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LY-003 / 六爻

納甲・六親・六神の入力を分ける

コンテンツ版 · · 資料・出典

三つの欄を、それぞれの根拠へ戻す

乾の三爻と上爻がともに父母となる理由を計算し、納甲の干支と日干による六神の配置を別々に確認する練習です。

要点を先に約6分で読めます

乾初爻の甲子・子孫・青龍は、内乾の配置、宮金が子水を生じる関係、甲日の始点という三つの根拠を持ちます。入力を分けると、日干だけを替えた比較で何が変わるかを確かめられます。

  • 内乾は甲子・甲寅・甲辰、外乾は壬午・壬申・壬戌で、第四位から外卦が始まります。
  • 六親は六爻全体が属する宮の五行を基準にし、乾宮では辰土も戌土も金を生じます。
  • 六神の始点は占う日の日干で決め、初爻から上へ循環し、生年干からは選びません。
納甲・六親・六神の入力を分ける

先に読む

銭法の六回を記録する:陰陽と動静を残す ↗

「父母」が二つあっても、配置の重複ミスではない

乾為天の六親を下から並べると、子孫・妻財・父母・官鬼・兄弟・父母となります。三爻と上爻に同じ父母が現れますが、六つの爻へ六人の違う人物を割り当てる仕組みではありません。まずこの重なりを計算で説明してから、納甲と六神を分けてみましょう。

ここでは六本とも陽爻の乾を与えた練習とし、実際に硬貨を投げた事例とは扱いません。元の陰陽と動静を記録する段階については、銭法の六回を記録するを参照できます。配置のために投擲の値を書き換えることはしません。

三爻辰土→宮金父母上爻戌土→宮金父母

三爻

  • 辰土→宮金
  • 父母

上爻

  • 戌土→宮金
  • 父母
三爻の辰土も上爻の戌土も宮金を生じるため、別の位置で同じ父母になります。

六親を生む「私」は、卦宮の五行

乾為天は乾宮に属し、その五行は金です。『卜筮全書一』の六親相生相剋は、生我・我生・剋我・我剋・比和の関係を示し、『増刪卜易』の六親歌も金の宮の対応を記しています。この「我」は、この練習では乾宮の金を意味します。相談者の出生年や四柱推命の日干へ置き換えてはいけません。

子の水は金から生じるので子孫、寅の木は金に剋されるので妻財です。辰の土は金を生じるので父母、午の火は金を剋すので官鬼、申の金は同類なので兄弟となります。最後の戌も土ですから、再び父母になります。六親という名称でも、この表で使う生剋の分類は五種類で、同じ分類が複数の位置に現れます。

下からの爻位 納める干支 支の五行 乾宮の金との関係
初爻 甲子 水 金が生じる:子孫
二爻 甲寅 木 金が剋す:妻財
三爻 甲辰 土 金を生じる:父母
四爻 壬午 火 金を剋す:官鬼
五爻 壬申 金 金と同類:兄弟
上爻 壬戌 土 金を生じる:父母

父母という分類が出た段階で、現実の父または母を特定したわけではありません。官鬼も現実の危険が発生している証拠ではなく、伝統的な関係名です。質問の対象をどの分類に対応させるかは、用神を選ぶ後の段階で検討します。分類名と現実の人物を直結させると、配置と解釈を混同します。

子孫宮金→子水父母辰戌土→宮金

子孫

  • 宮金→子水

父母

  • 辰戌土→宮金
金が子水を生じるので子孫、辰戌土が宮金を生じるので父母になります。

干支の列は、内卦と外卦から組み立てる

表の甲子などは納甲による配置です。『増刪卜易』の渾天甲子章と『卜筮全書一』の納甲歌を照合すると、乾の内卦は甲子から、外卦は壬午から始まります。内卦の下から甲子・甲寅・甲辰、外卦の下から壬午・壬申・壬戌となります。「納甲」という方法名でも、すべての爻の天干が甲になるわけではありません。

四爻は外卦の一番下です。上の表は計算順に初爻から記していますが、卦の図では上爻が最上段に描かれます。表の上から一行目を図の上へ移すのではなく、番号を追って対応させます。

上下が乾でない卦なら、それぞれの卦に定められた納め方を確認します。また六親の参照に必要なのは、六爻全体の八宮所属です。上卦が何であるかだけで宮を決めると、正しく生剋を計算しても参照元を取り違えます。この練習の乾は、卦名と宮名が一致する分かりやすい例です。

