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ZW-AUX-01 / 紫微斗数

左輔:正月は辰から始まる安星

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左輔:正月は辰、一月で一宮

左輔は旧暦の生まれ月だけで決まります。正月を辰の宮に置き、月が進むごとに一宮ずつ順行。十二か月の落点図、同じ月でも変わる宮名、閏月の境目、三台の数え方で解説します。

要点を先に約7分で読めます

左輔は旧暦の生まれ月で置く補助星です。正月を辰の宮に置き、月が進むごとに地支を一つ先へ進めます。月で決まるのは地支の位置までで、その宮が何と呼ばれるかは命宮が決まってからわかります。

  • 左輔の入力は旧暦の月ただ一つ。十二か月でちょうど一周し、どの地支にも月が一つずつ対応します。
  • 旧暦三月生まれは全員、左輔が午の宮に入ります。ただし午の宮が福徳・交友・財帛・兄弟のどれになるかは、命宮によって変わります。
  • 閏月の後半は、サイトの既定設定では翌月として数えます。三台のような雑曜は、左輔のいる宮を日数の起点にします。
18秒で左輔:正月を辰の宮に置いて一月ごとに進む仕組み、旧暦の月が宮になるまで、書き留める前の三つの確認。

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補佐星・煞星・雑曜はそれぞれ何をするのか ↗

正月は辰、一月ごとに一つ先へ

まず平易に言うと、左輔は旧暦の生まれ月で置く星です。正月を辰の宮に置き、月が一つ進むごとに地支を一つ先へずらします。

十二地支の環状図。各円に地支と旧暦の月が書かれている。辰1、巳2、午3、未4、申5、酉6、戌7、亥8、子9、丑10、寅11、卯12。辰が正月の起点、卯が十二月の終点で、月が一つ進むごとに地支を一つ先へ進む。元の図を開いて拡大する

落点の図:十二地支を子丑寅卯の順に円周へ並べたもので、実際の命盤の配置ではありません。月の対応は『全書』の口訣に従い、エンジンと一か月ずつ照合済みです。

図の円には「地支+月」が書かれています。辰が1、巳が2、午が3と進み、卯が12。十二か月でちょうど一周するので、一つの地支に月が二つ入ることも、空く地支が出ることもありません。左輔は一人に一つだけで、それを決める入力は旧暦の月だけです。

『紫微斗数全書』巻二は、この規則を「左輔・右弼を安ずる訣」に書いています。

左輔は辰から正月を起こして順に行く。正月生まれなら辰の宮に置く。二月は巳の宮。

『紫微斗数全書』巻二「安左輔右弼星訣」、現代語訳は本稿による

「順に行く」は、子・丑・寅・卯の順に先へ進むことです。同じ訣の冒頭はもっと短く、「左輔は正月に辰から起こる」の一句だけ。図で「辰1」を探せば、それが起点です。

同じ月でも、左輔の入る宮名は変わる

月が決めるのは地支の位置で、宮の名前ではありません。十二宮の名前は命宮から数えるので、命宮がどの地支に来るかで、左輔のいる地支が何番目の宮になり何と呼ばれるかが決まります。

具体的な月で見ます。2024年4月18日は旧暦三月十日で、左輔は必ず午に入ります。出生時刻だけを替えると命宮が動き、同じ午の宮に別の名前が付きます。

出生時刻命宮の位置左輔の位置午の宮の名前子の刻辰午福徳卯の刻丑午交友午の刻戌午財帛酉の刻未午兄弟日付は旧暦三月十日に固定し、時刻だけを変更。宮名はエンジンの命盤から取得
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出生時刻命宮の位置左輔の位置午の宮の名前子の刻辰午福徳卯の刻丑午交友午の刻戌午財帛酉の刻未午兄弟日付は旧暦三月十日に固定し、時刻だけを変更。宮名はエンジンの命盤から取得
旧暦三月十日の盤で、子・卯・午・酉の刻の命宮はそれぞれ辰・丑・戌・未。同じ午の宮が福徳・交友・財帛・兄弟と順に呼ばれる。

