ペンタクルの5:雪の夜の灯る窓
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ペンタクルの5は、吹雪の中、灯りのともる窓の前を通る二人の札です。ウェイトの原文から「物質の困難」と「愛と親和」の二つの読みを見て、冷蔵庫がほぼ空の金曜の夜で、先に一つ選んでから札を見る練習をします。
要点を先に約5分で読めます
ペンタクルの5は、吹雪の中、灯る窓の前を二人が通る札です。ウェイトは語義に二つの読みを並べ、両立しないとはっきり書いています。
- コインと人は図の両側に分かれる。五枚は窓の中、二人は窓の外の雪を通り過ぎる。
- 語義はまず物質的な困難を告げ、困窮は絵にある形で、他の形もある。愛と恋人、調和と親和と読む占い師もいて、ウェイトはこの二つが調和しないと言う。
- 「理性による運命の征服」は補足の言い方で、本項が告げる物質的な困難とは向きが逆。本項の逆位置には別に五語がある。

先に読む
吹雪の中の二人と、灯りのともる窓
ウェイトによる描写は一文だけです。吹雪の中、二人の物乞いが、灯りのともる窓の前を通る。
ペンタクルの5:雪と灯る窓
RWS版の図では、夜空は真っ黒で雪が濃く降っています。上部に大きな窓があり、色ガラスの格子に五枚のコインが一・二・二の形で嵌まっています。その下の雪の上で、頭に包帯を巻き松葉杖をついた一人は、窓のほうを見上げているように見え、ショールをまとった裸足の一人はうつむいて歩いていきます。原創カードのほうは、二人ともフードをかぶり、一人は木の杖をつき、窓は金色に光るアーチ窓です。
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一枚の札、混ざらない二つの読み
ウェイトの占断は、まず次のように始まります。この札は何よりも物質的な困難を告げる。絵にある困窮の形でも、別の形でも。続いて別の占い師に触れ、彼らにとっては愛と恋人の札で、妻、夫、友、愛人、また調和と親和をも表す。最後の一文はとても短いものです。
この二つの言い方は調和しない。
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補足はもう一つの方向を足します。「理性による運命の征服」、逆位置は「恋愛の悩み」。「愛人」は1910年の言い方です。本項の逆位置は、混乱、混沌、破滅、不和、放蕩です。
窓、雪、五枚のコイン:ウェイトが書いたのはどこまでか
図には窓と雪とコインがあります。ウェイトの文が触れるのは前の二つだけで、それも名前を挙げるだけです。
灯る窓、雪、窓の中のコイン
- 灯りのともる窓
- ウェイトは「灯りのともる窓」と書くだけで、中に何があるか、二人が入れるかは述べません。学習では「目の前にあるが、まだ入れないもの」と読まれがちで、これは借用です。
- 吹雪
- ウェイトは「吹雪の中」とだけ書き、時も場所も示しません。原文では、二人の境遇の背景です。
- 格子の五枚
- 数と並びはRWS版の絵から来た要素で、ウェイトの文にはありません。五枚とも窓の中にあり、二人の傍らには一枚もありません。
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読み方:半袋の米と、どちらの読みで尋ねるか
ウェイトが二つの読みは調和しないと言う以上、いちばん誠実な使い方は先に選ぶことです。札をめくる前に、今回の問いがどちらかを書き、めくったあとはその読みだけで読みます。
先に読みを選んでから見る
金曜の夜、冷蔵庫には半袋の米、卵が二つ、ネギが一束だけ。今回の問いが「夕食は足りるか」なのか、「今夜は誰と食べるか」なのかを書きます。
物質として読む:窓の外を数える
半袋の米で二人分が一食、卵は二つ、野菜が一種ない。一行にします。何が作れて、何が足りないか。
人として読む:窓の中にいる人を見る
ルームメイトが今夜は家にいるなら、買い置きがあるか、一緒に作る気があるかを聞きます。この行に書くのは食材ではなく人です。
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読みを選んだあとで
わかる
- 今回どちらの読みか
- 隙間が食材か人か
わからない
- 明日の冷蔵庫が空か
- ルームメイトが助けるか
先にすること
- 札の前に問いを書く
- もう一つの読みは次回
逆位置と隣の札:混乱、破滅、不和、放蕩
ペンタクルの5の逆位置は五語です。混乱、混沌、破滅、不和、放蕩。最後の語 profligacy は、節度なく使い果たすことです。補足の逆位置「恋愛の悩み」は、読み二の側につながります。
コインの置き場所が違う三枚
コインを体に抱える
ウェイトは、持つものにしがみつくと書きます。5ではコインは窓の中、人は窓の外です。
次の札:天秤を持つ商人
ウェイトが書くのは、天秤で金を量り、困窮した人に分ける商人。窓の外にいた側が、ここでは与えられる側です。
三つが倒れ、二つが立つ
ウェイトはこれを喪失の札としつつ、「残るものがある」と書きます。三つの杯は奪われ、二つは残る。
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読んだあとの疑問
ペンタクルの5は必ず金銭的な損失の札ですか。
ウェイトは、何よりも物質的な困難を告げ、困窮は絵に示された形であって唯一の形ではないと書いています。同じ項に愛と親和の読みもあり、補足には「理性による運命の征服」まであるので、損失だけに読むと原文の一部を落とします。
ウェイトはなぜ二つの読みが「調和しない」と言うのですか。
同じ項に物質的な困難の語と、愛と恋人の語を並べ、それらが両立しないと認めているからです。読む前にどちらを使うか断るほうが、二つを混ぜて一段にするより明確です。
札の上の灯る窓は何を意味しますか。
ウェイトの原文は「灯りのともる窓」までで、中に何があるか、二人が入れるかは述べていません。「目の前にあるが入れないもの」という読みは、後の学習による借用です。
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ペンタクルの4:頭上に一枚、胸に一枚、足元に二枚。「持つものにしがみつく」 ↗


