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ZW-AUX-11 / 紫微斗数

天魁:年干が決める一対の支

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天魁と天鉞、五対の支

天魁と天鉞は生まれ年の天干から一対で置かれ、十干で五対の支になります。環状図、口訣と割り当ての対照、三方四正から両方が見える条件、流年の魁鉞から、天魁の位置の規則を整理します。

要点を先に約5分で読めます

天魁には専用の置き方がなく、天鉞と一つの口訣を共有します。生まれ年の干が一対の支を与え、十干は五つの組にまとまるので、天魁が入るのは子・丑・卯・午・亥の五つだけです。

  • 天魁と天鉞は対です。五つの干の組が五対の支を作り、辰と戌を除く十の支が、それぞれちょうど一対に属します。
  • 口訣は動物を二つ並べるだけで、どちらが魁かは書いていません。エンジンの割り当ては辛の年だけ口訣の順と逆で、書で確かめられるのは「魁は卯、鉞は巳」の例だけです。
  • 間隔は組ごとに違い、丑未は対宮、子申と午寅は三合、亥酉と卯巳は一宮を隔てます。これが両方の見える命宮と、「一坐一拱」の形を作れる組を決めます。
18秒で天魁:十干が五対の支になるさま、乙の年の一対を辰の命宮が両方見る形、読む前の三つの問い。

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補佐星・煞星・雑曜はそれぞれ何をするのか ↗

十干で五対の支、天魁が入るのは五つだけ

天魁はいつも天鉞と対で現れます。口訣が生まれ年の干に対して一対の支を示し、十干は五つの組にまとまります。そのため、十二の支のうち天魁が入るのは子・丑・卯・午・亥の五つだけ、天鉞が入るのは寅・巳・未・申・酉の五つだけです。

十二支の環状図。子・丑・卯・午・亥の五つは濃い緑で天魁が入りうる支、寅・巳・未・申・酉の五つは赤紫で天鉞が入りうる支。五本の線が丑と未、子と申、亥と酉、午と寅、卯と巳を結ぶ。辰と戌は無印。元の図を開いて拡大する

図の見方:十二支は子を上にして時計回りに並べ、線が同じ年干の組の天魁と天鉞を結ぶ。位置は十干すべてをサイト内エンジンで照合した。

図の濃い緑は天魁が入りうる五つ、赤紫は天鉞が入りうる五つで、線は同じ年干の組の一対を結びます。丑と未、子と申、亥と酉、午と寅、卯と巳です。

口訣は支の対を書くだけで、どちらが魁かは別に決まる

巻二の「安天魁天鉞訣」は生まれ年の干ごとの口訣で、最初の三句はこうです。

甲・戊・庚は牛と羊、乙・己は鼠と猿のところ、辛は虎と馬に会う。

巻二の天魁天鉞の口訣(筆者訳)

牛と羊は丑と未、鼠と猿は子と申、虎と馬は寅と午です。同じ口訣には壬癸と丙丁の二組もあり、丙丁の行はウィキソース本の字がエンジンと違うので、天鉞の記事で詳しく見ます。

ここで注意したいのは、各句が動物を二つ並べるだけで、どちらが魁でどちらが鉞かを書いていないことです。サイト内エンジンは先に出る方を魁とし、辛の年だけ例外です。口訣は「虎と馬」ですが、エンジンは魁を午、鉞を寅に置きます。書で割り当てを確かめられるのは、巻三の魁鉞夾命の項にある位置の例「魁は卯、鉞は巳」ただ一つで、壬癸の年の割り当てと一致します。残る四組の割り当ては、エンジンの取り決めによります。

年干口訣の字天魁天鉞この一対甲 戊 庚牛と羊丑未対宮乙 己鼠と猿子申三合丙 丁猪と鶏 *亥酉一宮隔てる辛虎と馬午寅三合壬 癸兎と蛇卯巳一宮隔てる* ウィキソース本は猪と狗、エンジンは酉。天鉞の記事を参照。辛の行は魁鉞が口訣の順と逆
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年干口訣の字天魁天鉞この一対甲 戊 庚牛と羊丑未対宮乙 己鼠と猿子申三合丙 丁猪と鶏 *亥酉一宮隔てる辛虎と馬午寅三合壬 癸兎と蛇卯巳一宮隔てる* ウィキソース本は猪と狗、エンジンは酉。天鉞の記事を参照。辛の行は魁鉞が口訣の順と逆
甲戊庚は魁が丑・鉞が未で対宮。乙己は子と申で三合。丙丁は亥と酉で一宮隔てる。辛は午と寅で三合。壬癸は卯と巳で一宮隔てる。

一対の星、どの命宮から両方が見えるか

二つの星の間隔は組ごとに違い、両方が見える命宮も違ってきます。命宮を中心にした三方四正は、命宮・対宮・二つの三合の宮です。一対がこの四つの宮にそろって入ったとき、同時に見えると言います。

