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TA-CARD-027 / タロット

ワンドの5:交差する五本の杖

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ワンドの5:交わる一点を探す

ワンドの5は、若者たちが杖を振りかざす、遊びのようでも争いのようでもある札です。ウェイトの原文から図像、「模擬戦」から「金」への推論、逆位置を分け、チームの備品購入で「杖が交わる一点」を探します。

要点を先に約6分で読めます

ワンドの5では、若者たちがそれぞれ杖を握り、杖が中央で交差します。ウェイト自身が遊びか争いかを決めていないので、まず彼らが争う一点を探します。

  • 牌面は杖を振りかざす若者たち。ウェイトは「遊びのようでも争いのようでも」と書き、「模擬の戦い」と呼ぶ。
  • 語義は「模擬戦」から「富と幸運を求める苛烈な競争」へ進み、さらに「金・利益・豊かさの札と言う説もある」へ。逆位置は訴訟・争い・策略・矛盾。
  • 別の読み手の補足では、正位置が金融の投機の成功、逆位置が口論の利益化を指す。
18秒で、交差する杖、「模擬戦」から「金」への推論の連なり、チーム購入で交点を探す順に見ます。

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一か所で交差する五本の杖:遊びのようでも、争いのようでも

ウェイトによる描写は一文です。若者たちが杖を振りかざしている、遊びのようでも、争いのようでも。その直後に、これは「模擬の戦い」だと言い足します。

ワンドの5:五本の腕が五方向から伸び、それぞれ葉の出た杖を握り、五本の杖が画面中央で交差し、下に雲がある。三つのラベルは「杖が一点で交わる」「遊びか争いか」「交わるのはどの点か」。元の図を開いて拡大する

BaZiFlowオリジナルのワンドの5と三つの入口。

RWS版の牌面には五人の若者がいて、衣はそれぞれ違います。黄、赤、暗い色、緑、青地に白い点の短い服。みな杖を一本ずつ持ち、杖の先には小さな葉があり、画面の中央で斜めに交差します。足元はでこぼこの土、背後は青い空。地面に倒れている人はおらず、誰が優勢かも読み取れません。

五人衣は様々、倒れた人なし五本の杖一人一本、中央で交差一つの地同じでこぼこの土
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五人衣は様々、倒れた人なし五本の杖一人一本、中央で交差一つの地同じでこぼこの土
絵の三層:五人の人、交差する五本の杖、足元の同じ地面。

語義の鎖:「模擬戦」から「金」へ、一つずつ連なる

ウェイトの語義は一本の鎖で、各環が前の環から引き出されます。まず模倣、たとえば模擬戦。「しかし同時に」富と幸運を求める苛烈な競争と奮闘でもある。その意味で生活の戦いにつながる。「それゆえ」金・利益・豊かさの札だと言う説もある。

模倣、たとえば模擬戦。しかし同時に、富と幸運を求める苛烈な競争と奮闘でもある。その意味で生活の戦いにつながる。それゆえ、金・利益・豊かさの札だと言う説もある。

ワンドの5:ウェイト(要約)
模擬戦・模倣しかし富を求める競争つながる生活の戦いそれゆえ金・利益
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模擬戦・模倣しかし富を求める競争つながる生活の戦いそれゆえ金・利益
語義は推論の連なり:各環が前の環から引き出され、最後は「金」に着く。

鎖の前の三つはウェイト自身のまとめで、最後の一つは「ある説」(some attributions)という伝聞です。本項でいちばん重い語は「苛烈な競争と奮闘」で、本物の殺し合いを指す語は一つもありません。

五人、五本の杖、一つの地:ウェイトが書くのは動作だけ

この札には、解釈すべき「物」がほとんどありません。ここで拾われているのは動作ひとつ、振りかざす(brandishing)ことです。人に名はなく、杖に説明はなく、足元の地にも触れません。

人・杖・地:ウェイトはどこまで語るか

若者たち
ウェイトが使うのはyouths、若者の一団で、性別、身分、互いの関係は書かない。RWS版では五人で、衣はそれぞれ違う。
振りかざす杖
ウェイトが書くのはbrandishing、振り回すことで、打つことではない。RWS版では五本の杖が中央で交差し、先端に小さな葉があり、誰かが打たれている様子は見えない。
地と空
文章には出てこない。RWS版にはでこぼこの土と青い空がある。
物ウェイトRWS版の絵学習の借用人若者の一団五人、衣は様々五つの立場杖振りかざす中央で交差各人の主張地書かない同じ土の上同じ一件
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物ウェイトRWS版の絵学習の借用人若者の一団五人、衣は様々五つの立場杖振りかざす中央で交差各人の主張地書かない同じ土の上同じ一件
人と杖と地。文章はどこまで語り、絵は何を足し、学習は何を借りるか。

読み方:五本の杖が交わる一点を探す

五つの手が杖を握り、杖が中央で交差します。一本一本の杖は各自の主張で、交わるところはみんながぶつかる一件です。これを具体的な場面に置いてみます。チームのグループで五人がそれぞれ別の物を買いたいと言い、予算は一つしかない。

