命式の計算方法と、検証のしかた
同じ出生情報・同じ時刻基準の設定・同じ計算規則からは、同じ四柱が出ます。このページでは、どの規則で計算し、どう検証し、どこに限界があるかを書きます。お手元の暦で結果を確かめられます。
最終確認:2026-10-15 · 計算規則 ID e33c7b5c · lunar-javascript 1.7.7 · astronomy-engine 2.1.19 · コミット 0c87234b
お約束すること、しないこと
- お約束するのは、同じ出生情報と時刻基準の設定なら、同じ計算規則のもとで同じ四柱になることです。規則はページ上部の計算規則 ID と確認日で特定され、暦ライブラリのバージョンも併記します。規則の変更は更新履歴に残します。
- AI 解釈が「当たる」とは約束しません。このページは四柱と大運の計算だけを扱い、解釈の質は別に評価します。
- 「AI は正確」を根拠にはしません。ここにある数字は、再実行できる検証スクリプトの結果であり、口コミではありません。
計算の規則
- 年柱:立春の正確な瞬間に切り替わります。1 月 1 日でも旧正月でもありません。
- 月柱:12 の「節」(立春・啓蟄・清明・立夏・芒種・小暑・立秋・白露・寒露・立冬・大雪・小寒)の正確な瞬間に切り替わります。
- 「節」は太陽が特定の黄経に達する瞬間で、世界中で同じ時刻に起こります。暦ライブラリは北京時間(UTC+8)で表すため、出生の瞬間を先に北京時間へ換算してから比べます。東京でもニューヨークでもロンドンでも同じです。
- 日柱:六十日の周期が途切れず続き、広く知られた基準(1949 年 10 月 1 日が甲子の日)で確かめられます。日の区切りは、選んだ時刻の基準(標準時・地方平均時・真太陽時)の 0 時です。
- 時柱:二時間ごとに一つの時で、子の刻は 23:00〜01:00 です。夜子時(23:00〜23:59)は日柱を変えず、時干は翌日の日干から数えます。下の表が実測値です。
- 大運:順逆は年干の陰陽と性別で決まり、出生から次(または前)の節までの間隔を三日=一年で換算します。換算後の出生の瞬間をそのまま使います。
- 時刻の基準:既定では、中国国内の東経 97.5° より東は北京時間のまま補正せず、西は地方平均時を使います。国外は補正量が 30 分に達するときだけ地方平均時を使い、結果ページで切り替えられます。これはメインの命式の規則で、一部のツールは出生地を選ばないと地方平均時の補正をしません。
子の刻前後の実測
2024 年 3 月 10 日の深夜前後で、エンジンが実際に出す値です。夜子時の扱いを示します。
| 時計の時刻 | 日柱 | 時柱 |
|---|---|---|
| 00:00 | 癸酉 | 壬子 |
| 00:59 | 癸酉 | 壬子 |
| 01:00 | 癸酉 | 癸丑 |
| 22:59 | 癸酉 | 癸亥 |
| 23:00 | 癸酉 | 甲子 |
| 23:59 | 癸酉 | 甲子 |
どう検証したか
検証は五つの部分に分かれます。基準(天文ライブラリ、ユリウス日の式、十二の時の規則、Meeus の式)は、命式の計算に使う暦ライブラリとは無関係です。月・年の切り替わりの項目だけは、出生地ごとの時刻換算が一貫していることを確かめるため、その暦ライブラリ自身の節の時刻とも比べます。ライブラリやエンジンを更新するたびにスクリプトを再実行し、ここの数字も更新されます。
- 節の瞬間:天文ライブラリ astronomy-engine で太陽の視黄経から 1900〜2100 年の 2412 個の節の正確な時刻を求め、暦ライブラリの節気表と一つずつ比べました。平均差 12.7 秒、最大 62.4 秒、60 秒を超えるもの 1 個(1900-1999:平均 11.1 秒・最大 47.5 秒;2000-2099:平均 14.1 秒・最大 62.4 秒)。これは独立した二つのモデルの差であって、どちらか一方の誤差とは言えません。地球の自転の長期的な外挿(ΔT)はどちらにとっても予測値で、どちらも真値ではありません。
