ワンドの2:城壁の上の地球
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ワンドの2は、高い所の人が地球を掲げ、一本の杖を手に持ち、もう一本が環に固定された札です。ウェイトの原文から図像、二つの読み、逆位置の語義を分け、レースの申し込みで「球・手・環」の三層を練習します。
要点を先に約7分で読めます
ワンドの2では、城壁の上の人が地球を掲げ、杖を一本手に持ち、もう一本が環に固定されています。ウェイトは両立しない二つの読みを書くので、まずどちらを読むかを問います。
- ウェイトの描写:背の高い男が胸壁のある屋上から海と岸を見渡し、右手に地球、左手の杖は胸壁に寄せ、もう一本は環に固定。左側の薔薇十字と百合に注意するよう促す。
- 語義は「結びつく余地のない」二つの読み:一方は富・幸運・壮麗、他方は身体の苦痛・病・悔しさ・悲しみ・屈辱。ウェイトは図そのものへの自分の読みも添える。
- 逆位置の語義は驚き・驚嘆・魅了・興奮・悩み・恐れ。補足は一文だけで、若い女性はささいな失望を覚えるという。

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城壁の上の人:掌に球、杖は二本
ウェイトはこの札を一文で描きます。背の高い男が胸壁のある屋上から海と岸を見渡す。右手に地球を持ち、左手の杖は胸壁に寄せ、もう一本は環に固定されている。さらに、左側の薔薇十字と百合に注意するように、と添えます。
BaZiFlowオリジナルのワンドの2と三つの入口。
RWS版の絵では、男は左向きの横姿で、赤い帽子と赤い長衣を身につけ、胸壁の向こうを見ています。左は水面、右は緑の斜面と赤い屋根の小さな家、遠い山。片手で地球を掲げ、もう片手は左の杖を握り、右の杖は胸壁の上に立って根元が環にはまっています。左下の石の塊には、赤い薔薇と白い百合が描かれています。
遠くから近くへ、絵は三つの層でできています。目の前は水と陸、手の中は球と杖、足元は胸壁。
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原典の語義:「結びつかない」二つの読み
ウェイトの語義は、まず一つの注意書きで始まります。二つの選べる読みの間に、結びつく余地はない(no marriage possible)。続けて二つを挙げます。一方は富、幸運、壮麗。他方は身体の苦痛、病、悔しさ、悲しみ、屈辱。
二つの読みの間に結びつく余地はない。一方は富、幸運、壮麗。他方は身体の苦痛、病、悔しさ、悲しみ、屈辱。
そのあとは、この図そのものへの彼自身の読みです。図が与える示唆は一つで、領主が自分の領地を見渡し、ときに手の中の球を見つめている。この世の富の壮麗さの中にいるアレクサンドロス(どのアレクサンドロスかは書いていません)の病、屈辱、悲しみに見える、と言います。
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三つめの層には、もう少し目を留めてよいでしょう。図への読みは、壮麗さと悲しみを同じ一人に置いています。それが「結びつく余地はない」と同じ条に並んでいて、ウェイトは両者を調停していません。
球、二本の杖、薔薇と百合:誰が何を挙げたか
この札の物について、ウェイトが挙げるのは四つ。地球、手の中の杖、環の中の杖、左側の薔薇十字と百合です。位置は書きますが、球と花についての説明はごくわずかです。
球・杖・花は、誰の言葉か
- 地球
- ウェイトは右手に地球を持つと書き、ときにそれを見つめるとも言う。球が何を表すかは別に語らず、図全体が「領主と領地」に見えるというのが彼の読み。
- 二本の杖
- 一本は左手にあり、胸壁に寄せる。もう一本は環に固定。ウェイトは位置だけを書き、なぜ一本は握り、一本は固定なのかは書かない。
- 薔薇十字と百合
- ウェイトは「左側に注意すべき」と言うだけで、意味は説明しない。RWS版では左下の石の塊に赤い薔薇と白い百合が見える。
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読み方:球の全部から、環の一本へ絞る
