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SU-006 / 宿曜占星術

六つの関係を導く

コンテンツ版 · · 資料・出典

宿曜の六関係を双方向の位置から読む

起点を含む順位と歩数を分け、三九の並びから六組を導出。相手と自分の帰属、解釈の範囲を確認します。

要点を先に約6分で読めます

宿曜の六つの関係は、二方向の位置語をまとめた組です。甲から乙を数え、乙から甲も数えます。三九の循環では偏移3が安、逆の24が壊です。安壊とまとめても、誰を起点にした語かは残し、現実の関係の結末とは分けて読みます。

  • 三九の行頭は命・業・胎で、続く八語は共通です。二十七位の順序を明示すると組の導出を追えます。
  • 正方向3歩の安と逆方向24歩の壊は一組ですが、それぞれ誰から見た位置かは省略できません。
  • 27偏移の内訳は命1、業胎2、残る四組は各6です。表の位置数であり、実際の人々の割合ではありません。
六つの関係を導く

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第4位は、起点から何歩先でしょうか

三九の並びを読む際、本命の位置を第1位と数えます。したがって第4位は、起点から3歩先です。「第4位」と「4歩先」を混ぜると、関係の名称が一つずれてしまいます。まず人数や性格の話から離れ、位置と歩数を区別してみましょう。

本稿では起点の偏移を0とし、牛を含まない二十七宿の循環を用います。甲から乙まで3歩なら、乙から同じ方向に進んで甲へ戻るのは24歩です。三九の並びでは、偏移3が安、偏移24が壊となり、この二つを安壊の組として整理できます。

これは条件を明示した計数です。現実の二人がどう暮らすか、どちらが主導するかを測った値ではありません。位置の名称と、当事者についての判断を分けて読んでください。

甲を起点乙の位置乙を起点甲の位置
甲を起点
乙の位置
乙を起点
甲の位置
組にする前に、甲から見た乙と乙から見た甲の二方向を残します。

原典の三行から、六つの組を整理する

三九の本文は『宿曜経』巻上「序三九秘宿品第三」(大正蔵 T21, no. 1299, p. 391b、CBETA 2023.Q4 電子版)で確認できます。そこでは、九つずつの三行が示されています。各行の先頭は命、業、胎で、その後の八位は栄、衰、安、危、成、壊、友、親と同じ順に並びます。また、相手の命宿を自分から見た位置と、自分の命宿を相手から見た位置を調べる説明があります。

この並びを27位の円に置き、正方向と逆方向の名称を組にすると、次の六組に整理できます。本稿の表はその算術的な導出です。現代のすべての流派の表が、古典から変更なく伝わったという意味ではありません。

組の名称 正方向の偏移例 逆方向 対応する二語
命 0 0 命・命
業胎 9 18 業・胎
栄親 1 26 栄・親
衰友 2 25 衰・友
安壊 3 24 安・壊
危成 4 23 危・成

図表にあるのは各組の一例で、該当するすべての偏移ではありません。一般には、偏移 d の逆側を27−dの27による剰余で求めます。0なら逆側も0です。28番目の新しい位置を作るわけではありません。

六行に正逆の偏移例0と0、9と18、1と26、2と25、3と24、4と23を置き、命命、業胎、栄親、衰友、安壊、危成に対応させる。距離区分は示さない。元の図を開いて拡大する

独自の双方向配対例。序列からの計算で、人間関係の採点ではありません。

行頭続く八語0–8命栄 衰 安 危 成 壊 友 親9–17業栄 衰 安 危 成 壊 友 親18–26胎栄 衰 安 危 成 壊 友 親

0–8

行頭
命
続く八語
栄 衰 安 危 成 壊 友 親

9–17

行頭
業
続く八語
栄 衰 安 危 成 壊 友 親

18–26

行頭
胎
続く八語
栄 衰 安 危 成 壊 友 親
各行の先頭だけ命・業・胎と変わり、その後の八語は同じ順序です。

同じ組でも、方向の語が入れ替わります

たとえば正方向が8歩なら親、逆方向の19歩は栄です。表にある1歩の栄と26歩の親と同じ栄親の組ですが、各方向の語は反対です。最終的な組名だけを保存すると、この違いが失われます。