- 実際の月・年の切り替わり:本物の計算関数に対し、各節の前後 24 時間を分単位で二分探索し、月柱(立春では年柱も)が実際に変わる分を調べました。出生地は 5 か所で、北京は毎年、他は 5 年ごとに 1 年を抜き出し、いずれも標準時の時計の時刻を「標準時」の基準で入力しています。表の三列目は独立した天文暦との最大のずれで、暦ライブラリと天文暦の差と分への丸め(最大 60 秒)を含みます。四列目は暦ライブラリ自身の節の時刻から 0〜60 秒の枠の外に出た件数で 0 件。出生地ごとの時刻換算が一貫していることの確認です。
- 日柱:1900 年 1 月 1 日、2100 年 12 月 31 日、うるう日、1949 年 10 月 1 日の基準を含む 2005 日をユリウス日の式と比べ、不一致は 0 件でした。
- 時柱:一日の 1440 分すべてを十二の時の区切りと五鼠遁の規則と比べ、不一致は 0 件でした。
- 真太陽時の均時差:製品は低次の近似式を使っています。Meeus の式と太陽の視赤経(2000〜2030 年の毎日)と比べた差は、平均 0.48 分、最大 1.41 分です。出生時刻が時の境に近いときは、結果を不確かなものとして扱ってください。
| 出生地(時計の時刻) | 確認した節の数 | 天文暦との最大のずれ(秒) | 枠の外 |
|---|---|---|---|
| 北京(UTC+8) | 2412 | 114.5 | 0 |
| 東京(UTC+9) | 492 | 94.2 | 0 |
| ニューヨーク(UTC−5・標準時) | 492 | 94.2 | 0 |
| ロンドン(UTC+0) | 492 | 94.2 | 0 |
| シドニー(UTC+10・標準時) | 492 | 94.2 | 0 |
ご自身で確かめる
2024 年の立春は北京時間 2024-02-04 16:27:07(UTC 08:27)です。次の表は、その前後 2 分に各地で生まれた人の年柱と月柱をエンジンがどう出すかを示します。どの暦でもこの瞬間を調べられ、切り替わりはちょうど二つの時刻の間にあるはずです。
| 出生地 | 現地の時計の時刻 | 年柱 | 月柱 |
|---|---|---|---|
| 北京(UTC+8) | 2024-02-04 16:25 | 癸卯 | 乙丑 |
| 北京(UTC+8) | 2024-02-04 16:29 | 甲辰 | 丙寅 |
| 東京(UTC+9) | 2024-02-04 17:25 | 癸卯 | 乙丑 |
| 東京(UTC+9) | 2024-02-04 17:29 | 甲辰 | 丙寅 |
| ニューヨーク(UTC−5・標準時) | 2024-02-04 03:25 | 癸卯 | 乙丑 |
| ニューヨーク(UTC−5・標準時) | 2024-02-04 03:29 | 甲辰 | 丙寅 |
| ロンドン(UTC+0) | 2024-02-04 08:25 | 癸卯 | 乙丑 |
| ロンドン(UTC+0) | 2024-02-04 08:29 | 甲辰 | 丙寅 |
既知の限界
- 夏時間は自動では引かれません。夏時間を除いた時計の時刻を入力してください。夏時間の時計の時刻のまま入れると、夏時間中に生まれた方の時柱は約半数が一つずれ、0 時から 1 時の間の日柱も誤り、節の前後 1 時間以内なら年柱・月柱も誤る可能性があります。現在、命式フォームにこの注意書きはありません。
- 過去のタイムゾーン:エンジンは出生地の現在の標準時で計算し、過去のタイムゾーンは調べません。生まれた年の現地標準時が現在と異なる場合は、現在の標準時に直してから入力してください。
- 旧暦入力(閏月を含む)の換算は独立した検証をしておらず、このページの数字には含まれません。
- 出生時刻は分単位です。節や時の境から 2 分以内では、どちらの結果もあり得ます。それを不確かさの範囲として扱ってください。
- 2050 年以降は、各モデルが地球の自転を別々に外挿しており、その差は誤差の大きさを表しません。
- 保存済みの命式と生成済みの有料レポートは元の四柱のままです。出生情報からその場で計算する機能は新しい規則で表示するため、該当する方は画面によって月柱が違って見えることがあります。該当するのは、出生地の標準時が北京より N 時間遅く、節の後 N 時間以内に生まれた方、N 時間早く、節の前 N 時間以内に生まれた方、そして地方平均時または真太陽時を使う命式(中国の東経 97.5° より西、または手動選択)で節の前後に生まれた方です。
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