絵の中の物には、大から小への順序があります。球は世界全体、手の杖は今量っているもの、環の杖はすでに固定されたもの。この順序を借りて、身近な一件を整理します。ランニングの会のグループに、五、六件のレースの申し込みリンクが貼られ、どれに出るか決められずにいる。この対応は学習上の借用で、ウェイトの言葉ではありません。
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球の上のものは待たせる
グループの五、六件のリンクは、決めるまでは「眺めるだけ」。自分に期日を決めます。それまでは払わず、その日に球を置き、新しいリンクは加えません。
手の中は二本まで
候補の一、二件について、「得るもの」と「払うもの」を分けて書きます。ウェイトは二つの読みの間に結びつく余地はないと言うので、甲の利点と乙の負担をつなぎ合わせて「理想のレース」を作ってはいけません。
環の中にもう何があるかを見る
固定済みのものは環の杖です。仕事の予定、すでに払った費用、決まっている外出。先にそれを並べ、候補のレースはそれを避けて収まる必要があります。
例として、候補の二つのレースに一枚ずつ書きます。
候補の二つのレースを一枚ずつ
得るもの/払うもの
得るもの:準備期間は約六週間で、週末の予定が立てやすい。払うもの:参加費と、十月の第二週末。
得るもの/払うもの
得るもの:より長い目標で、グループの三人がすでに申し込む予定。払うもの:週に一回長い距離の練習が増え、申し込みは十月末までに必要。
二枚を書いたら、環を見ます。十月の第二週末に、すでに決まっていることはあるか。収まるほうが、次の段階に進む候補です。
逆位置と隣の札:驚きと恐れが並ぶ、そして「二」の札たち
ウェイトの逆位置の語義は一続きです。驚き、驚嘆、魅了、興奮、悩み、恐れ。前の四つは何かに心を動かされることを、最後の二つは悩みと恐れを語り、間に区切りはありません。正位置の「二つの読み」という書き方は、逆位置には現れません。
驚き、驚嘆、魅了、興奮、悩み、恐れ。
補足の意味は一文だけで、逆位置はありません。若い女性はささいな失望を味わう、という別の読み手の当時の言い方です。
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三枚の札と、「二」「三」の置き方
一人、二枚のペンタクル
若い男が踊りながら、両手に一枚ずつペンタクルを持ち、8の字の紐でつながっています。語義も二面で、一方は陽気さと気晴らし、他方は知らせ、障害、動揺です。
一人、二本の剣
二本の剣が、目隠しをした女性の肩の上で釣り合っています。語義は、同調とそこから来る均衡、勇気、友情、武装しながらの調和。この札の「2」は、二つの読みではなく均衡に置かれています。
次の札:崖から船を見る
背を向けた人が崖の縁に立ち、海の船を見つめ、地面に三本の杖が立っています。語義は確立した力、企て、交易、協力へ移り、「量る」から「船はすでに海に出た」へ進みます。
読んだあとの疑問
ワンドの2は「選択せよ」という意味ですか。
ウェイトはそう書いていません。富と苦悩という二組の語を挙げ、二つの間に結合はあり得ないと言うだけです。図の人は地球を持ち、遠くを見ています。「二つの選択肢を比べる」と読むのは後の学習の借用なので、使うときは断ります。
ワンドの2の逆位置はどういう意味ですか。
ウェイトの逆位置の語は驚き、驚嘆、魅了、興奮、悩み、恐れ。心を動かされる語と不安の語が混じり、向きは一つに定まりません。補足には、若い女性がささいな失望を味わうという一文が当時の言い方で添えられています。
ワンドの2の語義になぜ病気が入っているのですか。
1910年の語義の原文どおりです。もう一方の読みとして身体の苦痛、病、悔しさ、悲しみ、屈辱を挙げ、図はこの世の富の壮麗さの中にいるアレクサンドロスの病と悲しみのようだ、と書きます。学習では「壮麗の中の不安」と読むほうが穏当です。
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