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ZW-AUX-04 / 紫微斗数

文曲:子の刻は辰から、十二宮の廟旺

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文曲:子の刻は辰、十二宮を順行

文曲は文昌と同じ出生時刻を使い、起点は辰の宮で順行します。十二宮の廟旺の環で書の表とエンジンを照合し、昌曲の位置関係、命主、己と辛の年の印まで解説します。

要点を先に約6分で読めます

文曲は文昌と同じ出生時刻を使いますが、起点は辰の宮、向きは順行です。十二宮での廟旺は書の表とエンジンが一行ずつ一致し、文昌とは四か所で異なります。

  • 文曲は子の刻を辰に置き、一刻ごとに一宮進みます。文昌との距離は常に偶数で、昌曲は同宮・夾・三合・対宮の四つの関係にしかなりません。
  • 十二の地支で文曲が使う等級は、廟・旺・得地・平和・落陷の五つ。文昌と違う行は、寅・卯・未・亥の四行だけです。
  • 「文曲が卯にある」は時刻の表で卯に落ちること、「命宮が卯にある」は文曲が命主になる条件です。二つは別の表から出るもので、対応しません。
18秒で文曲:十二宮の廟旺の分布、卯の刻に昌曲が同宮のときの二星の等級、読む前の三つの問い。

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補佐星・煞星・雑曜はそれぞれ何をするのか ↗

子の刻は辰、順に先へ数える

文曲は文昌と同じ出生時刻を使い、起点を辰の宮に替え、向きを逆にした星です。子の刻は辰、丑の刻は巳と置き、一刻進むごとに一宮ずつ先へ進みます。

十二地支の環状図。各円に宮と出生の刻が書かれている。辰←子、巳←丑、午←寅、未←卯、申←辰、酉←巳、戌←午、亥←未、子←申、丑←酉、寅←戌、卯←亥。辰の宮が子の刻の文曲の起点、卯の宮が亥の刻の終点で、刻が一つ進むごとに一宮ずつ順行する。元の図を開いて拡大する

落点の図:円の中は「宮←出生の刻」。十二地支を子丑寅卯の順に円周へ並べたもので、実際の命盤の配置ではない。早い子の刻も遅い子の刻も辰の宮に入る。

図の円には「宮←刻」が書かれています。辰←子は、子の刻生まれの文曲が辰の宮に入ること。巳←丑は丑の刻が巳の宮に入ること。最後の卯←亥で、亥の刻生まれは卯の宮に着きます。十二刻でひと巡りし、早い子の刻も遅い子の刻も辰の宮です。

巻二にある文昌と文曲の安星の訣では、注釈が次のように数えます。

文曲は辰から子の刻を起こす。子の刻生まれなら辰の宮に置き、丑の刻なら順に巳の宮へ進む。以下も同じ。

『紫微斗数全書』巻二、文曲の数え方の注釈(訳は本稿)

文昌は戌から手前へ、文曲は辰から先へ数えます。二つの起点は六つ離れていて、二星は逆向きに歩きます。左輔と右弼の関係と同じ算術で、違うのは、あちらが月を、こちらが刻を数える点です。

昌曲が一つの刻で取る四つの位置

十二の刻ごとに二星の落点を出して分類すると、左右と同じように四種類しか現れません。

同宮同じ宮に入る卯の刻:ともに未酉の刻:ともに丑夾一つ隔てて並ぶ寅の刻:昌申・曲午辰の刻:昌午・曲申申の刻:昌寅・曲子戌の刻:昌子・曲寅三合地支四つ離れる丑の刻:昌酉・曲巳巳の刻:昌巳・曲酉未の刻:昌卯・曲亥亥の刻:昌亥・曲卯対宮真向かい子の刻:昌戌・曲辰午の刻:昌辰・曲戌「昌」は文昌、「曲」は文曲。子の刻は早い・遅いの両方で、落点は同じ
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同宮同じ宮に入る卯の刻:ともに未酉の刻:ともに丑夾一つ隔てて並ぶ寅の刻:昌申・曲午辰の刻:昌午・曲申申の刻:昌寅・曲子戌の刻:昌子・曲寅三合地支四つ離れる丑の刻:昌酉・曲巳巳の刻:昌巳・曲酉未の刻:昌卯・曲亥亥の刻:昌亥・曲卯対宮真向かい子の刻:昌戌・曲辰午の刻:昌辰・曲戌「昌」は文昌、「曲」は文曲。子の刻は早い・遅いの両方で、落点は同じ
十二の刻を四組に分ける。卯と酉は同宮、寅・辰・申・戌は夾、丑・巳・未・亥は三合、子と午は対宮。

