塔:雷に打たれた塔
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塔は、頂を雷に打たれ、二人が頭から落ちていく札です。ウェイトの原文から図像、語義、「偽りの家」という読みを分け、通勤路線の運休を例に「通知に書かれたこと」と「自分の思い込み」を二列に分ける練習をします。
要点を先に約7分で読めます
塔は、頂に雷が落ち、人が塔から落ちていく札です。ウェイトは、廃墟は絵の表面に書いてあると言い、この塔が何でできていたかを問います。
- ウェイトは絵をほとんど描写せず、崩壊の様子は「表面にある」と述べる。気にするのは崩れた家の種類で、教義の家と「偽りの家」に傾く。
- 占断の語義は悲惨、困苦、窮乏、逆境、災厄、不名誉、欺き、破滅の八語で、「予期せぬ大変動」の札と添える。逆位置は一説では同じでより軽く、ほかに抑圧、投獄、暴政。
- 練習は路線の運休に落とす。通知に書かれたことと自分の思い込みを二列に分け、まだ立っているものを数える。

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冠が外れる:絵の中で起きていることを数える
ウェイトの第2部は、塔の絵そのものをほとんど描写しません。冒頭で、この札に結びつく秘教的な説明は乏しく、多くは不穏なものだと言い、あらゆる面の崩壊を描いていると指摘するのは無用だ、証拠は「表面にある」のだから、と述べます。
BaZiFlowオリジナルの塔。冠が外れる。
そこで絵は自分で見ることになります。RWS版の札を見て、はっきり分かるのは次の点です。札の上にXVI。右上から黄色いぎざぎざの雷が走り、塔の頂の金の冠を塔から撃ち外している。頂と窓から炎が噴き出す。二人が頭から落ちていて、左の一人は赤いマント、右の一人は青い衣。空は真っ黒で、黄色い小さな炎形の粒が散る。塔はぎざぎざの岩の上に立つ。
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八語の語義と、「どう来るか」を語る一句
ウェイトの占断の語義は、悲惨、困苦、窮乏、逆境、災厄、不名誉、欺き、破滅。すぐ続く一文が、この札は特に「予期せぬ大変動」の札だ、というものです。
悲惨、困苦、窮乏、逆境、災厄、不名誉、欺き、破滅。特に予期せぬ大変動の札である。
意味で大きく分けると、最初の四語は「どんな境遇に落ちるか」、災厄と破滅は「何が起きたか」、不名誉と欺きは面目と真偽にかかわります。この分け方は本記事の整理で、原文は途切れのない一続きです。「どう来るか」を語るのは、末尾の「予期せぬ」だけです。
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「欺き」はこの並びの中で目を引きます。八語のうち、真偽を問うのはこの一語だけです。第2部でウェイトが、塔は「偽りの家」を指すと言うのと並べると、二つの箇所はこの語で触れ合います。
どんな塔か:ウェイトはどの説に立つか
塔にはこれまで多くの説明があり、ウェイトは一つずつ応じますが、扱いは同じではありません。まず、これが物質的な建物への最初の言及だという説。彼は、この塔が前の三枚の札の柱より物質的とも非物質的とも思えないと言います。パピュス(Papus)は文字どおりアダムの堕落だと考えますが、ウェイトに根拠は見えず、別案の「霊的な言葉の物質化」のほうが理にかなうとします。書誌学者クリスティアンは、神の神秘を見抜こうとして心が没落する姿と想像します。ウェイトは「Grand Orient」名義の著者に近く、生命の家に悪がはびこって崩れること、とりわけ教義の家が引き裂かれることだと見ます。
そして自分の理解は偽りの家を指すのだと付け加えます。
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彼は古い真理の言葉も引き、この札がそれを最も包括的に示すと言います。「主が家を建てるのでなければ、建てる者の労苦はむなしい」。
三つの物と、ウェイトがどこまで語るか
- 塔
- ウェイトは、前の三枚の札の柱と比べて、より物質的でも非物質的でもないと言う。崩れるのは「家」で、生命の家、教義の家、彼自身の理解では偽りの家。
