六十干支 日柱
第 39 柱 / 全 60 柱
- 度量
- 多才
- 仁厚
- 富貴
- 水
- 壬
- 納音
- 金箔金
- 十二運
- 病
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壬寅日柱の性格・恋愛・適職を解説【四柱推命】
壬寅は六十干支の第三十九柱。壬の陽水——大河、あるいは動きつづける広い水——が寅木の上を流れます。納音は「金箔金」。この座下に勢いを与えるのは、寅に蔵された一本の生成のつながりです。寅は甲木・丙火・戊土を蔵し、壬にとってはそれぞれ食神・偏財・七殺。かみくだけば、水が木(才能)を養い、その木が火(好機)を生み、その背後を推進力が支える——才能から実入りへと自らめぐる循環です。十二運では壬は寅で「病」。これは病気の意味ではなく、荒々しい力がやわらぎ、より内省的で融通のきく段階に移ったことを指します。古書はこの柱を「富貴を兼ねる」柱とし、判詞は「水火既済(水と火が調和する)」と称えます。
命式データ
- 日主(日干)
- 壬 · 水
- 座下の支(日支)
- 寅 · 木
- 納音
- 金箔金
- 蔵干と通変星
- 甲 = 食神 / 丙 = 偏財 / 戊 = 七殺
- 十二運
- 病
- 空亡
- 辰 · 巳
地支が内に持つもの
- 甲·食神本気
- 丙·偏財中気
- 戊·七殺餘気
地支には一つから三つの蔵干が含まれます。本気が最も重く、中気と餘気も読みに影響します。
日主が座す十二運の位置
十二運は長生から帝旺を経て絶へと巡ります。この柱の天干は自身の地支上で、図の強調された位置に座します。
四季を通した強弱
日主の五行を各季節の司令の気と照らした旺相休囚死です。旺の季節に生まれれば良いわけではなく、身強の命式は補うより洩らすことを好みます。
性格の特徴
壬寅日生まれの人は、視野が広く、機知に富み、控えめながら進取の気性を持つタイプです。座下のつながり——食神が偏財を生み、そこに七殺が志を添える——は、アイデアを価値に変えるのが得意な心のはたらきを描きます。状況の中の才能を見抜き、好機のありかを嗅ぎ分け、実際に動く度胸を持つ人です。大河が大地を流れるように、障害には正面からぶつからず回り込み、そして生来おおらか——食神が温かさとユーモア、気負いのない開放性を与え、人も好機も自然と引き寄せます。
「病」の段階は陽水の鋭さをやわらげ、より思慮深い落ち着きに変えます。壬寅の人は結果を無理に押し通すより、流れに乗り、場を読み、通れる道を見つけます——それこそが本当の強みであることが多いのです。好機と野心を同時に抱える座下の裏面は、ある種の落ち着かなさ。前の仕事が終わらないうちに次のアイデアを追ったり、豊かな才能を戦線に広げすぎたりしがちです。良い状態では、心の広い価値の作り手。プレッシャー下では同じ力が散りやすく、成長は「広さを深さに収める」ことにあります。
生まれ持った強み
- ✦視野が広く機知に富む
- ✦食神生財——才を収益に変える
- ✦流れに乗り障害を回り込む
- ✦気前よく温かく人を惹きつける
成長の課題
- ◦落ち着かず次々に新しさを追う
- ◦才能を戦線に広げすぎる
- ◦大局を見て細部を見落としがち
- ◦重圧下で推進力が散りやすい
恋愛・結婚の傾向
木の上を流れる水は、温かく、気前がよく、人を惹きつけるパートナー像を示します。壬寅の人は一緒にいて楽しく、惜しみなく与え、周囲の人に心から関心を寄せるタイプなので、想いを寄せる人は絶えません。関係の中では気持ちよく与え、時間でも資源でもアイデアでも、自分の持てるものを分かち合うのを楽しみます。ともにいる相手は、縛られるより世界が広がるように感じることが多いでしょう。
恋愛の課題は、落ち着かなさより「錨を下ろす」こと。流れる水は常に前へと引かれ、座下の財星は視線を新しい地平へ向けさせがちなので、最も深い関係は、次の流れを追いつづけるのではなく、留まって深めようと選んだときに育ちます。長い目で見て壬寅の人が最も望むのは、人生への意欲を分かち合いながら、帰ってこられる安定した岸辺も与えてくれるパートナー——その気前よさを尊びつつ、その気性を囲い込もうとしない相手です。
適職・仕事のスタイル
