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ZW-STAR-14 / 紫微斗数

破軍星:甲癸と等級のない巳亥

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破軍星:甲癸と巳亥の一行

破軍は北斗の第七星で、書は「耗」と呼びます。席次と三つの宮を環に置き、条目六行を廟旺表と照合し、「六癸六甲」を生年四化の口訣と突き合わせ、巳亥の行が同度だけで等級を書かないことを示します。

要点を先に約6分で読めます

破軍は北斗の第七星で、書は夫妻・子女・奴僕の三つの宮を預けます。生年四化では甲と癸にだけ現れ、条目の巳亥の行は等級を書きません。

  • 破軍は北斗七星の最後で、安星の口訣でも八星の最後に来ます。書は「夫妻・子息・奴僕を司る」と言い、夫妻・子女・交友の三宮に当たります。
  • 「六癸六甲」は、口訣で破軍が現れる二つの天干(癸が禄、甲が権)とちょうど重なります。ただし条目の丁・己などの天干は四化と無関係で、天干の条件を四化と読み替えることはできません。
  • 破軍の対宮はどの盤でも天相です。条目六行のうち五つの行は等級を書き、表と一致します。巳亥の行は武曲との同度だけを書きます。
18秒で破軍:北斗での席次、甲と癸の二つの天干、読む前の三つの問いを確かめます。

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北斗の第七星、三つの宮を司る

最初に一言でまとめると、破軍は書の北斗七星の最後の席で、化気は「耗」、夫妻・子息・奴僕の三つの宮のことが名の下に置かれています。

席次の図:書の北斗七星は上から、第一星の貪狼、第二星の巨門、第三星の禄存、第四星の文曲、第五星の廉貞、第六星の武曲、第七星の破軍。禄存と文曲は本サイトでは補助星で、破軍が最後に来る。元の図を開いて拡大する

席次の図:北斗七座は巻一の各星の答えの冒頭による。十四主星かどうかは本サイトの星の分類に従う。

図は書の北斗七座です。巻一は各星の答えの冒頭で席次を述べ、その七つの文をつなぐとこの表になります。禄存と文曲は本サイトでは補助星で、十四主星には入りません。破軍自身の答えは、次のように始まります。

破軍は水に属し、北斗の第七星で、夫妻・子息・奴僕を司る神である。子午にあれば入廟する

巻一・破軍自身の答え(試訳)

巻二は各星の五行と化気の一覧の中で、これを一行に収めています。

破軍は水に属し、北斗、化して耗となり、夫妻・子女・奴僕を司る。

巻二・五行と化気の一覧(試訳)

五行は水で、iztro 2.6.0 の星曜表も水です。安星の口訣は「七殺のあと三つ空けて破軍の位」で終わり、八星は破軍で閉じます。席次も最後、欄順も最後で、二つの順序がここで重なります。

三つの宮の位置は、十二宮の環に置いて確かめられます。

命宮兄弟夫妻子女財帛疾厄遷移交友官禄田宅福徳父母破軍の司る宮三つ書の「子息」は本サイトの子女宮、「奴僕」は交友宮。命宮から宮の順に数える
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命宮兄弟夫妻子女財帛疾厄遷移交友官禄田宅福徳父母破軍の司る宮三つ書の「子息」は本サイトの子女宮、「奴僕」は交友宮。命宮から宮の順に数える
破軍が司る三つの宮を十二宮の環に置いた図。夫妻・子女・交友(書では奴僕)で、子女と交友は同じ三合の組に入る。

夫妻宮は子女宮のすぐ隣にあります。交友宮(書でいう奴僕)は子女宮と同じ三合の組で、その組の三つ目の宮は父母宮です。三つの宮は書の側の振り分けで、破軍が実際にどの宮に入るかは、やはり盤ごとに見ます。

甲と癸:年干の条件と四化の口訣

巻一の破軍の答えには、生まれ年の干に関する条件があります。

ただ癸の年と甲の年の生まれだけが格に合う

巻一・破軍自身の答え(後続の判断は省略)(試訳)

巻二の条目の冒頭の概説にも、「癸と甲の生まれ」が子午に命宮を置く場合に触れた一句があります(後ろの判断は引きません)。この二つの天干には、生年四化と確かめられる重なりがあります。巻二の四化の口訣に添えられた例文が、ちょうど甲を取り上げています。

たとえば甲の年の生まれは、廉貞が禄に、破軍が権に、武曲が科に、太陽が忌に化す。

巻二・四化の口訣(試訳)

口訣で破軍が現れるのは二行だけで、甲の干で権、癸の干で禄です。ほかの八つの干にはなく、科と忌が破軍に回ることはありません。iztro の十干表も同じです。次に、条目の六行に添えられた天干を数えて比べます。

甲口訣:破軍が権条目の三行に出るうち一行は「長続きしない」側残る二行は有利な側癸口訣:破軍が禄条目の三行に出る三行とも有利な側丁・己口訣に破軍は現れない条目にそれぞれ二行ずつ出る二行とも有利な側「有利」「長続きしない」は条目の言葉による分類。条目はなぜこの天干を選んだかを説明していない
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甲口訣:破軍が権条目の三行に出るうち一行は「長続きしない」側残る二行は有利な側癸口訣:破軍が禄条目の三行に出る三行とも有利な側丁・己口訣に破軍は現れない条目にそれぞれ二行ずつ出る二行とも有利な側「有利」「長続きしない」は条目の言葉による分類。条目はなぜこの天干を選んだかを説明していない
甲と癸は条目にも出て、口訣で破軍が現れる二行でもある。丁・己などの天干も条目に出るが、口訣では破軍は化さない。