- 雷と冠
- ウェイトは一つずつは説明しない。「傲慢への罰」という読みを紹介しており、後の学習では冠を傲慢と読むことが多いが、これは借用で原文にはない。
- 落ちる二人
- ウェイトは、前の説明ではこの二人の「生きた受難者」を説明できないとし、自分の読みを示す。一人は空洞にされた字義どおりの言葉、もう一人はその誤った解釈。
「字義どおりの言葉」と「その誤った解釈」という対は、ウェイト自身の象徴的な読みです。語られたことと、人々がそれを読む仕方を分けて見る形で、次の練習が借りるのはこの分け方です。借りた部分は断って使います。
読み方:塔を解体する、通知の原文と思い込みの二列
ウェイトは、落ちるのは二つだと言います。言葉そのものと、その解釈です。この分け方を、ごく具体的な小さな出来事に当てます。日曜の夜に通知が届きました。毎日乗っている地下鉄の路線が、月曜から三週間、緊急工事のため運休する、という内容です。
通知の原文を写す
通知に書かれていることだけを写します。どの路線か、どの駅か、いつからいつまでか。この列が「字義どおりの言葉」にあたり、何も足しません。
自分の既定を書く
通い慣れた道には、たくさんの「はず」が育ちます。四十分で着くはず、座れるはず、終電は十一時半までのはず。この列が「解釈」にあたり、多くは一度も書き出されたことがありません。
まだ立つものを数える
会社の場所は変わらず、始業時刻も同じ、ほかの路線や徒歩の距離もそのまま。まずこれを数えてから、経路をどう変えるかを決めます。
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崩れたものと、崩れたと思っただけのもの
本当に崩れた
- この線は三週間止まる
- 「四十分」という見積もり
崩れたと思っただけ
- 「必ず遅刻する」
- 「この三週間は台無し」
確かめること
- 乗り換えと徒歩の時間
- 始業時刻に余裕があるか
逆位置と隣の札:一段軽い、ほかに抑圧・投獄・暴政
ウェイトの逆位置は一行です。一説では同じ意味でより軽く、ほかに抑圧、投獄、暴政。前半は「同じ意味で軽くなる」、後半は別の一組の語で、二つは並べて置かれ、優劣はつけられていません。
一説では、同じ意味でより軽い。また、抑圧、投獄、暴政。
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隣り合う三枚は、「悪いこと」をどこに置くか
前の札:物質への堕落
ウェイトは塔を前の札の反響とみなしつつ、あくまで類比だと断ります。悪魔が語るのは物質と獣性への下降、塔が語るのは知性の側の破滅です。悪魔の語義は暴力や力に傾き、宿命にも触れますが、それは「だから悪」というわけではないとされます。
すべての剣に貫かれた人
ウェイトは、絵が示すすべて、また苦痛、苦悩、涙、悲しみ、荒廃と書き、「特に暴力による死の札ではない」と添えます。塔の語義は境遇と名誉を巡ります。
次の札:条の中に別の読み
語義は喪失と盗みから始まり、別の読みとして希望を挙げます。同じく困窮から始まりますが、この条には二つの向きが入っています。
読んだあとの疑問
塔は「災難の札」ですか。
ウェイトの語義は重い言葉ばかりで、予期せぬ大変動とも明記します。ただ絵について語るときは、崩れたもの自体に筆を割き、偽りの家だと言います。傲慢への罰や知性の崩壊とする説は、塔の中の二人を説明できないとします。まず何が崩れたかを問い、そのあとで重さを問う読み方もできます。
塔の逆位置はどういう意味ですか。
ウェイトの本項は一行だけです。一説では同じ意味でより軽く、ほかに抑圧、投獄、暴政。同じ一行にある語で、層には分かれていないので、どちらの半分を採るか先に示します。
塔から落ちる二人は誰ですか。
ウェイトは二人を札の「生きた受難者」と呼び、一人は空洞にされた字義どおりの言葉、もう一人はその誤った解釈だと言います。これは彼の象徴的な読みで、絵は二人の正体を示しません。ほかの説明ではこの二人を説明できないとも述べます。
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正義:片手に剣、片手に秤。まず同じ物差しで両側を量り、決定はそのあと ↗


