空宮と借星の記録
コンテンツ版 · · 資料・出典
空宮は通常、十四主星が入っていない宮を指します。卯と酉の対宮関係を使い、本宮の記録と借りて参照する星の出所を分けて練習します。
要点を先に約5分で読めます
空宮の「空」は十四主星の欄に限った表現です。借星は対宮の情報を参照する操作であり、本宮へ星を移す操作ではありません。卯に主星がなく酉に太陽と天梁がある例から、坐守、借星表示、未提示の属性を分けて記録します。
- 空宮は通常、十四主星がない宮を指し、他の星や宮名、関係する位置は残ります。
- 卯を読むため酉の太陽・天梁を参照しても、両星の実際の所在は酉のままです。
- 括弧や薄い文字は凡例で確認し、未提示の亮度・四化や一律の作用割合を補いません。

先に読む
空宮を「その分野が存在しない」と読まない
空宮という言葉から、夫妻宮が空なら関係を持てない、財帛宮が空なら収入がない、と連想するのは適切ではありません。一般的な用法では、空宮は十四主星が入っていない宮を指します。人生のある領域が欠けているという意味までは含みません。
主星以外の星が残っている場合もあり、宮名、地支、他宮との関係もあります。まず十四主星の名簿で対象となる名前を確認すると、何がなくて何が残っているのかを狭く正確に記録できます。
画面で見えないことと、原資料に存在しないことも別です。折り畳まれた欄や小さく切り取った画像では主星が隠れている可能性があります。空宮の判断は、必要な欄が表示されているかを確かめてから行います。
主星欄が非表示
- 言えること
- 未確認
全欄に主星なし
- 言えること
- 空宮と記録
他の星がある
- 言えること
- その星も保存
卯と酉の二つの宮だけで練習します
卯宮に十四主星がなく、対宮の酉宮に太陽と天梁がある、という局所的な条件を置きます。生年月日も宮名も示しておらず、完成した個人の命盤ではありません。借星の記録方法だけを確かめるための例です。
対宮の主星を参照する方法を採るなら、卯を読む際に酉の太陽・天梁を参照します。しかし、太陽と天梁が卯へ移ったという記録にはしません。
| 確認する欄 | この例の記録 |
|---|---|
| 卯に実際にある主星 | 十四主星はなし |
| 参照元 | 対宮の酉 |
| 参照する主星 | 酉の太陽・天梁 |
| 未提示のもの | 他の星、亮度、四化、宮名 |
BaZiFlowの借星記録図。局所的な条件だけを示し、個人の命盤や結果を設定していません。
図の破線は読む方向を表し、力の大小を測った線ではありません。借星と書いたからといって、作用を一律に半分などの数値へ換算できるわけでもありません。そのような説明を使う場合は、採用する方法に根拠を求めます。
三文に分けて書く練習をします。「卯に主星はない」は本宮の記録、「酉に太陽と天梁がある」は出所の記録、「卯を読むとき酉を参照する」は操作です。三文目を省くと借星が消え、二文目の酉を卯へ変えると坐守を作ってしまいます。単に「卯に太陽・天梁」と短縮しないでください。対宮も数えられます。卯の次は辰・巳・午・未・申・酉で、酉まで六つの位置です。
配置の記録
- 卯:主星なし
- 酉:太陽・天梁
読む際の記録
- 卯は酉を参照
- 新しい坐守ではない
対宮の星を読む手順と、人物の解釈は分けます
現代の iztro の主星解説では、空宮のとき対宮の主星を参照する読み方が紹介されています。プラグインの文書にも、命宮で主星を取得できない場合に遷移宮を読む例があります。どこから情報を得たかを追える例です。
ただし、これはすべての流派が亮度や四化を同じ方法で扱う証拠ではありません。取得する欄の選択が示されても、その人が必ず優柔不断だといった性格まで確定することにはなりません。
参照元を選ぶ際には、都合のよい星が多い宮を自由に選ぶのではなく、実際の対宮を確認します。そのうえで、どの読み方に従っているかを残してください。方法の名前が消えると、異なる流派の条件を混ぜやすくなります。
本宮の情報は、借星の後も残ります
主星以外の星や、三合などの関係が不要になるわけではありません。二つの盤でどちらも空宮でも、他の条件が違えば同じ文章を渡す根拠にはなりません。逆に、資料が不足しているのに、違いを演出するための星を作って補うこともできません。
不足している欄を明示すると、次に確認すべき資料が分かります。本宮の他星、対宮の実際の星と標識、関連する位置、表示中の時間層などです。一宮を全体の配置へ戻す読み方と併せて、各情報の出所を保ちます。
亮度や四化は特に慎重に転記します。この例では何も指定していないので、勝手に廟や化忌を付けません。実際の盤ではどの星、どの位置、どの時間層に付くのかを先に確認し、採用した借星法の扱いを調べます。星を移したつもりで属性を再計算するのは、元の配置を書き換えることになります。
共通する分類
- どちらも主星なし
別に比べる情報
- 本宮の他星
- 対宮と三合
借星を表示する画面は、凡例も保存します
空宮の中へ薄い文字や括弧で借星を表示するサービスもあります。その見せ方は便利ですが、文字だけを転記すると実際の坐守と区別できなくなります。画像を共有するときは凡例を残し、文章では酉から参照などと添えます。
最後に画像を隠し、自分のノートから元の状態を説明してみます。卯には主星がなく、酉に太陽と天梁があり、亮度などは未提示だった、と復元できれば、参照と配置を分けて記録できています。両宮に同じ二星があるように読めるなら、解釈へ進む前に転記を直します。
表示
括弧や薄字の意味
位置
坐守と参照元
属性
亮度・四化・時間層
読んだあとの疑問
空宮には星が一つもないのですか?
通常は十四主星がないという意味です。他の星が存在することはあります。また欄が折り畳まれているだけかもしれないので、完全な主星欄を確認して判断します。
借星したら本宮の星として書き直しますか?
書き直しません。卯酉の例では太陽と天梁の坐守は酉のまま、別欄に卯から酉を参照すると記します。両宮に実際に同じ星があるような記録は、参照元を失っています。
借星の作用は必ず半分になりますか?
今回確認した資料から一律の割合は定められません。破線は参照の方向だけを示します。特定の方法が作用や属性を別に扱うなら、その規則を明示し、元の配置と区別します。
この記事は役に立ちましたか?


