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TA-CARD-035 / タロット

ワンドのクイーン:葉の杖と向日葵

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ワンドのクイーン:誰に向くかを見る

ワンドのクイーンは玉座に座り、向日葵と葉のある杖を持つ札です。ウェイトの原文から図像、語義、補足を分け、「彼女の好意」を向き、見える表れ、機会に分けて読みます。

要点を先に約6分で読めます

ワンドのクイーンは、向日葵と葉のある杖を持って玉座に座る女王の札です。ウェイトの言う「磁力」は、具体的な人や事柄に落とすことで読めます。

  • この項でウェイトは図像をほとんど描かず、二点だけ述べる。この組の杖は常に葉をつけ、「生命と躍動の組」であること、女王の性格は王に対応するが、より磁力的であること。
  • 本項の語義には友好的、愛情、立派さのほか「金銭への愛」や商いでのある成功もある。誰に好意を向けるかは、隣の札が男か女かで決まる。
  • 逆位置は良い面と悪い面を並べる。良い、倹約、親切、役に立つ。同時に対立、嫉妬、欺き。補足の逆位置は「好意はあるが、示す機会がない」。
18秒で、図像、好意が誰に向かうか、読む前の三つの問いの順に見ます。

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まず図像:葉のある杖、向日葵、足もとの猫

ウェイトはワンドのクイーンの項で、図像をほとんど描いていません。残っているのは二文だけです。この組の杖は、生命と躍動の組だから常に葉をつけている。そして女王の性格は感情の面でも他の面でも王に対応するが、より磁力的だ、というものです。

ワンドのクイーン:冠をつけた女王が玉座に座り、向日葵と葉のある杖を持つ。頭上に太陽、玉座の両脇に向日葵、足もとに黒猫。右側に三つのラベル(向日葵と葉のある杖、王と響き合う、尋ねる問い)。元の図を開いて拡大する

BaZiFlow原創のワンドのクイーンと三つのラベル

RWS版の図柄では、女王は正面を向いて玉座に座り、花と葉をあしらった冠、黄色の衣、灰色のマントを身につけています。片手に葉のついた背の高い杖を持ち、もう片方の手に向日葵を持っています。玉座の肘掛けには獅子が彫られ、背後の赤い垂れ幕の上部にも獅子の模様があります。足もとに黒猫が座り、両脇の遠くに砂色の丘が見えます。

背後赤い幕、獅子の肘掛け彼女冠、杖、花足もと黒猫が一匹
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背後赤い幕、獅子の肘掛け彼女冠、杖、花足もと黒猫が一匹
三層:背後の玉座と垂れ幕、杖と花を持つ女王、足もとの黒猫。

原典の語義:友好と立派さ、そして「金銭への愛」と商い

語義の並びは次の通りです。髪の黒い(dark)女、田舎の女、友好的、貞淑、愛情深い、立派。次に条件が一つ。彼女の隣の札が男を指すなら、彼に好意を持つ。女を指すなら、問う人に関心を持つ。最後に一筆、金銭への愛、または商いでのある成功も指します。

髪の黒い女、田舎の女、友好的、貞淑、愛情深い、立派。隣の札が男を指すなら、彼に好意を持つ……

ウェイト・ワンドのクイーン(英文の要約訳)
層語何の話本項友好・愛情・立派性格他に金銭・商いの成功事柄の面逆位置良い・倹約・有用対立や嫉妬も補足良い収穫逆:機会がない
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層語何の話本項友好・愛情・立派性格他に金銭・商いの成功事柄の面逆位置良い・倹約・有用対立や嫉妬も補足良い収穫逆:機会がない
本項は性格、「他に」は事柄、逆位置は二つの顔、補足は別の読み手の言葉。四つの層にそれぞれ固有の語があります。

条件の一文は、もう一度見る価値があります。彼女の好意は均等にまかれるのではなく、隣の札が向きを決めます。これは磁力と響き合います。引く力は、いつも何かの対象に向かうからです。補足(別の読み手)はごく短く、良い収穫で、さまざまな意味に取れる。逆位置は、問う人への好意はあるが、示す機会がない、とあります。

葉の杖、向日葵、黒猫:書いた人と、書かなかった人

絵の中で目につく三つのうち、ウェイトの文にあるのは一つだけです。

葉の杖、向日葵、黒猫:どれが原文か

葉のある杖
ウェイトが明記しています。この組の杖は生命と躍動の組だから、常に葉をつけている。RWS版の杖はその通りです。
向日葵
この項にウェイトは書いておらず、RWS版の図柄が補っています。向日葵が光のほうへ向いて育つのは植物の常識で、札で何を表すかは原文が定めていません。
黒猫
これも図柄の細部で、ウェイトは書いていません。学習書の読みは様々で、統一された「原意」はないため、使うときは誰の読みかを示します。
項にある杖は常に葉つき性格は王に対応王よりも磁力的図にだけある向日葵黒猫獅子の肘掛け授業で借りる向日葵=向き猫=定説なし
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項にある杖は常に葉つき性格は王に対応王よりも磁力的図にだけある向日葵黒猫獅子の肘掛け授業で借りる向日葵=向き猫=定説なし
三種の材料:杖は項の文、向日葵と黒猫は図柄が加えたものです。