そのため左輔は二行に分けて書きます。一行目は「旧暦の何月 → どの地支」で、月だけで決まります。二行目は「その地支は何番目の宮か」で、命宮が決まってから埋めます。十二宮がそれぞれ何を扱うかは紫微十二宮にあります。

閏月は、後半を翌月として数える

閏月の中に生まれた人は、どの月として数えるのでしょう。サイトの既定である「閏月を分ける」では、閏月の前半(十五日まで)は当月、後半(十六日から)は次の月の扱いになります。

実例は2023年の閏二月(3月22日~4月19日)です。辰の刻に生まれたとして、日付を追います。閏二月十五日(4月5日)の左輔は巳で、二月の位置。翌十六日(4月6日)には午へ移り、三月の位置になります。4月20日(三月一日)も午のままです。

二月として数える三月として数える十六日から翌月扱い一日~十五日 · 左輔は巳十六日~二十九日 · 左輔は午2023年の閏二月。横軸は閏月の中の日、辰の刻生まれ
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二月として数える三月として数える十六日から翌月扱い一日~十五日 · 左輔は巳十六日~二十九日 · 左輔は午2023年の閏二月。横軸は閏月の中の日、辰の刻生まれ
辰の刻生まれの左輔は、閏二月の前半が巳、後半が午で、後半は三月と同じ位置。

関連する一文が、巻二「安身命例」の末尾にあります。閏月の正月に生まれた者は二月から数え起こし、閏月はすべてこれに倣う、という内容です。字面どおりに読めば、閏月の生まれを丸ごと翌月へ移すことになり、十五日の境目には触れていません。エンジンの二つの設定、「分ける」と「閏月全体をその月として数える」は、どちらもこの字面とは異なるので、メモにはどれを使ったかを書いておきます。

月が跳ぶと動くのは左輔だけではありません。同じ辰の刻でも、命宮は亥から子へ替わります。設定には「閏月全体をその月として数える」選択肢もあり、それを選ぶと4月8日でも左輔は巳のままです。この境目が盤全体を変える理由は閏月・時刻・日付の境目の設定で扱っています。

左輔から三台を数える

左輔の位置が決まると、ほかの星がそれを日数の起点に借ります。『全書』の「三台・八座を安ずる訣」にはこうあります。

三台は左輔を探す。初一日を左輔の宮に当て、順に生まれた日まで数えて置く。

『紫微斗数全書』巻二「安三台八座二星訣」、現代語訳は本稿による

旧暦の一日を左輔のいる宮に置き、一日進むごとに一宮先へ進め、生まれた日で止まった宮が三台です。

旧暦三月十八日(2024年4月26日)一日左輔の宮・午に置く順に数える十八日まで合計十七宮進む止まる三台亥の宮に止まる旧暦四月十三日(2024年5月20日)一日左輔の宮・未に置く順に数える十三日まで合計十二宮進む止まる三台未の宮に戻る日数が十二増えるごとに同じ宮へ戻る。一日・十三日・二十五日は同じ場所
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旧暦三月十八日(2024年4月26日)一日左輔の宮・午に置く順に数える十八日まで合計十七宮進む止まる三台亥の宮に止まる旧暦四月十三日(2024年5月20日)一日左輔の宮・未に置く順に数える十三日まで合計十二宮進む止まる三台未の宮に戻る日数が十二増えるごとに同じ宮へ戻る。一日・十三日・二十五日は同じ場所
午の宮から数えた十八日は亥に止まる。未の宮から数えた十三日は十二宮ぶん進んで、左輔のいる未の宮へ戻る。