対宮:甲戊庚魁は丑、鉞は未命宮は丑か未一方が命に坐す他方は対宮三合:乙己と辛乙己は子申、辛は午寅乙己:子・辰・申辛:寅・午・戌一坐一拱もある一宮隔てる:丙丁と壬癸丙丁は亥酉、壬癸は卯巳丙丁:卯か巳壬癸:酉か亥命に坐すものなし命宮の位置はサイト内エンジンの抽出した盤で照合し、三方四正の幾何と一致した
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対宮:甲戊庚魁は丑、鉞は未命宮は丑か未一方が命に坐す他方は対宮三合:乙己と辛乙己は子申、辛は午寅乙己:子・辰・申辛:寅・午・戌一坐一拱もある一宮隔てる:丙丁と壬癸丙丁は亥酉、壬癸は卯巳丙丁:卯か巳壬癸:酉か亥命に坐すものなし命宮の位置はサイト内エンジンの抽出した盤で照合し、三方四正の幾何と一致した
対宮の組は命宮が丑か未。三合の組は乙己が子・辰・申、辛が寅・午・戌。一宮隔てる組は丙丁が卯か巳、壬癸が酉か亥。

巻一の用語の項は、「坐貴向貴」を「互いに坐し拱する」という言葉で説明しており、字面どおりに読めば、一方が命の宮に坐し、他方が向き合って拱する形です。

坐貴向貴とは、魁と鉞が命の宮で、互いに坐し拱する形をいう。

巻一の用語の項「坐貴向貴」(筆者訳)

この読み方に従うと、上の表から、この形が作れるのは対宮と三合の二種類の年干だけだと分かります。丙丁と壬癸の一対は一宮を隔てていて、対宮でも三合でもないため、どの命宮でも一方が命に坐し、他方が三方四正に入ることはありません。丙の年・丁の年・壬の年・癸の年の盤では、坐貴向貴は決して作れないのです。

流年にも一対ある:流魁と流鉞

魁鉞を引く同じ表は、流年にも使います。その年の天干で同じように一対の支を出し、盤上では流魁・流鉞と呼んで本命の魁鉞とは別に記録します。

本命:1985年乙丑生まれ年干乙生まれ年引く魁子・鉞申本命得る三合四つ違い流年:2026年丙午年干丙流年同じ表流魁亥・流鉞酉流年得る一宮隔てる二つ違い丙と丁は一対を共有するので2026年と2027年の流魁流鉞は同じ。乙の年(2025年)は子と申に戻り、この盤の本命と重なる
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本命:1985年乙丑生まれ年干乙生まれ年引く魁子・鉞申本命得る三合四つ違い流年:2026年丙午年干丙流年同じ表流魁亥・流鉞酉流年得る一宮隔てる二つ違い丙と丁は一対を共有するので2026年と2027年の流魁流鉞は同じ。乙の年(2025年)は子と申に戻り、この盤の本命と重なる
1985年乙丑生まれの本命は魁が子、鉞が申。2026年丙午の流魁は亥、流鉞は酉。同じ表で、引く天干が違う。

本命の魁鉞は生まれ年の干で決まり、一生動きません。流魁・流鉞は毎年の天干に従って変わり、丙の年と丁の年が一対、乙の年と己の年が一対(子と申)を共有するので、隣り合う年が同じになることもあります。流年を読むときは「これは流年の一対」と明記し、本命盤の問いに答えるのには使いません。

二つの確かめ問題

確認一

戊の年生まれで命宮が未のとき、魁鉞はどこにあり、どちらが命に坐しますか。

戊の年は魁が丑、鉞が未。命宮が未なら命に坐すのは鉞で、魁は対宮の丑にあり、一坐一拱の形です。

確認二

乙の年生まれで命宮が辰のとき、魁鉞が両方見えますか。

乙の年は魁が子、鉞が申で、二つとも辰と同じ三合に属します。命宮が辰なら両方が見えますが、どちらも命には坐しません。

対になるもう一つは天鉞です。三方四正の求め方は三方四正とは何かに、流年の一対を本命と混ぜないための考え方は本命・大限・流年の層にあります。

読んだあとの疑問

同じ年に生まれた人は、天魁が必ず同じ支に入りますか。

入ります。決めるのは生まれ年の干だけで、月・日・時は関わりません。同じ年の人は支が同じでも命宮が違うことが多く、同じ支でも盤ごとに宮の名前が変わります。

天魁と天鉞は廟旺表でどの等級ですか。

等級はありません。巻三の「論格星数高下」は主星と文昌・文曲・擎羊・陀羅・火星・鈴星の廟陷を記しますが、魁鉞は載っておらず、エンジンの等級欄も空です。

流年の流魁・流鉞は、本命の魁鉞と同じものですか。

同じ表を使いますが、引くのは生まれ年の干ではなく流年の干です。丙の年と丁の年は一対を共有するので、隣り合う二年の流魁流鉞が同じになることもあります。

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資料・出典

  1. 維基文庫・紫微斗數全書・卷二:安天魁天鉞訣、論諸星分屬南北斗、廟旺表 ↗
  2. 維基文庫・紫微斗數全書・卷一:諸星問答論(問天魁天鉞)及名詞條目 ↗
  3. iztro・运限分类(大限、小限、流年与流月) ↗

続けて読む

鈴星:三つの年支の組が戌から起こし、火星との間隔は組ごとに変わる ↗

天鉞:同じ表が天乙貴人にもなる、丙丁の行の二つの書き方 ↗