理由は左輔・右弼と同じです。六つ離れた二つの起点から、一刻ごとに一方が進み一方が退くので、距離は偶数しか取らず、隣り合うことはありません。導き方は右弼の十二か月の対照表にあるので、ここでは繰り返さず、結果だけ記します。昌曲が同宮になるのは、一日のうち卯の刻と酉の刻の二回だけです。

十二の宮での、文曲の廟旺

二つめは等級です。『全書』巻二の廟旺表は十二の地支ごとに行があり、文曲はどの行にも載っています。エンジンの等級はこの表と一行ずつ一致します。環に描くとこうなります。

子得丑廟寅平卯旺辰得巳廟午陷未旺申得酉廟戌陷亥旺文曲十二宮の廟旺緑:廟 ・ 茶:旺 ・ 赤紫:落陷 ・ 無色:得地・平和
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子得丑廟寅平卯旺辰得巳廟午陷未旺申得酉廟戌陷亥旺文曲十二宮の廟旺緑:廟 ・ 茶:旺 ・ 赤紫:落陷 ・ 無色:得地・平和
文曲の等級:丑・巳・酉が廟、卯・未・亥が旺、子・辰・申が得地、寅が平和、午・戌が落陷。

文曲が使う等級は五つで、廟が三か所、旺が三か所、得地が三か所、平和が一か所、落陷が二か所。「利益」と「不得地」の二つは使いません。この等級の読み方は廟旺利陷にあります。

文昌と並べると、十二行のうち八行はまったく同じで(子・辰・申は得地、丑・巳・酉は廟、午・戌は落陷)、違うのは四行だけです。

地支文昌文曲寅落陷平和卯利益旺未利益旺亥利益旺『全書』の廟旺表から。エンジンと一行ずつ一致。ほかの八つの地支は二星の等級が同じ
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地支文昌文曲寅落陷平和卯利益旺未利益旺亥利益旺『全書』の廟旺表から。エンジンと一行ずつ一致。ほかの八つの地支は二星の等級が同じ
文昌と文曲の等級が違うのは、寅・卯・未・亥の四つの地支だけ。文昌は落陷か利益、文曲は平和か旺。

これで前の節の卯の刻に戻ります。卯の刻の昌曲は未の宮に同居し、文昌は利益、文曲は旺です。酉の刻は丑の宮で、二星とも廟。同宮でも同じ等級とは限らないので、星ごとに自分の行を引きます。

文曲が出てくる、ほかの三つの表

文曲は廟旺表だけにいるのではありません。巻二にはさらに三か所あり、それぞれ別の問いに答えます。

命主の表命宮の地支で引く命宮が卯か酉命主は文曲五行の表星の分類水に属する北斗に入る書は科甲を司るという四化の表生年の天干で引く己の年:化忌辛の年:化科三つの表がそれぞれ別の役目を持ち、互いに代わりにならない
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命主の表命宮の地支で引く命宮が卯か酉命主は文曲五行の表星の分類水に属する北斗に入る書は科甲を司るという四化の表生年の天干で引く己の年:化忌辛の年:化科三つの表がそれぞれ別の役目を持ち、互いに代わりにならない
文曲の三つの登場:命宮が卯・酉のとき命主、五行は水で北斗、己の年は化忌、辛の年は化科。

命主の行は「命主を安ずる」節にあり、「禄存は寅・戌の宮、文曲は卯・酉の宮」とあります。命宮が卯の宮か酉の宮に入る人は、命主が文曲です。五行の表は「文曲は水に属し、北斗で、科甲を司る星」と書きます。四化訣は一句ごとに、星名が前から禄・権・科・忌を受け持ちます。己の年の句(武曲・貪狼・天梁・文曲)は文曲が末尾なので忌、辛の年の句(巨門・太陽・文曲・文昌)は文曲が三番目なので科です。