つまり重なりは半分だけです。「六癸六甲」は口訣の破軍の二行と合いますが、丁や己は説明できず、条目の天干の条件をそのまま四化と読むことはできません。口訣をどう使うかは、生年四化にまとめてあります。

六組の位置:対宮はいつも天相

十二の盤を安星の口訣どおりに並べると、破軍が入る六組の位置で、同宮と対宮に立つ星は次のとおりです。

破軍の位置同宮の星対宮の星条目の同度子・午—廉貞・天相—丑・未紫微天相紫微寅・申—武曲・天相—卯・酉廉貞天相廉貞辰・戌—紫微・天相—巳・亥武曲天相武曲「—」:同宮に他の主星がない、または条目が書いていない。三合の位置にはいつも貪狼と七殺がいる
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破軍の位置同宮の星対宮の星条目の同度子・午—廉貞・天相—丑・未紫微天相紫微寅・申—武曲・天相—卯・酉廉貞天相廉貞辰・戌—紫微・天相—巳・亥武曲天相武曲「—」:同宮に他の主星がない、または条目が書いていない。三合の位置にはいつも貪狼と七殺がいる
破軍の六組の位置。子午の対宮は廉貞と天相、丑未は紫微と同宮、寅申の対宮は武曲と天相、卯酉は廉貞と同宮、辰戌の対宮は紫微と天相、巳亥は武曲と同宮。条目の三つの同度は一致する。

条目が書く三つの同度(丑未の紫微、卯酉の廉貞、巳亥の武曲)は、どれも排盤と合います。条目に書かれていなくても、どの盤でも成り立つ事実が二つあります。

巳亥の行:相手は書いてあるが等級はない

条目は破軍の十二欄を六行に分け、巳亥を除く五つの行はどれも等級を書いています。子午は入廟、卯酉は陷地、辰戌は旺地、丑未は旺地、寅申は得地で、いずれも廟旺表と一致します。巳亥の行だけが違います。

巳亥の宮は武曲と同度する

巻二・破軍の条(行末の天干は省略)(試訳)

同度だけで、等級がありません。ほかの記録を見ると、巳亥の等級が現れるのは二か所だけです。

巻二・廟旺表巳・亥:平巻二・条目「巳亥の宮は武曲と同度」:等級なし巻三・名簿廟・旺・陷の三段だけで、巳亥は載らない巻二・閑宮の名簿「破軍は巳申にあれば閑宮」iztro 2.6.0 星曜表巳・亥:平巳亥の等級は廟旺表とエンジンにだけ現れ、二つは一致する
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巻二・廟旺表巳・亥:平巻二・条目「巳亥の宮は武曲と同度」:等級なし巻三・名簿廟・旺・陷の三段だけで、巳亥は載らない巻二・閑宮の名簿「破軍は巳申にあれば閑宮」iztro 2.6.0 星曜表巳・亥:平巳亥の等級は廟旺表とエンジンにだけ現れ、二つは一致する
破軍の巳亥の記録。廟旺表は平、条目は同度だけで等級なし、巻三の名簿は三段だけで巳亥は載らず、閑宮の名簿は巳と申を挙げ、エンジンは平。

そのため、破軍の巳亥の等級を引くなら、廟旺表かエンジンを引き、出どころを書きます。「条目に平と書いてある」と言えば誤りです。巻三の名簿も、寅申(得地)と巳亥(平)の二段を欠き、「子午は廟、辰戌丑未は旺、卯酉は陷」だけを挙げます。名簿にない欄は、名簿では確かめられません。

二つの練習

照合の問題

破軍が巳に入るとき、条目と表は何と書くか。同宮と対宮は誰か。

条目は「武曲と同度」だけで等級なし。表は平。同宮は武曲、対宮は天相です。

口訣を引く問題

己の年の生まれのとき、口訣は破軍にどの化を与えるか。

破軍はどれにも化しません。己の行は、禄が武曲、権が貪狼、科が天梁、忌が文曲で、破軍の席はありません。

破軍の一つ前は七殺です。等級の段を詳しく知りたいときは廟旺利陷へ進んでください。

読んだあとの疑問

破軍が「夫妻・子女・奴僕を司る」なら、その三つの宮にあると良くないのですか。

この句は、書がこの星をどの宮の名の下に置いているかを述べたもので、役割分担の記録です。吉凶としては書かれていません。実際にどの宮に入るかは盤によって決まり、各宮の判断は別の記録として分けて読みます。

癸の年・甲の年の生まれなら、破軍は必ず禄・権に化すのですか。

生年四化は、生まれ年の天干で口訣を引いて決まります。癸の年は破軍が禄に、甲の年は破軍が権に化します。これは口訣そのものの規則で、破軍が盤のどの欄に入るかとは別の話です。まず口訣、そのあと位置を見ます。

条目の巳亥の行に等級がないのはなぜですか。

原文は武曲との同度と天干の並びだけを書き、等級を書いていません。巳亥の等級は廟旺表とエンジンにだけ現れ、どちらも平です。引用では出どころを書き、条目が書いたとは言いません。

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資料・出典

  1. 維基文庫・紫微斗數全書・卷一:諸星問答論(問貪狼、巨門、廉貞、武曲、文曲、祿存、破軍所主若何,北斗各星座次) ↗
  2. 維基文庫・紫微斗數全書・卷二:安祿權科忌四星變化訣、論星辰生克制化、破軍條 ↗
  3. 維基文庫・紫微斗數全書・卷三:論諸星同垣各司所宜(破軍的廟旺名單) ↗
  4. iztro・紫微斗数四化(附着星曜、来源分类与十天干表) ↗

続けて読む

七殺星:朝斗の四欄、酉の食い違い、「帝に遇えば権」が成り立つ八つの盤 ↗