タロットの七十八枚を構成から確かめる
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大アルカナ二十二枚と小アルカナ五十六枚を整理し、数札とコートカードを区別します。ウェイト=スミス系を基準に、版の違いと解釈の前提も確認します。

二十二枚と四スートの構成を確認し、名前と現実の判断を分けます。
一枚を引く前に、何を確かめたいですか
「今週の読書時間をどう確保するか」を考える練習なら、カードを見る前に、使える時間や予定を確かめられます。一方、カードだけで来週の出来事を確定する問いには、同じ資料では答えられません。まず、自分が調べたいことと、絵を手がかりに考えたいことを分けてみましょう。
質問、配置ごとの役割、逆位置を使うかどうか、デッキの版を記録します。出たカードを見てから配置の質問を変えると、期待した説明へ合わせやすくなります。分かりにくい結果も残し、気に入った組だけを採用しないようにします。
死神、悪魔、塔という名前は、病気、人格、災害を診断する証拠ではありません。また他人の心の中を確定する権限を与えるものでもありません。構成を知ることは地図を得ることであり、現実の判断に必要な情報をすべて得たことではありません。問いの範囲を先に決める理由は、タロットに向く問いの立て方でも扱います。ここでは、その練習に使うカードの構成へ進みます。
大小を重要度の順位にしません
大アルカナだから重大な事件、小アルカナだから些細な出来事と決めることはできません。広い主題と具体的な場面という区別で説明する教材もありますが、それは読む入口の一つです。日常の小さな選択を大アルカナから考えることも、長く続く問題を小アルカナから考えることもあります。
コートカードの名称も、そのまま実在する人物の名簿にはなりません。クイーンが必ず特定の女性、ナイトが必ず若い男性を指すという規則は、本篇の構成からは導けません。姿勢、向き、持ち物、周囲の様子を先に観察し、現実の人物についての推測と分けます。
練習として同じランクの異なるスートを二枚並べ、目で確認できる違いを書いてみます。その後に仮の解釈を書くと、どこまでが絵にある事実か見やすくなります。同じ文のスート名だけを入れ替える結果なら、まだ図像の差を十分使っていません。数札とコートカードで、この区別を深められます。
観察に使う一組の範囲を決めます
七十八枚と書かれた箱を開けても、すぐに全部の意味を覚える必要はありません。大アルカナを分け、残りをワンド、カップ、ソード、ペンタクルの四スートに並べます。各スートでエースから十までを確認し、ペイジ、ナイト、クイーン、キングを加えると十四枚です。付属の説明カードや広告カードは別に置きます。
本コレクションではRider–Waite–Smith、いわゆるウェイト=スミス系を基準にします。A・E・ウェイトの文章とパメラ・コールマン・スミスの図像を区別しつつ読むためです。1911年の『タロット図解』はその体系を調べる一次資料であり、全時代のデッキが同じ仕様だったことを示すものではありません。
エースとゼロを数え忘れないようにします
BaZiFlowオリジナル図解。枚数と分類だけを示し、既製デッキの絵柄は複製していません。
計算は二十二+四×十四=七十八です。十四の内訳は十枚の数札と四枚のコートカードです。エースは数札十枚に含まれるため、別枠で一枚増やしません。大アルカナでは愚者が0、続くIからXXIと合わせて二十二枚になります。
| 段階 | 枚数の確認 |
|---|---|
| 一スート | エースから十まで十枚+コート四枚 |
| 小アルカナ全体 | 十四×四=五十六枚 |
| 大アルカナ | 0とI〜XXIの二十二枚 |
| 標準デッキ | 五十六+二十二=七十八枚 |
この系統では力がVIII、正義がXIです。他の系統へ移るときは番号を再確認します。作家がカードを追加した版もありますが、標準構成との違いを説明書に照らして記録します。箱に入っている枚数と、採用する読み方のカード数を同じと思い込まないことが大切です。
美術館の資料と原著を使い分けます
メトロポリタン美術館の解説は、初期のタロットを十五世紀のカードゲームの文脈に置き、残るデッキに違いがあることを説明します。現代の占いの印象をそのまま過去へ戻して、すべての古いカードの目的とすることはできません。
一方、ウェイトの本は彼自身の構成や解釈を確かめる資料です。著者の考えを知ることと、その考えが未来について正しいと証明することは別です。歴史的な物件、文章、現代の使い方はそれぞれ出典を付けて読みます。ある象徴が唯一の古代の意味だと書かれていたら、どの版のどの記述によるのか確かめます。
デッキの系統の違いを知りたい場合はウェイト・マルセイユ・トートへ進めます。まず自分の使う版を明らかにすることが、異なる説明を混ぜないための基礎になります。
この記事を含む学習ルート
タロット:問いから振り返りへ · 公開中の 1 ステップのうち 1
資料・出典
- A. E. Waite, The Pictorial Key to the Tarot (1911), I.3: The Four Suits ↗
- A. E. Waite, The Pictorial Key to the Tarot (1911), III.1: Distinction between the Greater and Lesser Arcana ↗
- Tim Husband, Before Fortune-Telling: The History and Structure of Tarot Cards, The Met (2016) ↗
- A. E. Waite, The Pictorial Key to the Tarot (1911), contents: VIII Strength, XI Justice and Zero The Fool ↗

