六十干支 日柱
第 7 柱 / 全 60 柱
- 誠実
- 不屈
- 自律
- 外剛内柔
- 金
- 庚
- 納音
- 路旁土
- 十二運
- 沐浴
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庚午日柱の性格・恋愛・適職を解説【四柱推命】
庚午は六十干支の第七柱。庚の陽金——まだ磨かれていない鋼——が午火の上に座します。午の蔵干は丁火と己土で、庚にとっては正官と正印。官が印を生み、印が身を生む「官印相生」の護りが座下に備わっています。十二運では庚は午で「沐浴」。一方、古典の判詞はこの地をあえて「死」と呼びます——午は火が最も盛んな場所で、火は金を鎔かすからです。それでも官印が護るため、古書の評は「敗れても困窮せず」。炉の中で鍛えられる金——それが庚午の姿です。
命式データ
- 日主(日干)
- 庚 · 金
- 座下の支(日支)
- 午 · 火
- 納音
- 路旁土
- 蔵干と通変星
- 丁 = 正官 / 己 = 正印
- 十二運
- 沐浴
- 空亡
- 戌 · 亥
地支が内に持つもの
- 丁·正官本気
- 己·正印中気
地支には一つから三つの蔵干が含まれます。本気が最も重く、中気と餘気も読みに影響します。
日主が座す十二運の位置
十二運は長生から帝旺を経て絶へと巡ります。この柱の天干は自身の地支上で、図の強調された位置に座します。
四季を通した強弱
日主の五行を各季節の司令の気と照らした旺相休囚死です。旺の季節に生まれれば良いわけではなく、身強の命式は補うより洩らすことを好みます。
性格の特徴
庚午日生まれの人は、陽金の本性——決断力、義理堅さ、不公平を見過ごせない気性——をそのまま持っています。座下の正官は自律心と名誉を重んじる姿勢を、正印は学びと目に見えない後ろ盾を示します。外見はクールで口数が少なく、内側には午火の熱、つまり静かな情熱と負けん気を秘めたタイプ。多くを語らないぶん、約束したことは必ず果たす信頼感があります。
「死地に座しながら官印に護られる」という緊張感は、人生の歩み方にも表れます。庚午の人は逆境に折られるのではなく、逆境に鍛えられて強くなる傾向があります。本当に苦しい局面では、組織や目上の引き立て、あるいは自らの誠実さのいずれかが最後の支えになりやすい——古書の言う「敗れても困窮せず」です。ただし圧力が長く続くと、同じ鋼の性質が頑固さとして表に出て、頭を下げること・折れること・言葉を和らげることが苦手になりがちです。
生まれ持った強み
- ✦決断力があり約束を守る
- ✦自律的で名誉を重んじる(正官)
- ✦逆境に鍛えられ折れない
- ✦学びと見えない後ろ盾(正印)
成長の課題
- ◦プレッシャー下で頑固になりがち
- ◦物言いが硬く味方を失いやすい
- ◦思いやりを金の殻に秘めがち
- ◦静かな外見の内に熱と焦り
恋愛・結婚の傾向
座下にあるのは財星ではなく官と印。恋愛観は真面目で、駆け引きは得意ではありません。一度心を決めれば、約束と責任を軸にした誠実なパートナーになります。金の下に火がある配置は典型的な「外剛内柔」——打ち解けるまでは時間がかかりますが、温まってからは安定します。
古法では、女性の命式で日支に正官があるのは「夫星が定位置に座る」象とされ、責任感のある誠実な伴侶に恵まれやすいと言われます。男女を問わず、庚午の人の課題は表現です。金の殻の中に黙って抱えた思いやりは、相手に届かないことがあります。温かい言葉を口に出すこと——それが関係の半分を決めます。
適職・仕事のスタイル
官印相生の座下は、制度と責任のある世界に向いています。管理職、公務、法務・コンプライアンス、エンジニアリング、品質・安全管理など、「プレッシャーの中で正しくやり遂げる」仕事で真価を発揮します。
金は火を得てはじめて器になります。庚午の人は要求水準の高い環境ほど成長が速く、基準のない緩い環境では逆に鋭さが鈍りがちです。判詞の「敗れても困窮せず」をキャリアに訳せば、人一倍の粘り腰ということ。業界の谷でも持ちこたえる支えは、景気に左右されない二つのもの——誠実さ(官)と本物の実力(印)です。
金運と財
庚午は官印に座し(午の蔵干、丁火が正官・己土が正印)、財星は透らないため「財を座す」タイプではありません。この柱の財は「官印」の道筋——地位・名声・積み上げた資歴を対価に得るもので、利を直接追う形ではありません。安定した給与、組織、明確な職階のある環境のほうが、自由な取引の世界より庚午を活かします。
お金の本能は堅実で慎重。投機的な短期売買よりも、身の価値を高める資歴と実力にお金をかけ、職階・専門性・評判に複利を効かせるのが向きます。素早く出入りする高リスクの賭けは、この柱の気性に逆らいます。
健康と活力
日主の庚金は肺・大腸・呼吸器・皮膚を、座下の午火は心と血脈をつかさどります。火が旺じて金を剋する配置では、上部の熱・乾きと、呼吸器や皮膚の乾燥に注意——強度に緩急をつけ、水分を十分にとり、呼吸と休息を守ることが大切です。養生は、規則的な有酸素運動、新鮮な空気、そして圧力が頂点に達する前に自分を冷ますこと。(五行傾向の養生の目安で、医療診断ではありません。)
開運のヒント
庚午の成長テーマは、プレッシャーとの和解です。「火に鍛えられること」を運命の意地悪ではなく、器になるための工程と捉えること。具体的には——挑戦的な役割をあえて引き受け、座下の官印の護りを実際に働かせることです。同時に、硬くなりがちな物言いには注意を。強すぎる言葉は、本来なら原則が勝ち取れたはずの味方を遠ざけます。鋭さは天分、抜き差しは修練です。
生まれ季節による違い
相性早見(合・冲)
この地支と他の十一支の関係
- 六合
- 三合
- 冲(相冲)
- 刑(相刑)
- 害(相害)
金の実線が六合、金の破線が三合局。赤の実線が沖、赤の破線が刑、琥珀が害です。
*これは日支だけで見た簡易相性です。本格的な相性鑑定は命式全体で見ます。
本格的な相性鑑定へ →古典の判詞
庚金は死に座すも、午に官・印を自ら座す。敗るれど窮せず。
出典:『三命通会』
『三命通会』の判詞は「庚金は死に座すが、午の上に自ら官・印に座す。敗れても困窮せず」。平たく言えば——古法では午は火の最も盛んな地で、庚金にとっては鎔かされかねない「死地」。しかし午の蔵干の丁火は正官、己土は正印であり、官が印を生み印が身を生むため、日主は常に護られている。だから逆境に落ちても立ち直れる、むしろ鍛えられて器になる柱だ、という意味です。
よくある質問
庚午日柱の人はどんな性格ですか?
外はクールで内に熱を秘めた、自律心の強いタイプです。座下の正官が責任感と名誉心を、正印が学びと後ろ盾を示します。口数は少なくても約束は必ず守る誠実さが持ち味で、プレッシャーに強い一方、頑固に見られることもあります。
庚午日柱は良い日柱ですか?
古典の評は「敗れても困窮せず」。火の旺地に座す厳しさはあるものの、官印の護りがあるため、逆境で鍛えられて伸びる柱とされます。最終的な吉凶は残りの三柱との組み合わせで決まるため、命式全体を見ることが大切です。
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