整理しておきたいのは、「命宮が卯」は命宮の地支、「文曲が卯」は時刻の表で出た落点だということです。一枚の盤で文曲と命宮が同じ宮かどうかは、両方を計算して初めて分かり、一方から他方は導けません。命主と身主をまとめて読む話は、命宮は何を論じるかの記事に回します。

文曲と左輔は一つの軌道を共有する

左輔は月を、文曲は刻を、どちらも辰から順に数えます。月数から一を引いた値が刻の番号と一致する場合、二つの星は一つの地支に重なります。

旧暦五月生まれの左輔五月辰から4進む着く左輔申の宮辰の刻生まれの文曲辰の刻辰から4進む着く文曲申の宮五月は五番目の月、辰の刻は五番目の刻。起点が同じで、進む数も同じ
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旧暦五月生まれの左輔五月辰から4進む着く左輔申の宮辰の刻生まれの文曲辰の刻辰から4進む着く文曲申の宮五月は五番目の月、辰の刻は五番目の刻。起点が同じで、進む数も同じ
五月の左輔も辰の刻の文曲も、辰から四つ進んだ申で止まる。

つまり一人の盤の中には、決まった算術があります。生まれ月が何番目の月か、生まれた刻が何番目の刻か、その二つの番号が同じとき(五月と辰の刻など)、右弼と文昌が同宮になり、左輔と文曲も同宮になります。これは二つの数え方が重なって生じる同宮で、同宮になったあとの読み方は、ふつうの同宮と変わりません。左輔の数え方は左輔、対になるもう一つは文昌です。

混ざりやすい四つの言い方

文曲が卯にある
時刻の表で出た落点。亥の刻生まれの文曲は、辰から十一宮進んで卯の宮に入ります。
命宮が卯にある
命宮の地支で、生まれ月と刻から一緒に決まります。文曲の落点とは無関係です。
命主は文曲
命宮が卯か酉のとき、命主の表が示す星名です。
文曲が化忌
己の年に文曲に付く印で、どの宮にあるかを示すものではありません。

盤に向けて二つ問う

一つめ

午の刻の生まれ。文曲はどの地支で、等級は何ですか。

午の刻は七番目で、辰から六つ進んで戌。廟旺表で戌は落陷です。

二つめ

命宮が酉なら、文曲も必ず酉の宮にいますか。

いいえ。命宮が酉だと命主が文曲になるだけで、文曲の落点は出生時刻で決まります。

読んだあとの疑問

卯の刻の生まれなら、文曲と文昌は同じ宮に入りますか。

入ります。卯の刻は四番目で、文昌は戌から三つ退き、文曲は辰から三つ進んで、どちらも未の宮に着きます。この同宮は一日のうち卯の刻と酉の刻の二回だけです。

文曲が落陷の宮に入ると、その星は「だめ」になるのですか。

なりません。落陷は廟旺表の一つの等級で、その地支での星の格付けであり、人への評価ではありません。文曲が落陷になるのは午と戌の宮で、そこでも同宮・会照の星と盤全体で読みます。

文曲が化忌になるなら、己の年生まれには必ず悪いことが起きますか。

起きるとは限りません。己の年に分かるのは、文曲に化忌の印が付くという構造だけです。化忌の読み方は別記事にあり、印を具体的な出来事に結びつけることはできません。

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資料・出典

  1. 維基文庫・紫微斗數全書・卷二:安文昌文曲星訣、安命主、論諸星分屬南北斗並分屬五行、廟旺表 ↗
  2. iztro・星盘(宫位字段、本命与运限层) ↗
  3. iztro・紫微斗数四化(附着星曜、来源分类与十天干表) ↗

続けて読む

文昌:子の刻は戌、一刻ごとに一宮退く安星と、遅い子の刻・身主・四化 ↗

禄存:生年の天干で置く安星、十の天干と八つの落点、両隣の擎羊・陀羅 ↗