通根・透干・得令の違い——命式のどこを見ているのか
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四柱推命の三つの用語を、蔵干との対応、天干への現れ、月令の季節性に分けて整理します。

通根は支の内側、透干は天干との対応、得令は月令。確認する場所が違います。
命式と蔵干表を並べて準備する
四柱推命の教材を読み比べると、「通根」「透干」「得令」がまとめて強さの説明に使われることがあります。最初の作業は点数を付けることではなく、命式の天干、地支、その教材が採用する蔵干表を並べることです。蔵干は地支に配当された干を指し、表の細分や重み付けには方式差があります。
たとえば寅には甲・丙・戊、卯には乙が蔵されます。甲と寅なら同じ甲の対応を確認できます。甲と卯は同五行の根として扱う方式がありますが、「卯の中に甲がある」と転記してはいけません。子中の癸は木を生じる水であり、木の根へ書き換えることもできません。
節入りの確認は別の作業
得令を調べるときは月支を使います。寅や卯の月は木への春の支持を論じる位置ですが、年支や時支の寅では出生季節を確定できません。日本の暦の三月という数字だけで月柱を決めず、節入りと採用時刻を先に確認します。土の季節や細かな旺衰の扱いも教材の方式を記録します。
部分的な学習図です。四柱すべてがそろった命式ではありません。
天干へ戻って透干を照合する
寅中の丙と天干の丙が一致すれば、丙の透干を記録できます。天干が丁に変わると同一の干の対応はなくなります。同じ火だからという理由で寅の蔵干を丁へ変更しないことが重要です。同五行の表出まで含める広い説明なら、その定義を別に残します。
さらに、その丙が生まれた命式にあるのか、大運・流年で加わったのかを確認します。画面上に同時に表示されていても、原局の事実と後から来る条件は別の欄です。
ノートに残す順番
一行目に確認できる配置、二行目に用いた定義、三行目に未確認事項を書きます。時支が寅で天干が甲なら根の対応を記せますが、月支不明なら得令は保留です。寅月に丙が透出しても、春を火の当令と呼び替えません。甲と卯月なら木の根と季節的支持を別々に記し、全体の身強・身弱は残りの配置を待ちます。
これは三人の鑑定ではなく、情報の欠け方が異なる練習です。完全な出生データがないため、喜忌や職業判断は付けません。ラベルを三つ数えて結論を出すより、どこまで確認できたかを明示する方が学習になります。
古典を読むときの着眼点
『子平真詮』には、時を得ても旺じない場合と、時を失っても弱くない場合を論じる章があります。全体条件を確認するという伝統内部の議論として読むと、月令一つで決めない理由が見えてきます。古典が人生予測の科学的証明になったという意味ではありません。
次は八字と紫微斗数の読み方で、別の構造でも配置と解釈を分ける方法を比較できます。宮や星を通根の別名にするための対応表ではありません。