さらに、近距離・中距離・遠距離の呼び方には追加の約定が必要です。本稿の偏移例を見て、その名称まで自動的に補わないでください。六組の導出だけでは、現代の距離分類の出典や規則までは確認したことになりません。

国立天文台の二十七宿解説は、牛を除く名簿条件を確認する資料として用いています。人間関係の予測精度を裏付ける資料ではありません。本命宿を求めた方式が二人で異なる場合も、先にその条件を調べます。計算方法の違いを参照してください。

全体を覆うかも確認できます。命は0、業胎は9・18、栄親は1・8・10・17・19・26、衰友は2・7・11・16・20・25、安壊は3・6・12・15・21・24、危成は4・5・13・14・22・23です。0から26までの各整数が、ちょうど一度ずつ現れます。

六組は円を均等に六分したものではありません。命に一つ、業胎に二つ、残る四組に各六つで合計二十七です。これは指定表の位置を数えた結果であり、出生宿が一様に分布するとの仮定も、現実にその関係が生じる確率も含めていません。

命偏移1個業胎偏移2個残る四組各6個の偏移

命

  • 偏移1個

業胎

  • 偏移2個

残る四組

  • 各6個の偏移
偏移の総数は1+2+4×6=27で、実際の人口統計ではありません。

相手と自分を、文の中に残す

安壊の例を記録するなら、「甲から見た乙の位置は安」「乙から見た甲の位置は壊」と二文に分けます。「甲は壊側」とだけ書くと、位置を誰に帰属させる表現なのかが不明瞭になることがあります。起点と対象の両方を残す方が、読み手の慣習に左右されません。

壊という名称は、甲の品格が悪いという意味の証拠ではありません。また、関係で苦しむことが運命だから受け入れるべきだ、という結論もここからは出ません。実際の行動、希望、合意は当事者の現実の資料として確かめる必要があります。

命の組も、この計算では同じ宿位を表しているだけです。同じ人生や完全な理解を保証しません。業胎の名称から前世の身分が実証されたとすることもできません。伝統的な連想を紹介するときは、それが位置の算数とは別の解釈であると分かるようにします。

甲→乙:3歩安乙→甲:24歩壊
甲→乙:3歩
安
乙→甲:24歩
壊
安壊の二文はそれぞれ乙と甲の位置を示し、壊を人格の評価にしません。

後から再計算できる記録にする

採用した宿の順序、二人の本命宿とその出典、両方向の歩数、方向ごとの語を残し、その後に六組のどれかを書きます。起点の数え違いや資料の訂正が起きても、どこから結果が変わったのか追える形です。

生活上の観察は別欄に記録します。組名に合う出来事だけを集めて、合わない話を消さないようにしてください。本稿が説明したのは二人の位置比較であり、一人の本命と日宿の比較とは対象が違います。後者の欄は本命宿と当日宿で整理しています。

偏移8:親ともに栄親の組偏移19:栄ともに栄親の組

偏移8:親

  • ともに栄親の組

偏移19:栄

  • ともに栄親の組
8と19も栄親ですが、1と26の例と反対に、正方向が親で逆方向が栄です。

読んだあとの疑問

関係の名称が二語になるのはなぜですか?

二方向の比較で得た位置語を組にするためです。甲から見た乙が安、乙から見た甲が壊なら安壊になります。ただし組名だけでは各語の起点と対象は分かりません。

逆方向をマイナス3ではなく24とする理由は?

二十七位の同じ循環では、負の3歩と正方向の24歩が同じ位置に着くからです。0から26の偏移で表を引くため、27引く3で24と表します。偏移0の逆も0のままです。

六組はそれぞれ全体の六分の一ですか?

違います。命は偏移0、業胎は9と18で、残る四組は各六つの偏移です。1+2+4×6=27となりますが、これは表内の位置数で、現実の人々の分布を測った割合ではありません。

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この記事を含む学習ルート

資料・出典

  1. NAOJ 暦Wiki — 二十八宿・二十七宿(月初配当表) ↗
  2. T1299, CBETA 2023.Q4 — chapter 序三九祕宿品第三 (Taishō p. 391b): three-nine sequence and birth/day comparison ↗

続けて読む

本命宿と日宿、比較の起点を分ける ↗