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TA-006 / タロット

抽出順と位置を記録する

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抽出順と位置を記録する

カードを引いた順番、置いた場所、上下の向きは別々に記録します。途中の変更や追加を残す練習を通して、手順と解釈を混同しない読み方を考えます。

要点を先に約6分で読めます

抽出には順番・位置・向きという別々の情報があります。候補の範囲と扱い方を決めてから実際の動作を残し、写真に抽出番号を添えると、後の追加や回転で何が変わったかを追えます。

  • 混ぜる・切る・回すは異なる操作で、上の束を下へ移しても各カードの上下が自動で逆になるわけではありません。
  • 最初の一枚を中央へ置くこともあるため、写真の左から右と引いた順番は別に記録します。
  • 最初のカードと解釈、後からの追加には時点の違いがあり、新情報は元の記録を残して追記します。
18秒でカットと回転を分け、抽出1、2、3が机上で2、1、3になる例を見ます。

先に読む

タロットの七十八枚を構成から確かめる ↗

タロットの問いを、確かめられる範囲へ整えます ↗

「逆位置だった」は、どちらから見た向きでしょうか

机を挟んで向かい合う二人には、同じカードが反対向きに見えます。写真を撮る人が移動しただけで、記録上の正位置と逆位置まで変わってしまうと、後から何を読んだのか分からなくなります。まず誰の視点を基準にするかを決め、めくるときに上下を回転させたかも確認します。

引いた順番と置いた順番も別です。一枚目を中央、二枚目を左に置いたなら、写真の左から右は抽出順ではありません。カード名だけでなく「抽出1・中央」「抽出2・左」のように書けば、配置を見直したときも混乱しにくくなります。

  1. 抽出を番号で残す

    実際に取った一枚目、二枚目、三枚目を記します。

  2. 位置に役割を書く

    左や中央が何を扱う場所かを別に示します。

  3. 向きの基準を固定

    撮影者の移動ではなく同じ読者の上側を基準にします。

三枚だけの練習を準備します

本篇では「すでに分かっている条件」「まだ確かめたい情報」「自分が取れる一歩」という三つの位置を使います。記録のために作った現代的な練習であり、ウェイトの原著にある配置そのものではありません。三つの役割は、カードを見る前に書いておきます。

デッキの版、使う枚数、指示カードを先に抜くか、引き方、逆位置を採用するかも決めます。たとえば「七十八枚全部を使用、指示カードなし、混ぜた後に上から三枚、今回は逆位置を読まない」です。大アルカナ二十二枚だけを使うなら、候補の範囲が異なるので、その条件に書き換えます。

引く前の設定、引くときの順番と向き、引いた後の解釈と追加を三段階で記録します。追加カードは最初の三枚と分けて残します。元の図を開いて拡大する

BaZiFlowオリジナルの記録図。矢印は作業の順序を示し、予測の効果を示すものではありません。

二枚目が問いに結び付かなくても、位置の意味を勝手に変えないようにします。「相手の本音」という位置へ変更すれば、最初の練習とは違うものになります。分からなかった箇所は空欄や疑問として残せます。問いを整理したいときは質問の立て方を参照してください。

シャッフルは主に並び順を変える操作です。カットは一部の束を移動しますが、必ずしも各カードの上下を逆にするわけではありません。逆位置を混ぜたい場合の回転と、順番の操作を同じものとして記録しないことが大切です。特定の回数を行ったというだけでは、その方法の予測精度を示したことにはなりません。

途中で一枚落ちたときの扱いも、あらかじめ決められます。戻して混ぜ直す、偶発的な出来事として別記するなど、方法は一つではありません。見えた絵柄が気に入ったかどうかで採否を変えると、結果の選び方が分からなくなります。紙が貼り付いた、枚数が足りないといった物理的な問題は、まずそのまま確認します。

起きたこと 残しておきたい情報
めくる途中で半回転した 元の向きが分からないなら、その旨を書く
二枚が重なって取れた 一枚として扱わず、実際の処理を記す
解釈後に一枚足した 追加の質問と時点を別行にする

箱に付属する説明カードを混ぜていた場合も、標準の七十八枚とは条件が違います。最初の確認にはデッキの構成が役立ちます。手順が詳しいことと、未来について正しいことは同じではありませんが、少なくとも何をしたかは明瞭になります。