読み方:「彼女の好意」を、向き・見える表れ・機会に分ける

「磁力がある」「好意がある」は結論のように聞こえますが、確かめられる三つの小さな問いに分けられ、どれも原文に根があります。

  1. 誰に向いているか

    項は、好意が隣の札で決まると言います。男を指せば友好的、女を指せば問う人に関心を持つ。学習では、隣の札が誰を表すかを見て、好意はその相手に落ちると読みます。

  2. 見えるものは何か

    「磁力」は人が引き寄せられる現象です。観察できる事に置き換えます。誰が来たか、何回来たか、なぜ残ったか。

  3. 好意に機会はあるか

    補足の逆位置は二つを分けて書きます。好意はあるが、示す機会がない。好意と機会は別のことなので、欄を分けます。

例を一つ。新しく始めた読書会で、主催者は誰にでも温かく、よく「ぜひ来てください」と言います。この温かさを三つの問いに書きます。

読書会の主催見えること言い切れない向き新人にも挨拶する誰に特に熱心か引力毎回の参加人数誰が誰目当てか機会会場に空席がある自分の出番があるか
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読書会の主催見えること言い切れない向き新人にも挨拶する誰に特に熱心か引力毎回の参加人数誰が誰目当てか機会会場に空席がある自分の出番があるか
左の欄は数えたり見たりできること、右の欄は当人に尋ねること。「好意」そのものはどちらの欄にも入りません。

温かさのうち、どの欄が確かか

確かなもの

  • 毎回の参加人数
  • 会場の空席

推測のもの

  • 誰が彼女目当てか
  • 誰かを特に好むか

尋ねること

  • 主催者に次の予定を聞く
  • 自分の望む役割を考える

逆位置と隣の札:二つの顔と、「隣の札が決める」

本項の逆位置は、良い面と悪い面を並べて書きます。良い、倹約、親切、役に立つ。同時に、ある位置で、特定の札の近くでは、対立、嫉妬、さらに欺きや不貞も指す。この一文には二つの条件(位置と隣の札)がつき、逆位置が単独で持つ結論ではありません。補足の逆位置は、問う人に好意はあるが示す機会がない、です。

三人の女王と一人の王

ワンドのキング

性格は同じ、磁力はやや控えめ

ウェイトは女王が王に対応し、より磁力的だと書きます。王の語義は誠実で良心的です。

カップのクイーン

幻を見て、行動もする

ウェイトは、杯の中に幻を見るように見えるが、行動もし、その活動が夢を養うと書きます。カップのクイーンを参照。

ペンタクルのクイーン

自分の象徴を見つめる

同じ女王でも、手の中の金貨を見つめ、そこに世界を見るかもしれません。語義は豊かさ、寛大、安全、自由。ペンタクルのクイーンを参照。

隣の札は誰かまず見える表れを記す次に機会を尋ねる
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隣の札は誰かまず見える表れを記す次に機会を尋ねる
順序は、好意の向きを定め、見える表れを記し、最後に機会を尋ねることです。

読んだあとの疑問

ワンドのクイーンは髪の黒い女性のことですか。

語義の dark woman は、1910年当時の、ある種の女性を指す呼び方で、「田舎の女」「貞淑」と並んでいます。今の学習では「友好的、立派、気にかける」という姿勢だけを残し、身近な誰かに当てはめては読みません。

ワンドのクイーンの逆位置は良いのですか、悪いのですか。

ウェイトの本項の逆位置は両面を書いています。良い、倹約、親切、役に立つ。同時に、ある位置や特定の札の近くでは、対立、嫉妒、さらに欺きや不貞も指す。補足は「好意はあるが機会がない」。どの項を引くか示してください。

ワンドのクイーンとワンドのキングは何が違いますか。

ウェイトの比較は一文だけで、女王の性格は王に対応するが、より磁力的だというものです。王の項は熱烈、敏捷、高貴、誠実を挙げます。磁力がどこに現れるかは書かれていないので、実際の状況に尋ねる必要があります。

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資料・出典

  1. The Pictorial Key to the Tarot, Part III §2: Queen of Wands (Waite, 1910) ↗
  2. The Pictorial Key to the Tarot, Part III §4: Some additional meanings of the Lesser Arcana ↗
  3. Rider–Waite–Smith Tarot, Queen of Wands, drawn by Pamela Colman Smith (Wikimedia Commons) ↗

続けて読む

ワンドのキング:「常に誠実」の次は、規則を固定と相談に分ける ↗

逆位置を「悪い意味」に固定しないために ↗