同じ卦画でも資料の層は別
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乾初爻動を教材に、三爻卦の体用と納甲の爻支・世応を比べます。用卦と用神、動爻数、入力の不足も区別します。
要点を先に約5分で読めます
乾初爻動では梅花は上乾を体、下乾を用とします。一方、納甲の乾は世が六で、その爻は戌土です。乾金と世爻の土は別の対象を述べるため両立し、直接交換すると誤りになります。
- 乾の初爻を替えて姤にする操作は再現できますが、未記録の日付や数、六回の投擲は復元できません。
- 体用は各三爻、世応は単爻の位置です。初爻が動いても乾の世六が世初に移りません。
- 用卦は単動爻の位置から、用神は問いの対象と爻類から選び、同じ用の字でも規則が異なります。

先に読む
乾が金でも、世爻まで金とは限りません
梅花で上の乾を体として金と読むことと、納甲六爻で世爻の五行を読むことは、対象の大きさが違います。『増刪卜易』の乾為天の例では、世は第六爻の戌土です。乾という名前だけから六本すべてを金とすると、この違いが失われます。
本稿は『梅花易数』の一般的な単動爻体用法と、『増刪卜易』に示される納甲の読み方を比較します。易占の全流派を一括りにするものではなく、どちらが必ず正確かという順位も付けません。必要な入力と、図に加える情報の違いを見ます。
乾
姤
乾の初爻を陽から陰へ替えると姤になり、共通の構造だけでは入力資料は共通になりません。
共通の線の練習から始める
教材として乾の初爻動を与えます。最下段の陽を陰にすると下卦は巽、上卦は乾のままで、天風姤になります。この一爻の操作は両方で理解できます。ただし、本稿は起卦日時や物の数、投擲結果を与えていません。同じ実際の起卦から両方式で得たという設定でもありません。
梅花巻三の動静による分け方では、初爻を含む下乾が用、上乾が体です。各々は三爻卦で、両方とも金なので体用は比和です。初爻そのものが用卦、第六爻そのものが体卦という意味ではありません。体用の配分でこの単位を確認できます。
実際の梅花記録なら、巻一の年月日時起例、物数の起例など、どれを採ったかと元の値を残します。卦名しかない状態から、都合のよい数を逆算して過去の入力とすることはできません。構造練習で省略した資料と、実例で必要な資料を区別します。
乾
乾初爻動の指定なら下乾が用、上乾が体で、それぞれ三爻の組です。
納甲では一本ごとに爻支と役割を読む
『増刪卜易』の渾天甲子章、六親歌章、世応章は、それぞれ爻支、六親、世応の配置を説明します。乾為天は下から子水、寅木、辰土、午火、申金、戌土で、世は六、応は三です。初爻を動爻としても、世が初爻へ移動するわけではありません。
| 同じ乾初爻動の情報 | 梅花の体用 | 納甲六爻 |
|---|---|---|
| 初爻 | 含む下乾を用にする | 動爻として記録、世は六 |
| 上の三爻 | 乾金を体とする | 午火・申金・戌土を個別に持つ |
| 基準の位置 | 三爻卦二つの役割 | 世六、応三という単爻の位置 |
BaZiFlowの構造比較図です。卦と動爻は指定条件で、完全な起卦や占断を示すものではありません。
卦の五行と、納められた地支の五行は別の層です。「体の乾は金」という正しい記録を、そのまま「世爻は金」と訳すと、この例では誤りになります。同じ図を見ていても、何を主語にした五行かを保ちます。
卦の層
- 乾金
爻の層
- 世六の戌土
用卦、用神、世爻を一つの名称にしない
梅花の用卦は、体用の分配で選ばれた三爻卦です。納甲の用神は質問の対象に応じて関連する爻類を選び、卦の中で確認します。『増刪卜易』用神章が質問別の類を列挙するのは、その選択に問題の内容が必要だからです。同じ用の字でも、選び方が異なります。
世爻も、すべての質問で必ず用神と同じになる名称ではありません。世の位置と、なぜその類を用とするかを別に記録します。親族名を含む六親も分類上の標識です。父母という表示を見ただけで、現実の親がその出来事に参加している事実にはできません。六爻の基本が各欄の入口になります。
納甲では日月の条件を動変や六親とともに見ますが、梅花にも時令の議論があります。一方だけが時間を用いるという比較は粗すぎます。時間が取数の入力なのか、強弱の条件なのかを分けて尋ねます。本稿には日月がないため、旬空や月破を追加で断定しません。
用卦
- 動爻を含む三爻
用神
- 問いに応じて爻類を選ぶ
動爻が複数でも、元の印を削らない
本稿で採った梅花の余りによる方法は、一つの位置を選びます。納甲の記録には動爻が零から六本までの場合があります。『増刪卜易』は不動なら変わらないと述べ、動変章の需から訟の例(ウィキソース所載の伝本による)では初・三・四・上の四爻を動かしています。単動爻の表に合わせるため一方を消すと、入力を改変してしまいます。
同じ問いを二方式で読むなら、各々の入力と手順を保存します。一方で得た卦へ他方の読み方を追加する場合は、その追加を明示し、ない投擲結果や時刻を作り足しません。違う規則を混ぜた結論を、どちらか一方の原記録だったと扱わないようにします。
一致した卦画は線の構造が同じことを示しますが、推論の根拠まで同じとは限りません。六回の起卦結果を記す方法へ進み、完成図の前に保存すべき情報を確認しましょう。
梅花の余り法
- 一つの動位
納甲の投擲記録
- 0から6の動位
読んだあとの疑問
乾が金なのに世爻が戌土なのはなぜですか?
乾金は卦や宮の層の分類で、納甲の爻支は一本ごとに別の情報を与えます。乾為天の最上爻は戌土で世を持ちます。全体の金をその爻の土へ上書きすると階層が混ざります。
初爻が動けば乾の世も初爻へ移りますか?
移りません。本卦の世位と動位は別の欄で、乾は世六・応三、初爻は動と記します。変後の姤自身の世位を論じるのは別記録で、元の乾の世位を変更しません。
同じ卦図の画像だけで二方式の読法を比較できますか?
完全な比較には不足します。梅花は起例と元の値、納甲は各回の結果や日月、爻の標記、質問に基づく取用などが必要です。同図で確認できるのは共通の線の形までです。
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