上から下123456カット前1↑2↑3↑4↑5↑6↑上3枚を下へ4↑5↑6↑1↑2↑3↑六枚の番号で例示。矢印は向きで、このカットではどの一枚も回転しない

上から下

カット前

1
1↑
2
2↑
3
3↑
4
4↑
5
5↑
6
6↑

上3枚を下へ

1
4↑
2
5↑
3
6↑
4
1↑
5
2↑
6
3↑

六枚の番号で例示。矢印は向きで、このカットではどの一枚も回転しない

上三枚を下へ移すだけなら123456が456123となり、向きの矢印はすべて上のままです。

原著を参照するときは章を指定します

ウェイトの1911年の本では、第三部第七節は指示カードを選んでから残りのカードをシャッフルし、カットする操作を三回行う手順です。次の第八節では全体を使い、一部を逆向きにする操作があり、その後は四十二枚を扱います。同じ著者の一冊にも異なる方法が載っているので、断片を混ぜて唯一の正式手順と呼ぶのは適切ではありません。

これは原著に書かれた操作の比較です。原著の占いに関する主張を事実として保証するものではありません。人物を外見や性別で割り当てる昔の規則は、この練習では採用しません。また、歴史を感じさせる章題だけを根拠に、その配置の起源まで確定することもできません。簡略化するなら、どこを変えたか説明します。

III.7先に指示札を取る残りをシャッフルしてカットする(三回)指定位置へ配るIII.8全体から始める一部を逆向きにする最初に42枚配るウェイトの二手順の比較で、一つの共通儀式へ混ぜない

III.7

  • 先に指示札を取る
  • 残りをシャッフルしてカットする(三回)
  • 指定位置へ配る

III.8

  • 全体から始める
  • 一部を逆向きにする
  • 最初に42枚配る

ウェイトの二手順の比較で、一つの共通儀式へ混ぜない

候補の範囲と向きの扱いが異なるため、選んだ方法の条件を残します。

抽出順と机上の位置を対応させる

最初を中央、二枚目を左、三枚目を右へ置くなら、左から見える順は2、1、3です。カードの数字ではなく、引いた操作の番号として区別します。向きはその番号と別に、読者の上側を基準に書きます。

机の位置左中央右抽出番号213例:最初は中央、次は左、最後は右へ置く

机の位置

抽出番号

左
2
中央
1
右
3

例:最初は中央、次は左、最後は右へ置く

中央・左・右へ置く道順は机上で2、1、3となり、実際の抽出順は変わりません。

後日の情報は、後日の欄へ

読み終わってから一枚追加する場合は、何を補いたいのか先に書きます。最初のカードと説明を消さず、追加を別の操作として扱います。望む組合せが出るまで引き直し、最後だけを保存すると、途中で何を選び捨てたか見えなくなります。

数日後に分かった事情は、日付を付けた追記にします。最初から知っていたかのように元の質問へ書き込まないことが重要です。解釈を変更してもかまいませんが、変更前の文章と理由を残せば、自分がどの情報に反応したのかを振り返れます。

記録の最後が「今回は判断できない」でも失敗ではありません。手順を整える目的は、すべての絵から答えを作り出すことではなく、設定、観察、推測、追加情報を区別することです。他人の心や将来の出来事を確定する資料として扱わず、現実に調べるべきことを残したまま、練習を終えられるようにします。

  1. 最初の三枚を残す

    分からない、好ましくない部分も残します。

  2. 追加の問いを別記

    新しい一枚で何を補うか示します。

  3. 後日の情報を追記

    いつ知ったかを残し、最初からの知識にしません。

読んだあとの疑問

カットすれば自動的に逆位置ができますか?

カードを回転させず束を移せば、山の中の位置だけが変わります。めくる際に180度回したなら、向きの変更はその動作によるものとして、固定した読者の視点から記録します。

抽出番号と配置の順を分ける理由は何ですか?

置く道順は引く順と異なります。一枚目を中央、二枚目を左、三枚目を右へ置くと、机上は2、1、3です。写真は位置を、番号は起きた順番を残します。

解釈後に追加したカードはどう残しますか?

追加の問いと時点を別に記し、最初のカード・解釈・疑問を残します。これにより局所的な確認と、好ましくない結果を選び直す行為を区別できます。

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資料・出典

  1. A. E. Waite, The Pictorial Key to the Tarot (1911), III.7: An Ancient Celtic Method of Divination ↗
  2. A. E. Waite, The Pictorial Key to the Tarot (1911), III.8: An Alternative Method of Reading the Tarot Cards ↗

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