二行目の例が規則をよく示しています。十三日は一日のちょうど十二日後なので、三台は一周して左輔の宮に重なります。三台自体の置き方と読み方は別の記事三台にあります。

書は左輔をどこに分類しているか

巻二の「諸星を南北斗と五行に分ける」節は、十四主星と文昌・文曲を挙げたあと、輔弼の二星が北斗に属することを述べ、最後に範囲を区切る一文を置きます。

以上、紫微から輔弼までの十八星は、すべて南北斗の正曜である。魁・鉞・天馬も吉星だが、正曜には入れない。

『紫微斗数全書』巻二「論諸星分属南北斗」、現代語訳は本稿による

数えてみましょう。十四主星に文昌・文曲、左輔・右弼を足すと、ちょうど十八です。書のいう「正曜」は左輔・右弼までで、天魁・天鉞・天馬はその外に置かれます。サイトはこれらをまとめて補助星と呼びますが、この区切りは製品ではなく書に由来します。

照合したい点は二つで、どちらも「左輔にないもの」です。『全書』の廟旺表は十二行のどこにも左輔がなく、エンジンも等級を付けません。四化の表には一度だけ現れ、壬の年の化科です。『全書』の四化訣では、壬の句で化科の位置に置かれているのが天府で、エンジンの表とは違います。各派の取り方は化科で並べています。

旧暦の月唯一の入力。閏月は設定で分ける地支の位置辰を正月とし、順に数えて得る宮名命宮がどの地支にあるかで決まる同宮の星と四化盤を置いてから読む。壬の年は化科入力から読みまで、一つの左輔が通る四つの層
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旧暦の月唯一の入力。閏月は設定で分ける地支の位置辰を正月とし、順に数えて得る宮名命宮がどの地支にあるかで決まる同宮の星と四化盤を置いてから読む。壬の年は化科入力から読みまで、一つの左輔が通る四つの層
一つの左輔の四層:旧暦の月が地支を決め、命宮が宮名を決め、そのあとに同宮の星と四化が来る。
  1. まず旧暦の月を書く

    新暦の誕生日を換算します。閏月の生まれなら、設定が「分ける」か「全体」かも確認します。

  2. 次に地支を数える

    辰を正月として月まで順に数え、地支だけを書きます。宮名はまだ書きません。

  3. 最後に命宮で名付ける

    命宮が決まってから、その地支が何番目の宮かを数え、同宮の星を見ます。

二つの練習

練習一

旧暦七月生まれ。左輔はどの地支に入りますか。

辰が一月なので、七月は戌に入ります。

練習二

左輔が子の宮にあるとき、旧暦の何月ですか。

辰から子までは八つ進むので、九月です。

対になるもう一つの星は右弼で読めます。こちらは同じ月を逆向きに数えます。

読んだあとの疑問

旧暦八月生まれなら、左輔は必ず亥の宮ですか。

地支は亥です。辰を一月として八つ目が亥にあたります。ただし亥の宮が命盤の何番目でどの名前かは、命宮が決まってからでないと答えられません。同じ亥でも人によって宮名は違います。

新暦の何月生まれかは、左輔に関係しますか。

新暦の月そのものは関係せず、先に旧暦へ換算します。2024年8月1日は旧暦六月二十七日で左輔は酉、8月4日から旧暦七月で戌です。新暦の一か月が旧暦の二か月にまたがることがあります。

左輔には廟旺陷の等級がありますか。

ありません。『全書』の廟旺表十二行のどこにも左輔はなく、エンジンも等級を付けません。読むときの手がかりは、どの宮に入るか、どの星と同宮・会照するかです。

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資料・出典

  1. 維基文庫・紫微斗數全書・卷二:安左輔右弼星訣、安三台八座二星訣、論諸星分屬南北斗 ↗
  2. 維基文庫・紫微斗數全書・卷一:諸星問答論 ↗
  3. iztro:紫微斗数宫位系统(宫名与地支、身宫和三方四正) ↗
  4. 香港天文台・公历与农历对照表 ↗

続けて読む

右弼:戌の宮から月を逆に数える安星と、左輔との四つの関係 ↗