下乾一 甲子二 甲寅三 甲辰上乾四 壬午五 壬申六 壬戌

下乾

  • 一 甲子
  • 二 甲寅
  • 三 甲辰

上乾

  • 四 壬午
  • 五 壬申
  • 六 壬戌
下乾は甲、上乾は壬を納め、第四位は壬午から始まります。

日の天干で動くのは、六神の始点

六神は青龍・朱雀・勾陳・螣蛇・白虎・玄武の順に巡ります。甲乙の日は初爻を青龍、丙丁は朱雀、戊は勾陳、己は螣蛇、庚辛は白虎、壬癸は玄武として、そこから上へ一つずつ進めます。最後の玄武の次は青龍へ戻ります。引用本文にある元武も、この説明では玄武と同じ位置の表記として扱います。

甲日の例なら下から青龍・朱雀・勾陳・螣蛇・白虎・玄武です。丙日に替えると朱雀・勾陳・螣蛇・白虎・玄武・青龍になります。使うのは占う日の天干で、相談者の生年干をこの欄へ入れるのではありません。日付が確定していない場合には、始点も未確定として残します。

乾の支と六親を固定し、甲日は青龍、丙日は朱雀から六神を下から上へ配置する比較図元の図を開いて拡大する

BaZiFlow作成の配置練習。乾と二つの日干を指定し、実際の相談結果を示すものではありません。

この比較では卦と宮を固定したため、干支・六親の列はそのままです。ただし実際に別の日を比べる場合、日支など他の暦の条件も変わり得ます。図が切り分けた六神だけで、二つの占例のすべてを説明したとは考えません。

甲日初 青龍二 朱雀上 玄武丙日初 朱雀二 勾陳上 青龍

甲日

  • 初 青龍
  • 二 朱雀
  • 上 玄武

丙日

  • 初 朱雀
  • 二 勾陳
  • 上 青龍
甲日と丙日は始点が違っても、初爻から上へ進む循環順は共通です。

名前の印象より、入力との対応を確かめる

『増刪卜易』の六神章は、青龍だから吉、白虎だから凶と単独で決める読み方を批判しています。六神は他の条件に添えて考えるものとされ、名称だけを現実の出来事の証明にする根拠にはなりません。神の名を含む表記も、この文脈では伝統的な象徴分類として読む必要があります。

点検は三つの入力へ戻して行えます。支が違えば内外卦と爻位、六親が違えば宮と支の五行、六神が違えば日干と上向きの循環を確認します。すべての欄を一括で書き直すより、誤った層を見つけることが先です。そのためにも元の六回の結果を別に残します。

次の世爻と応爻の位置は、さらに別の配置規則です。父母がある位置や青龍がある位置を、そのまま世爻と呼ぶことはできません。ラベルごとの由来を保つと、後の読解でも何を根拠にしたかを追いやすくなります。

子水宮金が生じる子孫へ訂正
子水
宮金が生じる
子孫へ訂正
子水を兄弟と誤記した時は宮金との関係を直し、隣の六神名で置き換えません。

読んだあとの疑問

納甲という名称なら六本とも甲干ですか?

方法の名前は各爻に入る干の値ではありません。この例は上下とも乾でも、下の三本は甲、上の三本は壬です。照合には爻位と内外の組を残し、名称だけから値を決めません。

六親なのに六種類に分かれないのはなぜですか?

ここで使う分類は、方向を持つ生剋と同類の五関係です。六つの位置が同じ類に入っても計算の矛盾ではなく、表示回数から実在の人数や人物を補うこともできません。

日が未確定でも装卦を進められますか?

卦形と宮属が確かなら、干支とそれぞれの六親を先に求められます。日干に依存する六神の始点だけは未確定にします。一欄が不明だからと既知の線まで消す必要はありません。

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この記事を含む学習ルート

六爻:立卦から用神と動変へ · 公開中の 3 ステップのうち 3

資料・出典

  1. 增刪卜易:渾天甲子章、六親歌章、六神章 ↗
  2. 古今圖書集成・藝術典544卷:卜筮全書一・納甲歌、六親相生相剋、起六神訣 ↗
  3. 增刪卜易・六神章第十八 ↗

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