食神が偏財を生み、七殺が推進力を添える座下は、才能と好機をそのまま収益に変える分野に向いています。事業・起業、創造性と商業を結びつける仕事、貿易や交渉、マーケティングなど、機転と好機を嗅ぎ分ける力が報われる幅広い役割です。壬寅の人は機知に富み、守備範囲の広いリーダーになり、臨機応変に、一つのアイデアから事業を立ち上げるのが得意です。
動く余地があり、成果が実績に結びつく場所で最も力を発揮し、硬直的で範囲を狭く決められた役割では持ち味が出にくくなります。七殺は規模と重圧を引き受ける野心を与え、食神は仕事を人間味と工夫のあるものに保ちます。古典の判詞にいう「富貴を兼ねる」柱とは、キャリアに訳せば確かな稼ぐ力そのもの——才能と好機を、他人が対価を払いたくなる価値に変えることを強みとする日主です。
金運と財
壬寅は座下の財の道がとても豊かです。食神(甲木)が偏財(丙火)を生み、その背後を七殺(戊土)が支える——古書が「富貴を兼ねる」とまとめる食神生財のつながりそのものです。この日主は生み出す力と才能がともに強く、お金は「食神生財」で才を製品や好機に変え、七殺の胆力で思い切って動くことで入ってきます。慎重に貯め込むより、才を活かして得る形です。
お金との向き合い方は積極的でおおらか——大局を見て、投じることも与えることも厭いません。そのおおらかさに見合う実務的な注意は、次の好機へ急ぐあまり細部がこぼれやすいこと。すべてを一度の大勝負に賭けず、余力と退き道を残しておくとよいでしょう。
健康と活力
日主の壬陽水は腎・膀胱・泌尿生殖器と骨を、寅中の木は肝・胆・神経をつかさどります。木が水を洩らして外へ向かわせるため、注意は主にペース配分と休息にあります——才能を多方面に広げすぎると水を消耗し、木気が滞ると緊張を生みます。養生は、水分と保温を心がけ、睡眠を守り、穏やかで規則的な運動を加え、感情の健やかな出口を持つこと。(五行傾向の養生の目安で、医療診断ではありません。)
開運のヒント
壬寅の成長テーマは、広さを深さに収めること——そして、蒔いたものを刈り取れるだけの時間をとどまることです。座下の食神生財のつながりは、アイデアも好機もたやすく運んできますが、流れる水の落ち着かなさは、今の仕事が熟す前に次の好機へと引っぱりがちです。具体的には——自分の才能に最も合う一つを選び、心躍る初期を越えて踏みとどまり、七殺の推進力を、半端に散らばった十の企てではなく、一つの明確な目標に注ぐこと。気前のよさはあなたの本当の強みです——ただ、与えると同時に、自分のためにも長続きする土台を築くことを忘れずに。
生まれ季節による違い
相性早見(合・冲)
この地支と他の十一支の関係
- 六合
- 三合
- 冲(相冲)
- 刑(相刑)
- 害(相害)
金の実線が六合、金の破線が三合局。赤の実線が沖、赤の破線が刑、琥珀が害です。
*これは日支だけで見た簡易相性です。本格的な相性鑑定は命式全体で見ます。
本格的な相性鑑定へ →古典の判詞
水火既済なり。壬寅の時は大吉。
出典:『三命通会』
古典の判詞は「水火既済、壬寅の時に見れば大吉」。平たく言えば——寅の蔵干に生成のつながりが潜むため、すなわち食神(甲木)が偏財(丙火)を生み、その背後に七殺(戊土)が控えるため、水が木を養い、木が財の火を生み、五行が争わずに相生します。この釣り合いのとれた、自らめぐる気配こそが「水火既済」の指すところであり、古書が壬寅を富貴を兼ねる柱と高く評価する理由です。「壬寅の時」については、時柱がうまく組み合わさればこの格がさらに良くなるという意味。いつものとおり、日柱の本当の高下は命式全体との呼応で決まります。
よくある質問
壬寅日柱の人はどんな性格ですか?
視野が広く、機知に富み、気前がよく進取的なタイプです。アイデアや好機を価値に変え、障害には正面からぶつからず回り込みます。座下の食神・偏財・七殺が才能・好機を嗅ぐ力・野心を司り、「病」の段階が融通のきく柔らかさを添えます。プレッシャー下では、同じ力が戦線を広げすぎることもあります。
壬寅日柱は良い日柱ですか?
古典の評価は高めです。判詞「水火既済」と「富貴を兼ねる」という評判は、座下で食神が偏財を生み、七殺が推進力を添えるつながり——才能から実入りへと自らめぐる循環——から来ています。ただし最終的な高下は、残りの三柱がこの均衡をどう支えるかで決まります。命式全体を見ることが大切です。
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