。法王の語義にも結婚と同盟がありますが、それは拘束と構造に落ちます。
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読んだあとの疑問
法王は「伝統」「権威」の札ですか。
後世のまとめです。ウェイトの語義は結婚・同盟・拘束・隷属が先頭で、「別の説」にはじめて慈悲・善良・霊感が出ます。第2部では、外なる宗教を治める力、承認された位階の首長としつつ、哲学でも霊感でも宗教そのものでもない、と強調します。
法王の逆位置はどういう意味ですか。
ウェイトの逆位置の語は、社会、良い理解、協調、行き過ぎた親切、弱さです。前の三つは調和寄り、後の二つは行き過ぎです。「伝統への反抗」などは後の方法の言い方なので、誰の規則かを示して使います。
足元の鍵は何を表しますか。
ウェイトは、交差した鍵が足元にあると書くだけで、ある論者が法王を「鍵の力」と呼ぶと引くものの、解説はしません。交差した鍵は教皇の紋章によくある意匠で、鍵を「入り口」と読むのは学習上の借用です。
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