十二運と空亡
コンテンツ版 · · 資料・出典
十二運は天干が地支のどの段階にあるかを、旬空は十干を十二支に配って余る二支を見ます。甲の一周、六旬の空亡表、庚午の計算で二つの参照を分け、病・死・空を字面で読むことを避けます。
要点を先に約5分で読めます
十二運は、ある天干が地支に落ちたときの段階を見ます。旬空は、十干を十二支に配って余る二支を見ます。参照が違うので、両方が同時に成り立ちます。
- 十二運は陽順陰逆です。甲は亥から順行、乙は午から逆行で、甲の表をそのまま乙に写せません。
- 六旬の空亡は甲子旬が戌亥、甲戌旬が申酉、甲申旬が午未、甲午旬が辰巳、甲辰旬が寅卯、甲寅旬が子丑。引くのは干支の組で、一字だけではありません。
- 病・死・墓・絶・空亡は伝統的な分類名で、病気・死・埋葬・空っぽの意味ではありません。空亡でも、その支は命式に残ります。

先に読む
同じ亥が、長生でもあり、空亡でもある
学習用の記録で、亥の横に「長生」と「空亡」が並んでいたとします。どちらが誤りでしょうか。どちらも誤りではありません。二つは別の問いに答えています。
参照の図:亥は甲の長生であり、甲子旬の空亡の範囲にも入ります。二つの注記は別の問いに答えていて、互いを打ち消しません。
図を拡大 · 横にスクロールして読む
十二運:天干を選び、陽順陰逆で一周する
『子平真詮』「論陰陽生死」は陽順陰逆を説明し、甲と乙を例にしています。甲は亥で長生、乙は午で長生です。同篇は、長生・沐浴などの名は借りた形容であるとも述べます。次が甲の一周で、亥から始めて、地支の順に十二の段階を進みます。
図を拡大 · 横にスクロールして読む
図を拡大 · 横にスクロールして読む
旬空:十干を十二支に配ると、二つ余る
天干は十、地支は十二です。甲子から二つの列を並べて配っていくと、十項目の癸酉で天干が尽き、戌と亥はまだ順番が来ていません。そのため甲子旬は戌亥が空亡です。香港天文台の六十干支表で、一項ずつ確かめられます。
図を拡大 · 横にスクロールして読む
次の旬は甲戌から癸未まで、余るのは申酉です。六旬をまとめると次のとおりです。
図を拡大 · 横にスクロールして読む
位置を数える
甲子1、乙丑2、丙寅3、丁卯4、戊辰5、己巳6、庚午7。
旬を決める
7番目は甲子旬の中なので、庚午の空亡は戌亥です。
干支の組で引く
引くのは「庚午」という完全な干支で、「午」の字だけではありません。日柱から旬を起こすなら日柱全体を残します。
空亡でも、その支は命式に残る
同じ記録を続けます。日柱が庚午で、出生のある柱に亥が実際にあるとします。「この亥は、選んだ日旬の空亡の範囲にある」と注記できます。しかし原局の亥は残り、柱位も蔵干も消えません。
図を拡大 · 横にスクロールして読む
日柱が庚午で、本命のある柱に亥がある場合
注記してよい
- この亥は選んだ日旬の空亡の範囲にある
- 旬空を日柱から起こしたと書く
直ちには言えない
- 亥が命式から消えた
- 生剋合冲が自動的に取り消された
書き足すこと
- 旬空を誰の日柱から起こしたか
- 亥が将来の年にだけ現れるなら、流年の層での出会い
結果が食い違うとき、欄を一つずつ確かめる
欄がそろっていれば、二つのツールの結果が違うとき、どの工程が違うのかを追えます。どの用語が縁起が良いかを争う必要はありません。
図を拡大 · 横にスクロールして読む
読んだあとの疑問
十二運の「死」「絶」は、死や断絶に遭うという意味ですか。
違います。十二の段階の伝統的な名前で、天干がその地支にあるときの位置を示すだけです。健康・寿命・人間関係の予告ではありません。
空亡は、その地支が働かない、つまり消えるという意味ですか。
違います。旬空は、十干を配り終えて余る二支に印を付けるだけです。原局のその支は残り、柱位も蔵干も消えません。印をどう解釈するかは、採用した方法の次の段階です。
なぜ二つのツールで十二運や空亡が違うのですか。
まず参照を確かめます。どの天干から数えるか、向きと起点をどう決めたか、旬空を日柱から起こしたか、別の柱からかです。欄を書き出せば、違いを一つの工程まで追えます。
この記事は役に立ちましたか?


