ワンドの6:人波の上の花冠
コンテンツ版 · · 資料・出典
ワンドの6は、月桂冠の騎手が花冠を巻いた杖を掲げ、杖を持つ歩行者のそばを進む札です。ウェイトの原文から「勝者・吉報・期待」の三層を分け、販促イベントの「好評」を三つに仕分ける練習をします。
要点を先に約7分で読めます
ワンドの6で花冠を巻いているのは一本の杖だけで、それを掲げる人は馬に乗り、周りの人は歩いています。ウェイトはこの札が複数の意味を持つように作られていると言うので、まず「この吉報はどの種類か」を分けます。
- ウェイトの描写:月桂冠の騎手が月桂の花冠を巻いた杖を持ち、そばに杖を持つ歩行者がいる。冒頭で、この札は複数の意味を覆うように作られていると言う。
- 語義は三層:表向きは凱旋する勝者、次に王の使者が堂々と運ぶ大きな知らせ、そして自らの願いに冠された期待。逆位は恐れ、裏切り、無期限の遅れ。
- 補足の意味は別の読み手の言葉:召使いが主人の信頼を失う、若い女性が友に裏切られる。逆位は反対に「先延ばしにした望みが叶う」。主条とは分けて示す。

先に読む
まず図像:騎手と歩く人の上に掲げた、花冠の杖
ウェイトによるワンドの6の描写は一文だけです。月桂冠の騎手が、月桂の花冠を飾った一本の杖を持ち、そのそばに杖を持つ歩行者がいる。
ワンドの6:人波の上に掲げた花冠
RWS版の絵では、騎手は横向きで右を向き、赤いマントを着て白馬に乗っています。馬の布は緑地に赤い点です。手にした杖の先には月桂の花冠がかかり、赤いリボンが垂れています。左下には何人かの顔が見え、ほかの杖は別の人たちが持っています。札には杖が六本あり、花冠を巻いているのは騎手の手の中の一本だけです。
図を拡大 · 横にスクロールして読む
原典の語義:勝者、吉報、願いに冠された期待
ウェイトは占断の語義を、この札の書き方の説明から始めます。この札は複数の意味を覆うように作られている。表向きは凱旋する勝者。次に、王の使者が堂々と運ぶような大きな知らせ。さらに、自らの願いに冠された期待、すなわち希望の冠。
この札は、いくつかの意味を覆うように作られている。表向きは凱旋する勝者であり、また王の使者が堂々と運ぶような大きな知らせでもあり、自らの願いに冠された期待、希望の冠でもある。
図を拡大 · 横にスクロールして読む
三層は並べて書かれ、どれかが「正解」と指定されてはいません。札全体を「勝った」と読むのは、第一層だけを取った読みです。
花冠、使者、歩行者:三つの名の出どころ
図の中で分けて話す価値があるのは、月桂の花冠、王の使者、歩く従者の三つです。ウェイトは騎手が月桂冠をかぶり、杖に花冠があることを書きますが、花冠の意味は説明しません。月桂の葉で編んだ冠を勝者に贈るのは古代ギリシアとローマの習わしで、一般常識です。
花冠・使者・従者の出どころ
- 月桂の花冠
- ウェイトは月桂冠の騎手と、杖の月桂の冠を書きます。そこにあるとだけ述べています。月桂冠を勝者に贈ったのは、古代ギリシア・ローマの確かな習わしです。
- 王の使者
- 第二の意味のためにウェイトが使う比喩で、大きな知らせが「堂々と」運ばれるさま。絵に使者は描かれておらず、この人物は語義の中にいて、図の上にはいません。
- 歩く従者
- ウェイトは「杖を持つ歩行者がそばにいる」と書くだけで、誰か、何をするかは語りません。学習では同行者と読むことが多く、これは借用です。
図を拡大 · 横にスクロールして読む
花冠を「認められた成果」、歩行者を「そばを歩く人」と読むのは、現代の学習が借りる類比です。札を尋ねられる問いに変えてくれます。成果は誰が認めたのか、そばを歩く人はそこにいるのか。ただし、どちらもウェイトの文字にはありません。
読み方:「好評」を三つの種類に分ける
