三方四正とは?どの宮からでも四つの宮を数え出す
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本宮・対宮・二つの三合宮。宮順の番号 i、i+4、i+6、i+8 でどの宮にも当てはめ、地支の位置・宮名・流派の読み方を分けて考えます。

本宮・対宮・二つの三合宮。宮順で i、i+4、i+6、i+8 と数え、どの宮にも使える範囲の規則です。
先に読む
三方四正は「どの宮を一緒に読むか」の決まり
初めての命盤ノートでは、命宮から遷移宮・財帛宮・官禄宮へ目を広げる入口として三方四正に一度触れました。本稿では手順を繰り返さず、盤上の図形、どの宮にも使える番号の式、この段階でまだ決まっていないことを順に確かめます。
先に結論を言えば、三方四正は読む範囲を決める規則です。ある宮を見るとき、どの宮の星と関係を材料として並べるかを指定するだけで、それ自体に吉凶の判断は含まれません。
盤上の形:三角形と一本の対角線
十二支は命盤の外周を一周しています。六つ離れた二支は向かい合う対宮で、子午・丑未・寅申・卯酉・辰戌・巳亥の六組です。四つずつ離れた三支は三合を作り、申子辰・亥卯未・寅午戌・巳酉丑の四組があります。円の上では、どの三合も正三角形になります。
任意の宮を本宮とし、同じ三合に属する残り二宮を加えたものが三方、さらに真向かいの一宮を加えて合計四宮です。名称の分け方には説明の違いがありますが、現代の教材が指す宮の組み合わせは、本宮・対宮・二つの三合宮でほぼ共通しています。『紫微斗数全書』は命宮や子女宮などの条文で「三方四正」「三合」という語を用いていますが、計算式としては示していません。以下の番号付けは、検算しやすくするための現代的な整理です。
どの宮にも使える式:i、i+4、i+6、i+8
宮の順番に番号を振ります。命宮0、兄弟宮1、夫妻宮2、子女宮3、財帛宮4、疾厄宮5、遷移宮6、交友宮(古称は奴僕宮)7、官禄宮8、田宅宮9、福徳宮10、父母宮11。宮の並びは盤上で十二支と逆向きに進むため、宮順で四つ進むと地支では四つ戻り、同じ三合の中にとどまります。六つ進めばちょうど対宮です。したがって本宮の番号を i とすると、三方四正は i、i+4、i+6、i+8(11を超えたら12を引く)となります。
- 命宮0:0・4・6・8で、命宮・財帛宮・遷移宮・官禄宮。
- 夫妻宮2:2・6・8・10で、夫妻宮・遷移宮・官禄宮・福徳宮。
- 疾厄宮5:5・9・11・13→1で、疾厄宮・田宅宮・父母宮・兄弟宮。
番号を4で割った余りで分けると、十二宮は「命・財帛・官禄」「兄弟・疾厄・田宅」「夫妻・遷移・福徳」「子女・交友・父母」の四つの三合グループになります。どの宮の三方四正も、自分のグループの三宮に、別グループの対宮を一つ足した形です。各宮が扱う議題は十二宮の地図で確認できます。
模式盤:命宮を寅と仮定する
出生データは使わず、命宮が寅にあるとだけ仮定します。宮順を逆向きに並べると、寅が命宮、丑が兄弟、子が夫妻、亥が子女、戌が財帛、酉が疾厄、申が遷移、未が交友、午が官禄、巳が田宅、辰が福徳、卯が父母です。命宮の三方四正は寅・午・戌・申の四マスで、寅午戌が三合、申が対宮にあたります。
BaZiFlowによる学習図。読む範囲を示す模式盤で、個人の命盤でも星の判断でもありません。
地支は座標、宮名は盤ごとに変わる
寅午戌という三合は十二支どうしの固定した関係ですが、そこに載る宮名は命盤によって変わります。命宮が子なら、寅は福徳、午は遷移、戌は夫妻となり、辰の官禄宮を対宮として加えると夫妻宮の三方四正になります。命宮が午なら、同じ三角形に財帛・命宮・官禄が並び、対宮の遷移は子に来ます。
ですから「寅午戌」を特定の議題を表す記号として覚えるのは誤りで、他人の盤の宮名を自分の盤に写すこともできません。ノートには地支と、その盤での宮名を二段で書き分けましょう。
範囲がそろってから流派の読み方へ
四宮をそろえるのは、材料を机に並べる段階にすぎません。どの星を会照とみなすか、主星と補佐星の比重をどう置くか、吉星と煞星をどう数えるかは解釈法の領域です。三合派は三方四正に集まる星を重視し、飛星派は四化が飛ぶ経路を主軸に読むため、同じ四宮でも重み付けが異なります。左右の隣宮に挟まれる夾宮や、同宮・対照・三合からの拱照といった会照の細分もそれぞれ規則があり、ここでは名前を挙げるにとどめます。本宮に主星がない場合に対宮の星を参照する扱いも別の規則で、四宮という範囲そのものは変わりません。
問いが変われば本宮も変わります。パートナーの話題なら夫妻宮から、仕事の話題なら官禄宮から数え直します。後者は仕事の判断で結びつける宮で詳しく扱います。本宮・四宮・採った会照の考え方を書き残せば、ほかの人も同じ盤で検証できます。
この記事を含む学習ルート
紫微斗数:宮と星から四化へ · 公開中の 4 ステップのうち 4