各人が持つ杖甲:新球 400円乙:ビブス 300円丙:ゴール網 500円丁:作戦板 200円戊:ユニフォーム 900円交わるところ予算:1500円合計:2300円差:800円
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各人が持つ杖甲:新球 400円乙:ビブス 300円丙:ゴール網 500円丁:作戦板 200円戊:ユニフォーム 900円交わるところ予算:1500円合計:2300円差:800円
五本の杖にはそれぞれ持ち主がいます。交点は一つで、予算と合計の差です。
  1. まず杖を数える:五人、一人一本

    一人につき一行だけ残します。品物一つと金額一つを、同じ表に書く。杖にはそれぞれ持ち主がいるので、乙の杖を甲の名に書き込まないこと。

  2. 次に交点を探す:杖はどこでぶつかるか

    絵では五本の杖が中央の同じ一点を指しています。購入に当てはめれば、それは一つの予算です。皆の希望の合計はいくらで、使える額とどれだけ差があるか。争うのはこの差であって、各人の好みではありません。

  3. 最後に問う:試合か、争いか

    ウェイト自身は決めず、「遊びのようでも争いのようでも」と書きます。絵と照らせる点は三つ。全員が同じ種類の杖を持つ(同じ規則、たとえば「予算の中で選ぶ」)、倒れた人がいない(誰もグループを抜けたり、置き去りにされたりしていない)、足元が同じ地(目的はどれもチームのため)。三つ揃えば試合に近く、欠けた点があればまずそこを補います。

購入の話し合いで、この札が受け持つところ

見えてくる

  • 主張五つ、交点は一つ
  • 争点は差額

決めてはくれない

  • どれを買うか
  • 誰が譲るか

自分で足す

  • 主張と金額を一人一つ
  • 先に予算の上限

逆位置と隣の札:訴訟と争い、そして「口論が利益に転じる」

ウェイトの逆位置の語義は、訴訟、争い、策略、矛盾です。

訴訟、争い、策略、矛盾。

ワンドの5逆位置:ウェイト(要約)

正位置はまだ遊びとも読めますが、逆位置の四語はどれも本物の紛争に落ちています。訴訟は正式な争い、策略は陰で手を使うこと。補足は別の読み手から。正位置は金融の投機での成功、逆位置は口論が利益に転じうる。この最後の一文は本項の逆位置とほぼ逆の向きで、一方は紛争へ、一方は好機へ向かいます。

出どころ正位置逆位置本項模擬戦・競争・金訴訟・争い・策略補足金融の投機で成功口論が利益に
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出どころ正位置逆位置本項模擬戦・競争・金訴訟・争い・策略補足金融の投機で成功口論が利益に
紛争へ向かうのが本項の逆位置、好機へ向かうのが補足の逆位置です。

三枚の札と、「競り合い」の置き方

ソードの5

同じ5:倒れる者と、場を握る者

傲慢な男が、剣を地に落として退く二人の落胆した姿を見送り、戦場を手にしています。語義は堕落、破滅、撤回、不名誉、損失。ワンドの5では誰も倒れず、誰も場を握りません。

カップの5

同じ5:損失のなかに杯が二つ残る

黒いマントの人が倒れた三つの杯を横目に見て、背後に二つが立っています。語義は損失で、「それでも残るものがある」。三つが奪われ、二つが残る。カップの5はすでに起きた損失、ワンドの5は進行中の競り合いです。

ワンドの6

次の札:杖は一本になり、冠を戴く

月桂冠の騎手が、月桂冠のついた杖を一本掲げ、徒歩の者が杖を持って傍らにいます。語義は勝者の凱旋、大きな知らせ、願いそのものに冠された期待。杖は「互いに交差する」から「一本が掲げられる」へ。

読んだあとの疑問

ワンドの5は「対立の札」ですか。

ウェイトの描写は二つの可能性を残します。遊びのようでも、争いのようでもある。彼はそれを「模擬の戦い」と呼びます。語義の最初は模倣、たとえば模擬戦で、そのあとに富を求める苛烈な競争が来ます。競い合いはありますが、本当の戦いとは決めていません。

ワンドの5の逆位置はどういう意味ですか。

ウェイトの逆位置の語は訴訟、争い、策略、矛盾で、正位置より本物の紛争に近い語です。補足は「口論が利益に転じうる」と逆の調子。どちらに従うか、出どころを先に示します。

ワンドの5はお金と関係がありますか。

ウェイトは「富と幸運を求める競争」から推し進め、「そこで」金・利益・豊かさの札だと言う説がある、と述べます。これは推論の連なりです。補足の「金融の投機での成功」は別の読み手の言い方です。

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資料・出典

  1. The Pictorial Key to the Tarot, Part III §2: Five of Wands (Waite, 1910) ↗
  2. The Pictorial Key to the Tarot, Part III §4: Some additional meanings of the Lesser Arcana ↗
  3. Rider–Waite–Smith Tarot, Five of Wands, drawn by Pamela Colman Smith (Wikimedia Commons) ↗

続けて読む

ワンドの7:高みに立つ一本の杖、下から掲げられる六本の杖 ↗

逆位置を「悪い意味」に固定しないために ↗