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QM-006 / 奇門遁甲

当番を選び、行き先を別に求める

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当番が同じでも、星と門の行き先は別

甲子旬の天蓬と休門を、陽遁一局の三つの時位で追います。旬首から選ぶ当番、地盤の時干、各層の移動先を分け、神層にもある値符という同名語を整理します。

要点を先に約5分で読めます

陽一甲子旬の最初の三時位では、天蓬が一・九・八、休門が一・二・三宮へ移ります。旬首で当番を選んだ後、星門の位置を別々に求め、到着宮の本位星で当番を改名しません。

  • 完全な干支時位から旬首を求め、地盤の対応宮で当番を選びます。
  • 星の値符は地盤時干の位置を読み、値使の落宮は別に計算します。
  • 旬内の移動で当番の名前は変わらず、神層の値符も別欄です。
当番を選び、行き先を別に求める

先に読む

三奇六儀と天地盤:同じ天干を層ごとに読み分ける ↗

奇門の門・星・神を、名簿と落宮に分けて読む ↗

乙丑と乙亥は、同じ乙でも旬首が違う

値符・値使を調べる前に、干支の時位がどの旬に属するかを確認します。甲子から癸酉までの十時位が甲子旬です。乙丑も丙寅もここに入ります。一方、乙亥は甲戌から癸未までの組に入るため、旬首は甲戌です。

天干の乙だけを見て同じ当番だと判断すると、この区別が消えてしまいます。干と支を組にして扱い、その組が属する旬を確定させます。旬の十時位は、ここでは干支時序の十項であり、現代時計の十時間を指す言い方ではありません。

乙丑甲子 → 戊乙亥甲戌 → 己

乙丑

  • 甲子 → 戊

乙亥

  • 甲戌 → 己
乙丑と乙亥は同じ乙でも異なる旬首に属します。

陽一局で選ばれる星と門

『奇門遁甲統宗』の取符使法は、地盤で旬首が置かれた宮の本位星を値符、本位門を値使とします。陽遁一局では、甲子に対応する戊が坎一にあるため、天蓬が当番の星、休門が当番の門となります。

同じ陽一局でも、甲戌旬になると己のある坤二を参照し、天芮と死門に交代します。局数を省略して「甲子ならいつでも天蓬」と覚えないようにします。これは条件を固定した一例です。旬首が中五に関係する場合には寄宮の規則も必要で、外宮の例だけでは決められません。

当番を選ぶ操作と、現在どこに配置するかを求める操作は別です。旬の途中で移動しても、そのことだけで当番の星名が変わるわけではありません。

旬首地盤宮当番の星門
旬首
地盤宮
当番の星門
旬首の地盤宮から当番の星門を選びます。

三つの時位を横に比べる

陽一局の時位 当番の星と落宮 当番の門と落宮
甲子 天蓬・一宮 休門・一宮
乙丑 天蓬・九宮 休門・二宮
丙寅 天蓬・八宮 休門・三宮

これは四庫本『遁甲演義』巻一の逐時移宮の説明と照合した三行です。三つとも甲子旬なので星と門の当番は同じですが、位置の列は一致しません。最初の一宮だけを見て、星と門は常に一緒に動くと考えると、次の行で誤ります。

陽遁一局の甲子旬について、甲子は天蓬一宮と休門一宮、乙丑は天蓬九宮と休門二宮、丙寅は天蓬八宮と休門三宮を並べる。当番の名前は変わらない。元の図を開いて拡大する

BaZiFlow作成。四庫本『遁甲演義』巻一の陽一局の例を三行で比較。現代の日時から起局した図ではありません。

特に乙丑の九宮は、天蓬の到着先です。九宮の本位星が天英だからといって、当番の星を天英へ書き換えません。本位、当番、現在地という三種類の情報を分けて読む練習になります。

天蓬198休門123陽一:甲子→乙丑→丙寅

天蓬

1
9
8

休門

1
2
3

陽一:甲子→乙丑→丙寅

天蓬の一九八と休門の一二三を別々に追います。

地盤の乙を探すと、星の行き先が分かる

引用した方法では、星の値符を地盤の時干がある宮へ置きます。陽一局の地盤では乙が九宮、丙が八宮です。そのため乙丑では天蓬が九宮、丙寅では八宮へ進みます。先に三奇六儀と天地盤で基礎配置を照合すると、どの値を読んだかが明確になります。

ここで動いた後の天盤を入力にしてはいけません。求めたい位置からその位置を求める循環になるためです。筆記に「地盤乙=九」と入力元を残せば、移動結果の「天蓬=九」と区別できます。

休門の到着先は別に求めます。引用した例は甲子から順に一、二、三宮です。『統宗』の公開本文には隣接する見出しが重複している箇所がありますが、門を扱う本文と『遁甲演義』の蓬九・休二、蓬八・休三という実例を照合できます。見出しだけを取り出して二つの計算を合体させないことが大切です。

この三行から陰遁の順逆や中心の処理まで推測しません。図の見た目が似ていても、別の設定にはその設定の規則が必要です。本稿は全星全門を配置した完成盤ではなく、当番と落宮の対応を確かめる部分練習です。

時干 乙地盤乙 9天蓬 9
時干 乙
地盤乙 9
天蓬 9
地盤乙九が入力で、天蓬九が配置の結果です。

神層の値符まで一欄にまとめない

値符は、星の当番という意味だけでなく、神層の名称にも現れます。『統宗』には神層の値符を九星の値符がいる宮へ配置する説明があります。同じ宮に重なっても、同じ種類の項目になったわけではありません。

乙丑の記録なら「陽一、甲子旬、星層値符は天蓬で九宮、値使は休門で二宮」と書けます。神層を記録する必要があるときは、採用版と層名を添えて追加します。「値符九」という短縮だけでは、元の情報を復元できません。

門・星・神の分類も照らし合わせ、画像から転記するときは凡例を残します。以上で確認できるのは、一定の方法の中で記録が再計算できることです。当番の名称から現実の人物の地位や出来事の成否が分かるということではなく、その解釈には別の具体的な根拠が求められます。

星の当番天蓬神層の名称値符

星の当番

  • 天蓬

神層の名称

  • 値符
当番の星と神層の値符を別欄で保存します。

読んだあとの疑問

値符九宮だけで天英と補えますか?

宮号だけでは当番が分かりません。局数、旬首、選ばれた星を確認し直します。引用した乙丑例は天蓬が九にあり、本位星で補うと名前を誤ります。

最初の一・一だけではなぜ検算不足ですか?

出発時の二位置が重なるため、星門を同じ場所へ置く誤った方法でも一致します。次の九・二と八・三を比べることで、二つの計算が分かれているかを確認できます。

地盤乙九で何が分かりますか?

引用方式で星の値符を置く目的宮が分かります。天蓬九と記すには既に選定した星名も必要で、この入力だけでは休門の位置や全起局条件は得られません。

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この記事を含む学習ルート

資料・出典

  1. 《奇门遁甲统宗》卷二・以旬首取符使法及值符加时干法 ↗
  2. 《遁甲演义》四库本卷一・时家奇门及八门九星逐时移宫诀 ↗

続けて読む

転盤と飛盤の違いを、経路と中宮の扱いから確認する ↗

奇門の用神と落宮:何を、どの層から選んだのか ↗