ワンドの6が出たときに起きやすいのは、勝利、知らせ、期待を「吉報」という一語にまとめてしまうことです。ウェイトは三層を並べて書いたので、そのまま仕分けの枠になります。
済んだ事:記録は見つかるか
「凱旋する勝者」に対応します。この種類には出どころが必要です。入金記録、発送伝票、締め後の明細。出どころが見つからないものは、まだこの欄に入れません。
伝聞:誰が言い、何人を経たか
「使者が運ぶ大きな知らせ」に対応します。使者が運ぶのは知らせで、事柄そのものではありません。どこから始まり、何人を通ったかを書き留めます。
期待:待っているのはどの一件か
「願いに冠された期待」に対応します。カート追加、問い合わせ、「次は必ず買う」と言う人はここです。うれしい材料ですが、まだ売上ではありません。
例を一つ。小さなネットショップが新商品の発売から三日目で、店主がグループに「発売は大成功」と書きました。この一文の裏にある情報を、三層に置き直します。
図を拡大 · 横にスクロールして読む
分けてみると、「発売は大成功」は重さの違う三つの文になります。62件の入金は結果、「完売寸前」は他人の伝聞、300点のカート追加は期待です。次の一手も違います。一つ目は照合と補充、二つ目は出どころの確認、三つ目はまだ払っていない理由を尋ねることです。
三つの欄に分けたあと、残るもの
置けたもの
- 済んだ事で記録がある
- 伝聞で言った人がわかる
置けないもの
- 「大成功」という総評
- 出どころ不明の数字
足すもの
- 総評に出どころを足す
- 期待の欄に問いを書く
逆位と隣の札:門、遅れ、「先延ばしにした望み」
ウェイトの逆位は、守りの図を裏側から見たように書かれています。勝った敵が門前にいるかのような不安と恐れ、門が敵のために開かれたかのような裏切りと不忠、そして無期限の遅れ。どの語も「負け」とは言わず、門の外にいる者と門の内にいる者を書いています。
補足の意味は別の読み手のものです。正位は「召使いが主人の信頼を失う、若い女性が友に裏切られる」(当時の言い方)、逆位は「先延ばしにした望みが叶う」。主条の逆位とは向きが逆なので、使うときはどの層かを示します。
図を拡大 · 横にスクロールして読む
勝利や祝いを書く三枚は、話題をどこに置くか
杖の間の花輪、近くの橋
ウェイトは、立つ四本の大きな杖の間に花輪が下がり、二人の女性が花束を掲げ、橋が古い屋敷へ続く様子を書きます。語義は田舎の暮らし、安らぎ、調和、平和。祝いはその場にとどまり、進みません。
次の札:高みに立つ人
一人が高い所に立ち、下から杖が彼へ向けられます。語義は勇気に始まり、議論と商いの競り合いが続きます。
もう一人の勝者
ウェイトの戦車の語義は救い、摂理、そして戦争、凱旋、思い上がり、復讐、厄介事。同じく「勝利」を書きますが、思い上がりや厄介事も同じ列に並べます。
読んだあとの疑問
ワンドの6は「勝った」という意味ですか。
それだけではありません。勝利はウェイトが挙げる第一の層にすぎず、そのあとで吉報でもあり、ある種の期待でもあると言います。済んだこと、伝わった知らせ、待っていることが一枚に並んでいるので、手元にあるのが三つのどれかをまず尋ねます。
ワンドの6の逆位はどういう意味ですか。
ウェイトの逆位の語は、勝った敵が門前に来たかのような不安と恐れ、門が敵のために開かれたかのような裏切りと不忠、そして無期限の遅れです。補足の一覧の逆位は「先延ばしにした望みが叶う」で向きが逆なので、出どころを先に示します。
ワンドの4と6はどちらも祝いに見えます。違いは何ですか。
祝い方の姿勢が違います。4は立つ四本の杖の間に大きな花輪が下がり、人が花束を掲げます。6は一本の杖が花冠を掲げ、人が進んでいきます。ウェイトは4に田舎の暮らし、安らぎ、調和を、6に勝者、知らせ、期待を挙げます。
この記事は役に立ちましたか?


